ファッションの新時代到来!洋服は買わない!?

福島 れい

ファッションをレンタルするサービスが始まった。流行りのものを着用できる、管理する必要がなくなるという意味で、非常に便利だ。今後、普及すれば服を買うという文化がなくなってしまう。そんなこともあり得るかもしれない。

ファッションの新しい楽しみ方!「洋服のレンタル」

『10倍以上の新しい洋服との出会い』を楽しめるようになるサービスが始まった。それは株式会社グラングレス(以下、グラングレス) が提供する『Rcawaii (アールカワイイ)』だ。『Rcawaii 』とは、月額9,980円で返却期限なく、人気ブランド洋服を何度でもレンタルできるもの。レンタルする洋服はパーソナルスタイリストが利用シーンに合わせて全身コーディネートをしてくれる仕組みになっている。18~30代の女性を中心にオシャレな服をたくさん着たい人や、忙しくて買い物にいく時間がない人、何回か着てみてから買いたい人にとってうれしいサービスとなりそうだ。

利用の流れは、以下の4ステップ。
1.【登録する】無料会員に登録して、レンタル月額会員をスタート!サイズや好み等を入力する
2.【受け取る】お客様のサイズや服の好み、次に着るシーン等を元に、全身コーデされた服が届く
3.【楽しむ】スタイリストのコメントで着回しも簡単!
4.【返却する】クリーニングせずに、そのまま到着時の箱に入れて集荷やコンビニで簡単返却!

返却すると、次に着たいジャンルや利用シーンに合わせて、新しいコーディネートが届き、サイズが合わない、気に入らない場合は何度でもチェンジできる。また、レンタルして洋服が気に入った場合は、そのまま購入することも可能となっている。

主な取り扱いブランドは、rienda(リエンダ)、RESEXXY(リゼクシー)、Rady(レディ)、LIP SERVICE(リップサービス)、ZARA(ザラ)、ROYAL PARTY(ロイヤルパーティー)、DaTuRa(ダチュラ)、DURAS(デュラス)、EGOIST(エゴイスト)、MOUSSY(マウジー)、SLY(スライ)、MURUA(ムルーア)、snidel(スナイデル)、MIIA(ミーア)、dazzlin(ダズリン)、CECIL McBEE(セシルマクビー)、GOLDS infinity(ゴールズインフィニティ)、EmiriaWiz(エミリアウィズ)、CHEDEL(シェデル)、Dellyle NOIR(デイライルノアール)、MOERY(モエリー)、michell Macaron(ミシェルマカロン)、SPIRALGIRL(スパイラルガール)、EDDY GRACE(エディグレース)その他、ルミネ(LUMINE)、渋谷109(SHIBUYA109)、オーパ(OPA)、梅田エスト(EST)、小悪魔ageha、姉ageha、nuts、JELLY、Scawaii系など。

利用シーンに応じて、大人カジュアル系、セクシー系、オフィススタイル系(OL)、可愛い綺麗系、フェミニン系、各種ドレス・ワンピース系など希望に応じて選択することができる。

現在、「Rcawaii安心オープニングキャンペーン」として『レンタル一週間が完全無料』でRcawaiiを利用できるようになっている。サービスがよくわからない、どんな洋服が届くか不安といった人はこれを機に試してみると良いだろう。※2016年2月末まで。先着1000名様まで。

洋服を探す際には、サイズ、デザイン、素材など考慮したいことがたくさんある。リアル店舗では欲しいデザインに出会えなかったという場合でもECサイトでは好みのものを見つけやすい。しかし、サイズや素材など実物に触れないままでは不安な要素も多いのが洋服だ。そのように考えると、合わなければ取り替えてもらえるRcawaii は、非常に重宝されるサービスとなるだろう。また、流行という意味でもRcawaiiは強みを発揮する。各シーズンごとに流行の最先端を追いかけていくには、費用もかかるし、管理も大変だ。利用シーンを伝えるだけでよいという手軽さは大きな魅力だ。

洋服レンタルと聞いて思い出すのが、クロスカンパニーが「メチャカリ」というアプリを通して、earth music&ecologyをレンタルするサービスを始めていることだ。今やファッションアイテムを“買う”だけでなく、“借りる”という事も時代のトレンドになりつつあるように思う。

注目すべきは、Rcawaiiには、earth music&ecologyの落ち着いたテイストのファッションと異なり、特に若い層にファンが多い個性的なブランドが揃っている事だ。若い層の財布事情を考えると、これらのブランドがレンタルできるようになったこと自体が大きいのではないか。

ファッションをレンタルする、本当の幕開けはここかもしれない。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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