大日本印刷、アウトドア用品を取り扱うフリマアプリ「KURURi」提供開始

iOS版のフリーマーケット型アプリ「KURURi」の提供開始
スポーツやアウトドア用品など、趣味を楽しむ大人のためのアプリ
探しているモノを「リクエスト」でき、売りたいモノを「アピール」できる

2017年度の売上10億円を目指し、シェアリングエコノミー市場の創出を推進

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 以下、DNP)は、個人同士のモノの売買が簡単かつ安心して行えるCtoC取引サービス「KURURi(くるり)」を提供開始することを7月10日に発表した。

DNPは、使っていないモノ(余剰資産)を世に出せる場所をつくることで、人と人とをつなぎ、モノが長く大事に使われるエコシステムの提供や、シェアリングエコノミー(共有経済)市場の創出を推進。CtoC取引サービス「KURURi」の提供開始は、同事業のひとつとなる。DNPは、本サービスによって、2017年度までの累計で10億円の売上を目指すとしている。

「KURURi」(http://entry.kururiapp.jp)は、スポーツやアウトドア用品などを中心とするiOS版のフリーマーケット型アプリ。買い手は、「こんなモノが欲しい」などのニーズを「リクエスト」として投稿し、売り手はその「リクエスト」を参考に自分が売りたい商品を写真や紹介文などを付けて「アピール」として投稿することができる。キーワードから商品を検索できる「検索機能」、商品に対するコメントの投稿やお気に入り登録ができる「コミュニケーション機能」、ステータス管理が可能な「マイページ機能」、取引に関する重要情報を通知する「お知らせ機能」などを備えている。Android版の配信は、10月に予定されている。

料金の支払いは、DNPが提携する決済代行会社を介して、買い手から代金を一時的に預かる形となり、届けられた商品を買い手が確認・評価して、問題がなければ売り手に支払われる。エスクローサービスとして、DNPが個人間の取引を仲介するため、トラブル軽減につながる。なお、会員登録や出品、各種機能の利用は無料となるが、売買成立時には、DNPが売価の10%を手数料として売り手から受領するとのこと。

「KURURi」は、趣味を楽しむ大人をターゲットとしている。サイトを見ると、使い勝手の良さや見やすさを重視していることから、コアとなる層はシニア世代であるように思われる。山登りやランニングなど、健康志向が後押しし、アウトドアな趣味がシニアに受け入れられている昨今。探しているモノを「リクエスト」でき、売りたいモノを「アピール」できるようにした印刷会社の新たな挑戦は、多くのファンを掴むのではないだろうか。