ロジレスがTemuとのAPI連携に向けて協業開始 4月リリース目指す
株式会社ロジレスが提供するEC自動出荷システム「LOGILESS」は2025年2月27日、日本でもユーザーを増やしているオンラインマーケットプレイス「Temu」とのAPI連携に向けて協業を開始したことを発表した。ロジレスによれば本件は日本初の事例であり、2025年4月中のリリースが予定されている。
Temuに出店しやすい環境を整え、国内事業者の販路拡大を支援
グローバルで成長を続けるTemuは2023年7月に日本市場に進出し、2025年1月には日本国内の販売事業者を自社のオンラインマーケットプレイスに招致するプログラムを開始していた(※1)。
ロジレスはEC自動出荷システム「LOGILESS」とTemuとのAPI連携に向けた協業開始の背景として、「日本の企業がTemuに出店しやすい環境を整えることで、日本国内のEC事業者の販路拡大を支援し、グローバル市場での競争力向上を目指すことを目的として今回の協業に至った」としている。
“Temuに対応する国内のOMSが存在しない”という課題を解決
本連携ではまず、日本のEC事業者が国内向けに配送するビジネスモデルに対応。“Temuに対応する国内のOMS(受注管理システム)が存在しない”という課題を解決し、既存商流を維持しながらTemuへの出店を実現できるという。連携のイメージは下記の図で示されているが、「LOGILESS」を利用すればAPI連携によりTemuの受注データを自動で取り込み、在庫のリアルタイム同期が可能になる。
※画像出典:日本初!ロジレス、ECプラットフォームTemuとのAPI連携に向け協業を開始(株式会社ロジレス)
2025年4月中のリリースを予定しているという今回の取り組み。ロジレスでは「今後はLOGILESSをご利用のTemu出店者の越境EC対応を支援する連携も進め、グローバル市場での販路拡大を支援していく」と将来的なビジョンを表明している。編集部でも次なる展開を注視していきたい。
※1:参考記事「Temuが日本の販売事業者を招致するプログラムを開始」