GMOインターネットグループ、Google Cloudとともに「AI推進プロジェクト」を開始
GMOインターネットグループ株式会社は2026年10月9日、9月24日にGoogle Cloudと「AI推進プロジェクト」の開始を決定したことを発表した。
「Agentic Commerce」のサービス化に取り組む
GMOインターネットグループは2027年11月30日までに、AIエージェントを使いこなし日本で最もハイパーオートメーション化された企業グループになることを目標としている。この実現のため、今回「AI推進プロジェクト」を開始することとなった。
本プロジェクトでは、GMOインターネットグループが30年以上にわたり培ってきたインターネットインフラ、セキュリティ、決済、ECなどの事業・技術基盤などと、Google Cloudが持つAI・クラウド・データ分析などの先進技術を活用。グループ全体のAI活用をさらに加速させる。
新サービス開発では、GMOインターネットグループが展開するEC・決済・インターネットインフラなどの事業基盤にGoogle CloudのAI技術を活用し、「Agentic Commerce」に向けた基盤構築とサービス化に取り組む。
AIエージェントがユーザーの目的や意図を理解し、必要なサービスを横断的につなぐことで、これまでユーザー自身がサービスを探し、選択・利用していたプロセスをAIエージェントが支援する、新たな顧客体験の創出を目指すとした。
グループ全体の生産性向上とAI活用の高度化を目指す
「Agentic Commerce」に加え、本プロジェクトでは以下の3つの領域においても取り組みを推進させる。
◆Agentic Workflowへの移行
▷既存業務の一部をAIで効率化するだけではなく、Google Cloudの協力のもと、AIエージェントが業務を担うことを前提に業務プロセスそのものを再設計する「Agentic Workflow」への移行を進め、グループ全体の生産性向上とAI活用の高度化を目指す。
◆Data Agent共通基盤の構築
▷Google Cloudの協力のもと「BigQuery」および「Looker」を活用し、グループ全体で利用するデータや指標の定義を整理・統一することで、正しい数値に基づいてAIエージェントが稼働できる共通データ基盤の構築を進める。
◆Agentic Defenceによるセキュリティ強化
▷GMOインターネットグループのセキュリティ各社のノウハウに、Google CloudのAI・セキュリティ技術(Wiz、CodeMender、Mandiantなど)を活用し、AI時代の脅威に対応する「Agentic Defence」の構築を推進する。
フィジカルAI分野での展開も視野
本プロジェクトでは将来的にmフィジカルAI分野での展開も視野に入れている。
Google の「Gemini Robotics」を活用。GMOインターネットグループのGMO AI&ロボティクス商事が有する、フィジカルAI事業の知見と掛け合わせることで、AIとロボティクスの融合による新たな価値創出や社会課題の解決に向けた可能性を模索するとした。
GMOインターネットグループ 代表取締役 グループ代表である熊谷正寿氏は、本件について次のようにコメントしている。
「GMOインターネットグループは、インターネット革命後半戦の主役をAIとロボティクスと捉えています。Google Cloudとは、単にAIツールを導入する関係ではなく、ともに未来を創るパートナーとして、新たな価値を生み出していきたいと考えています」
今後はGMOインターネットの「GMO GPUクラウド」と Google Cloudとの連携によるGMOインターネットグループのサービス拡充についても、継続的に検討を進める方針を示している。AI活用を加速させる取り組みとして、今後の動向に注目が集まる。


