PayPay、返金と称して残高をだまし取る手口に対して注意喚起

ECのミカタ編集部

悪質なショッピングサイトでの詐欺にご注意ください

PayPay株式会社(以下、PayPay)は2025年2月27日、消費者がショッピングサイトで商品購入の手続きをした後、「在庫がないためPayPayで返金します」と称してPayPay残高をだまし取る手口を確認していることを発表した。

ビデオ通話を通して送金や支払いをさせる手口

今回、PayPayが“主な手口”として発表したものは以下の通り。

◆返金手続きと称してLINEなどのビデオ通話を利用。「PayPay」の操作を指示し送金や支払いをさせる。

本件に対して同社は「『PayPayで返金する』と言われても、操作は行わないでください。ショッピングサイトから支払いの返金を受ける際、送金や支払い、アプリでの番号入力などの操作が必要になることはありません」と注意を呼びかけている。また、送金する際は、送り先に不審な点がないか、改めて確認するよう促した。

疑わしい送金時には警告メッセージ表示も

「PayPay」ではこれまでの取引状況や、ユーザー自身のPayPayアプリの利用状況などを参考にして、詐欺などの不正な送金かもしれないと判断した場合は、送金時に警告メッセージを表示している。

送金時に掲出する警告メッセージのイメージ

PayPayによれば、同社はセキュリティ専任スタッフがテクノロジーを活用して24時間/365日体制で不正な利用がないかを監視しており、「不正利用を検知・判断した場合は、取引やアカウント利用を停止するなど、不正利用による被害拡大を防止している」としている。

PayPayを導入するEC事業者として、本件のような事例・手口があることを把握しておくべきだろう。顧客に対するアナウンスを含めて、ユーザーが悪質なショッピングサイト被害に遭わないよう改めて取り組んでいきたい。

※画像出典:悪質なショッピングサイトでの詐欺にご注意ください(PayPay株式会社)

◎関連記事:送金詐欺被害防止のために警告メッセージを掲出! スマホ決済での送金回数シェア92%の「PayPay」ユーザー向け対策強化


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事