60歳以上のポイ活事情、最もよくためるのは「楽天ポイント」が4割超 フルーツメール調査

ECのミカタ編集部

楽天ポイントためているユーザーが約半数!?60歳以上、シニア層のポイ活事情を調査

アイブリッジ株式会社(以下:アイブリッジ)が運営するポイントサイト「フルーツメール」は、60歳~89歳の男女1000人を対象に実施した「ポイ活に関するアンケート」に関する結果を公表。本記事ではECにも関係が深いポイントのため方や、よくためられているポイントなど、一部内容を紹介する。

調査概要

◆調査期間:2025年1月8日
◆調査対象 :全国の60歳以上~89歳以下の男女
◆調査人数:1000人
◆調査機関 :自社調査
◆調査ツール:Freeasy
◆調査方法:インターネットによる任意回答
◆有効回答数:1000人(男性500人/女性500人)
◆出典元:ポイ活に関するアンケート(フルーツメール)

日常生活で「ポイ活」をしているシニア世代は88.6%

本調査で「日常生活の中で、ポイ活(ポイントを貯める活動)をしていますか」と質問したところ、88.6%が「している」と回答。シニア世代の多くの人がポイ活をしていることが明らかとなった。男女比でも女性は約91%、男性も約86%と、性別を問わず多くの人が行っているという。

質問「日常生活の中で、ポイ活(ポイントを貯める活動)をしていますか。」に対する回答

「通知やメール」でお得情報を入手

期間限定のポイントアップキャンペーンといった「お得な情報」の入手経路について、最も頻度の高いものを質問したところ、「通知やメール」が57.34%と一番多かった。「ショッピングサイト(10.84%)」「インターネット広告(8.24%)」がそれに続いたが、一方で「情報を入手したことがない」も7.45%となり、情報収集に積極的でない層も一定数いることが見受けられる。

この結果から、アイブリッジは「シニア層への情報発信にはメールや通知が効果的ですが、SNSや広告を組み合わせることで、より幅広い層へのリーチが期待できる可能性がある」と考察している。

質問「期間限定で獲得ポイントがUPするキャンペーンなどのお得な情報を、どこから入手していますか。最も頻度が高いと思うものを、ひとつだけ選んでください。」に対する回答

また、最もよくためているポイントの上位5つは以下の通りとなり、「楽天ポイント」が圧倒的に多い結果となった。

◆楽天ポイント:43.23%
◆PayPayポイント:13.21%
◆dポイント:11.85%
◆Vポイント:9.71%
◆WAONポイント:8.24%

質問「最もよく貯めているポイントを、ひとつだけ選んでください。」に対する回答

日常的に手軽にためられる範囲でポイ活を楽しんでいるシニア世代

主なポイントのため方については「アンケート回答」が36.2%と最多になり、男女問わずアンケートを活用してポイントをためる人が多いことが判明した。続いて「ネットショッピング」(24.3%)が多く、楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの利用がシニア層にも広がっていることがうかがえる。

「実店舗での買い物」(13.77%)も一定の割合を占めたが、その他の方法は1割以下に留まる。中でも「モニター応募」や「投資・資産運用でのポイント還元」を選んだ人はごく少数となり、シニア層には手軽で取り組みやすいポイ活が支持されているようだ。

質問「主なポイントの貯め方について、最も頻度が高いと思うものをひとつだけ選んでください。」に対する回答

また直近半年間で1カ月間に平均で何円分のポイントをためるているか、という質問では、「500円~1000円未満」(30.9%)と「1000円~5000円未満」(31.0%)がほぼ同率。「500円未満」(27.4%)という回答も多く、これらの結果から、シニア世代の多くには日常的に手軽に貯められる範囲でポイ活を行っていると言えるだろう。

ポイント付与やポイントアップキャンペーンといった施策では、ターゲットに応じて訴求方法を練ることが、より高い効果につながりそうだ。本調査で判明した傾向も参考にしていただきたい。


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