電通×爽快ドラッグ、協業によるサービス提案・オムニチャネル施策検証などを開始

電通と爽快ドラッグが、爽快ドラッグのECサイトを活用したテストマーケティングにおける協業を合意
顧客企業が求めるマーケティングROI（投資収益率）の向上につながる提案
オムニチャネルへの対応も視野に入れた新しいマーケティングスキームの開発に着手

国内最大級の日用品ECサイトで電通と爽快ドラッグが提案と検証を実施

株式会社電通（以下、電通）と株式会社爽快ドラッグ（以下、爽快ドラッグ）は、爽快ドラッグが運営するECサイト（http://www.soukai.com/）を活用したテストマーケティングにおいて協業していくことを合意。同サイトで商品販売を行う企業向けに、より統合的なサービス提案とデータ活用、実店舗と連動したオムニチャネル施策などの検証を行っていくと4月6日に発表した。

本件の背景としては、広告コミュニケーションと売り場における販促活動をより効果的に連動させたい企業ニーズの高まりがあり、また、サイトのリッチコンテンツ化により、消費者はECサイトを「買い場」としてだけでなく、「情報収集の場」として活用する動き（ECサイトのメディア化）の強まりがある。これに対し、両社は、消費者ニーズに合致したサイト構築をはじめ、より柔軟に商品を組み合わせたり、インセンティブ施策を講じることで、顧客企業が求めるマーケティングROI（投資収益率）の向上につながる提案を行っていく。さらに、ここでの実売データを用いることで、広告と販促施策の実効性を検証し、次世代型ECサイトの構築や実店舗との連動など、オムニチャネルへの対応も視野に入れた新しいマーケティングスキームの開発にも着手していくとのこと。

なお、テストマーケティングの具体的な内容は、①集客における訴求内容と商品パッケージの最適な組み合わせ ②ターゲティングの実効性 ③インセンティブ内容によるCVR（実購入率）への影響 ④ECサイトと実店舗との相互送客の可能性などの検証となる。
爽快ドラッグのECサイトは、日用品サイトとして国内最大級。ここで行われるテストマーケティングは、これからのEC事業の大きな流れを生みだすと言っても過言ではないだろう。どのようなデータが得られるか、両社の今後の報告を楽しみに待ちたい。