人工知能を用いたECサイト向け購買行動解析・販促サービス『ZenClerk』の利用サイトが増えるわけは?

ECのミカタ編集部

CVRが200%アップしたECサイトもあるというサービス『ZenClerk』。
同サービスはEmotion Intelligence株式会社が開発、提供開始から2年が経過した。
dinosをはじめ大手通販サイトや海外向け通販サイトなど様々な企業に導入され、米投資ファンドから資金調達を受けるまでに成長している。

東京本社へ突撃インタビュー

このサービスの全貌とは?何故、ここまで急成長を遂げているのか?
今回、お話を伺ったのは、田中氏。

(記者)dinosなどにも採用され多くの企業でCVRを大幅に上昇させたと聞きましたが、そのZenClerkのシステムについてお聞かせ願えますか?
(田中氏)ZenClerkは、通販サイトに訪れた顧客の行動を読み取り、ユーザー単位で「購入を迷っているお客様」の背中を押すクーポンなどのインセンティブを提示するサービスです。
感情知能(最先端の技術を用いて行動から人の気持ちの変化を予測する人工知能)を使いサービスを提供しています。当社が開発したEmotion I/Oと呼ばれる予測エンジンは、通販サイトに訪れた顧客のブラウザ上の動き、例えばマウスやスクロール、タブの切り替えなどの動きを0.03秒毎にチェックし、ユーザーの行動を観察してパターンを読み取ります。そこから今、このお客様が何を求めていて、何を迷っているのかを感知し、購入を迷っているお客様にピンポイントで、最適なタイミングを狙って相手に応じたインセンティブを提示することで最後の背中を押すことが可能となっています。

予測エンジンEmotion I/O 開発のルーツを探る

(記者) まさに個々のEmotionalな部分を読み取った行動分析ですね。
それで社名も今のEmotion Intelligenceに変更されたとか。

(田中氏)実はそこに、そもそもの思想のルーツがあるんです。
当初、創業メンバーの一人がアマゾンでネットサーフィンをしていた時、
それを後ろのソファーから眺めていたもう一人が
「今、その商品買おうとして迷ったよね?」と言ったんです。PC画面を回遊するパソコンのマウスの動きからあなたの心が読めると。
元々EC業界で運用業務に関わっていたメンバーは、こういったマウスの動きを分析するツールがあったらサイトが喜ぶだろうねと直感した訳です。

(記者)それを直感したのが、代表の音田さんと桑山さんですか?

(田中氏)その通りです。実はここにもう一人メンバーがおりまして。
エンジニアとして長けたキャリアを持つ名島にコンセプトを持ちかけたところ、「やってみよう」と。その後、米国シリコンバレーで3ヶ月間、初期開発とマーケットリサーチを行い、世界にも通用するという手応えを持って帰国し、サービスの提供を開始しました。

経営者の立場に立って進化し続けるサービス

何気ない日常の行動から無意識の行動を読み取るアイデアから誕生し、今や組織は大幅に拡大、社名も新たに更に進化し続けるこのサービス。
日本初の在庫処分キャンペーン機能※や購入価格帯予測・インセンティブ出し分け機能※など、短期間に次々と新しいサービスが基本機能に追加され、ますます効果的な販促ツールとして密度が高まっている。

お話の中で、特に心に刺さったのは「単に売上アップを狙うのではなく、投資対効果を考え、本当の利益をあげるのが目的。我々はインセンティブのバラまきコストを削減します。改めて言いますが、購入を迷っている顧客にピンポイントで、最適なタイミングを狙って相手に応じた配信をするのが我々の強みです。何も打ち手を打たなくても購入することが予測されるお客様にはインセンティブは提示しません。」

画一的に相手構わずインセンティブを乱発していてはサイトのブランドイメージを損ない、また一時的に売上は伸びても、その分無駄にコストも掛かる。インセンティブについて最もECサイトの施策で利用することが多いのはクーポンだが、
クーポン乱発については面白いことに麻薬のようだとも表現されており、
顧客へのパフォーマンス効果は次第に効かなくなってくるのだという。
そこで開発された人工知能を使って効果的にクーポンを配信することで
CVRや単価など特定のKPIを最小コストで上昇させ本当の意味での利益をあげるのが目的なのだと。
個々に狙い撃ちされた、お得なインセンティブを使った顧客は心地良い購入体験ができ、サイトへの印象はアップ、EC店舗にとっては効果的にリピート客を呼びこむことができるであろう。

顧客ニーズ分析の為に必要な膨大なアルゴリズムはすでに十分蓄積されており近日、中・小規模ECサイト向けの「ZenClerk.S」もリリース予定で、9月1日からすでにプレセールス(先行予約販売)も開始されている。
今後はEC業界で、ますます見逃せない注目サービスになることに間違いない。

※在庫処分キャンペーン機能http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=4424 
※購入価格帯予測・クーポン出し分け機能http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=5050 

Emotion Intelligence株式会社
https://www.emin.co.jp/index.html


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