日本郵便「スマートレター」とヤマト運輸「ネコポス」サービス比較

ECのミカタ編集部

レターパックより更に小型の封筒型郵便サービス

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、2015年4月3日より、新たな封筒型郵便サービス「スマートレター」の取り扱いを開始すると3月6日に発表した。
「スマートレター」は、本やCD、化粧品などの小型荷物を専用封筒で配送するサービス。重量制限は1kgまでで、既存のサービス「レターパックライト」がA4ファイルサイズ(34cm×24.8cm)に対し、同サービスは約半分の大きさ、A5ファイルサイズ(25cm×17cm)の荷物を配送するのに適している。
利用料金は全国一律180円で、全国への配送が可能。配達は、送付先の郵便受箱となっている。差出場所は全国の郵便窓口の他、ポストへの投函もできる。現在は、東京都内の郵便局・切手類販売所(コンビニエンスストア等)及び通販サイト「切手SHOP」のみでの専用封筒の販売となっているが、2015年5月中に千葉・埼玉・神奈川等に販売地域を拡大、以降も順次拡大していくとのこと。レターパックにある「郵便追跡サービス」には対応していないが、手紙などの信書も送付することができる。
小さくて安価、かつ細かい商品を多数取り扱うEC事業者にとっては、非常にありがたいサービスとなるのではないか。

他社サービスを追随する小型荷物向け郵便

他社サービスを追随する小型荷物向け郵便比較表はこちらからダウンロードできます→ https://www.ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=13108

類似サービスとしては、ヤマト運輸株式会社が4月1日より「ネコポス」を開始すると発表したばかり。「スマートレター」も、拡大するEC事業者の“小さな荷物をリーズナブルに送りたい”というニーズに応えての登場となる。
両サービスとも重量制限は同じ1キロまでだが、「ネコポス」に比べ多少コンパクトな「スマートレター」の料金はかなり安い。料金面では多少不利ではあるものの、「ネコポス」は大きさに余裕があり追跡サービスも付随するといった面で優れている。内容物の微妙な違いなどで、使い分けができそうだ。

EC事業者にとって配送サービスの切磋は、非常にありがたいこと。4月のサービス開始からは利用者の声を反映し、より良いサービスへと進化して欲しい。


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