メルカリ、高額商品の取引における本人確認の必須化を開始

ECのミカタ編集部

メルカリ、安心安全な利用環境の構築に向け、高額商品の取引における本人確認の必須化を開始

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は2025年3月19日より、高額商品の出品および購入時での本人確認(eKYC)(※1)を必須化すると発表した。
※1:Electronic Know Your Customerの略称。本人確認書類と顔写真撮影などによる、犯罪収益移転防止法に基づくオンラインで完了する本人確認方法。

安心安全に「メルカリ」を利用できる環境を構築

本人確認(eKYC)の必須化は、「メルカリ」の安心安全な利用環境の構築を目的としている。

本件の詳細は以下の通りとなる。

◆本人確認の完了が必要となる対象者
▷「メルカリ」で高額商品を出品・購入するすべての顧客
※本人確認が必要となる詳細な条件(金額含む)については非公開

◆本人確認の手続き方法
▷以下、いずれかの方法で手続きを実施する。
・マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る方式
・スマートフォンで本人確認書類とご自身の顔を撮影する自撮り方式

本人確認の強化を推進

メルカリはこれまで、多くの顧客が安心安全に利用できるよう、銀行口座登録や口座からの入金の際や不正対策において、本人確認を強化。2024年11月に公開した、安心安全に関する体制強化と新たな補償方針に基づいて、リスクの高い取引などに対しての本人確認も拡大させている(※2)。

こうした対策に加え、2025年3月19日より、新たに高額商品を出品および購入するすべての顧客に本人確認を必須化する。

同社は本件について、「高額な商品については本人確認を完了したお客さま間でのみのお取引となるため、今まで以上に安心してご利用いただけることになります」と説明。引き続き、正しく利用する顧客が不利益を被らないよう、より安心して利用できる環境を構築していく方針だ。

CtoC市場の健全な発展に向けた取り組みとして、今後の動向に注目したい。

※2 関連記事:メルカリ、安心安全に関する体制強化と新たな補償方針による対応を開始


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