KDDIウェブ 専用サーバーでセールを押し上げ!

ECのミカタ編集部

KDDIウェブコミュニケーションズがCPIをリニューアル!

最近、大手モールはセールラッシュが続いている。大いに売り上げが伸びている一方で、大事なことを忘れていないか?あまりに注文が殺到しすぎて、”サーバーがパンク”なんてことも、考えられなくもない。今だからこそ、考えておきたい、この問題に応えるリニューアルをKDDIウェブコミュニケーションズが行った。

 株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ ( 以下、KDDIウェブコミュニケーションズ ) は、昨日、ホスティングブランド「CPI」専用サーバーにおいて、各種スペックの増強や、オンラインストレージ・ アプリケーションのインストーラー導入などのリニューアルを行ったと発表した。

サーバーは日々利用しながらも、直接触れる機会が少ないため、サーバーに力を入れているECショップは少ないかもしれない。しかしセールや特集ページなどで集客に力を入れると、ユーザーの増加にサーバーが耐えられなくなり、エラーを起こしてしまっている可能性がある。運営していると気づきにくいことだが、せっかく訪れたユーザーを逃してしまう機会損失は避けたい。今回、KDDI ウェブコミュニケーションズがリニューアルを行ったのは、スペックが高くエラーが起こりにくいホスティングブランド 「CPI」専用サーバーだ。

ホスティングブランド CPI では、物理専用サーバーと仮想専用サーバーの2種類を揃えており、実際に利用する際には「ハイブリッドプラン」 もしくは、「マネージドプラン」 を利用することになる。「ハイブリッドプラン」は、物理専用サーバーと仮想専用サーバーの複数台構成も可能になる、root 権限付きの専用サーバーである。また、「マネージドプラン」では、root 権限をKDDIウェブコミュニケーションズに預け、サーバー運用を全てKDDIウェブコミュニケーションズに委託するものである。

KDDIウェブコミュニケーションズ、リニューアルのポイント

今回のリニューアルでは、大きく2点、スペック増強とownCloudインストーラーの導入が行われた。

ハイブリッドプラン「CHP-S」において、各種スペックを増強と価格を改定が行われた。 提供する3プランのうち最上位プランにおいて、標準メモリ容量を 16GB から 32GB まで増量。 専用サーバーとして高い品質と性能を持つ上位2プランにおいては、従来最大 1.2TB であったディスク容量が 2.4TB まで可能になった。これに加え、専用サーバーに求められる大規模な開発においても料金を心配することなく利用できるよう月額料金を値下げしている。
これまでも大きな魅力であった1Gbps の高速共有回線や豊富なセキュリティ対策などの機能に、安定性、可用性が強化されている点は特に注目すべきだろう。

また、ownCloud のインストーラーは、マネージドプラン「CHM-Z」に導入された。ownCloud とは、サーバーにオンラインストレージを構築できるオープンソースのアプリケーション。通常、専用のオンラインストレージを構築するには、ユーザー自身でインストールする必要があり、技術的な知識や構築の手間がかかっていた。 CHM-Z のユーザーは、今回導入されたownCloud のインストーラーを利用することで、簡単に専用オンラインストレージの構築ができ、安全なファイル共有が可能になる。また、大容量のファイル共有が必要な場合には、高速アクセスや耐久性に優れた 1.2TB の SAS HDDもオプションで提供するという。

サーバーの選択には専門の知識が必要となるため、なんとなく費用で選んだという方もいるかもしれないが、ECショップの成長に必要な性能やサポート、費用など総合的に判断する必要があるだろう。サイトを訪れるユーザーが増えた、売り上げが上がったというタイミングにあるなら、またそれを目指しているのなら、サーバーもそれなりの性能が必要となってくる。 CPIは今回のリニューアルで性能と費用が同時にレベルアップしており、より使いやすくなった。この機会に自ショップのサーバーを見直してみるのが良いのではないだろうか。


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