楽天、ハングリード子会社化!店舗支援強化へ

ECのミカタ編集部

Cloud Robotは楽天市場出店店舗向けへ舵を切る

 EC事業者支援サービスを提供する「ハングリード株式会社」(以下、ハングリード)は全株式を楽天株式会社(以下、楽天)に売却し、楽天の完全子会社となったと発表した。

 ハングリードは、EC支援システム”Cloud Robot”を提供している。Cloud Robot は「広告効果改善」「在庫連動」「商品登録」「受注・顧客管理」の4種類の機能を持ち、店舗に合わせて必要なクラウドロボ製品を組み合わせて利用するもの。 2006年に創業以来、多店舗の在庫管理・商品管理・受注管理などの分野で1,000社を超えるEC事業者の支援をしてきた。
今後は楽天グループに参画することで、楽天市場の出店店舗を中心にしたECの支援サービスをさらに強化し、EC業界の活性化に貢献するという。

 ハングリードは”楽天グループとして「インターネット・サービスを通じて、人々と社会を"エンパワーメント"する」ことを基本理念とし、これからも「世界中のネットショップをハッピーに」というビジョン実現に向けて邁進して参ります。”としている。

多くのECショップが出展し、マーケットリーダーとも言える”楽天”に、その子会社として1000社以上のECショップを支援してきた”ハングリード”が加わることで、楽天への出店はより進めやすくなり、Cloud Robotの質もより高まっていくだろう。

その反面、これまで楽天市場への出店店舗に限らず、多店舗展開を支援してきたハングリードが楽天市場への出店店舗向けへと方向転換することで、ハングリードを利用する店舗にも変化が現れることが予想される。

楽天は、最近特に、ジャンルごとに強化する方向性を強め、それは、店舗のブランド価値をどう高めるかに、力点を置いた一つの考え方だが、そうやって店舗のブランド化を一層強化できれば、今度は、消費者に発信していくことが大事だ。2社の連携で本当の意味で店を育て、業界を、発展させていくことになるかもしれない。それだけにこの動きは注目だ。


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