ユーザーと地域の自転車店を有機的に「つなぐ」

株式会社大塚商店（以下、大塚商店）は26日、ユーザーと地域の自転車店を有機的に「つなぐ」ことで地域活性化をしたいという思いを込め、2014年3月より自転車のインターネット通販サイト「CYCLE STORES 神奈川（以下、CS神奈川）」のサービスを開始することを発表した。

CS神奈川の特徴としては、「ネットで自転車を購入し、自転車店で受け取る」システムだろう。自転車のインターネット通販サイトはこれまでにもたくさん存在するが、購入後のアフターサービスなど、購入者には不安があるのも事実だろう。

これまでの自転車通販との違いとメリット

自転車店で受け取ることのメリットとして、サドルやハンドルの高さ、ブレーキの引きしろなど、ポジションの初期調整を購入者自身が行わず、自転車店で適切な調整をしてくれるという点がある。その人に合った「安全で快適な」自転車を提供できるというメリットだ。

また、購入後の点検や修理、整備、部品交換といったアフターケアも心配がいらない。現在CS神奈川には、神奈川県下41店の自転車店が参加している。今後も参加店舗の増数をはかり、購入者の最寄り店舗での引き渡しを目指しており、最寄りの自転車店ならば気軽に、手軽に立ち寄ることも可能となり購入後も安心だ。

インターネット通販の便利さとアフターサービスを兼ね備える新しい形

インターネットでの購入なので、自転車はいつでも購入が可能。店頭に気に入る自転車がない場合でも、インターネット上にある好きな自転車を選ぶことも可能だ。2014年3月現在では神奈川県下から41店の自転車店を選択して受け取ることが可能となっている。

インターネット通販の便利さと、初期調整やアフターサービスの心配もなく安心して自転車を購入ができる画期的なシステムだ。このシステムにより、インターネット通販による自転車のトラブルも解消されるだろう。

大塚商店では将来的には各都道府県で運営母体を募り、全国展開も視野に入れている。多くのユーザーが手軽に安心して自転車を購入できる日が待ち望まれる。