EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪

石郷“145”マナブ

1/31〜2/6のNewsをギュギュっとまとめました!

こんにちは~。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで!編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫!一週間特に注目された記事は…!

【速報】Amazonと最短1日で卸取引開始!全メーカーに朗報
http://ecnomikata.com/ecnews/backyard/7927/

緊急!オタマートの最近の動き、まとめてみた!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7919/

日本郵便、郵便料金割引の変更でDMコスト増!EMS値上も
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7928/

ヤマトのヤフネコが運ぶ、ヤフオク!のタカラモノ♪http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7933/

今年は”南南東”!コンビニ3社の恵方巻比較!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/7960/

Amazonが商品のマーケティングの場に

 今週、よく読まれた記事は、Amazonと最短1日で卸取引ができるって話です。個人的には結構、衝撃的なニュースだなって思います。例えば、メーカーさんがそれほど商品を持っていないとか、あるいは、まだその企業自体がそれほどの規模感になっていないとか、そういう場合に最適なのです。どうしても、いざ、メーカーが店に卸そうとすると、一回、問屋を挟んで店へと至りますが、問屋は、問屋でそのスケールメリットを意識します。できればたくさんの商品を扱っているメーカーを優先してしまいがちなんですね。そうすると、なかなか先程言ったメーカーさんがチャンスをつかめないわけです。
 
だからこそ、細かな契約なども簡略化して、即取引をして、その商品が売れるのかどうかの見極めができるということがとても大きな意味を持っている。しかも、見極めるには、ある程度の市場で試さなければならないですが、これもまた、Amazonという大きな売り場があるので、その商品が売れるものなのかを試すには最適なのだと感じます。つまり、簡単に、卸ができますよ、というレベルの問題ではなく、Amazonが商品のマーケティングをしてくれているような要素を持っていることが僕は大きいと思うんです。

なにより、Amazonにとってみれば、その品揃えを豊かにすることが、顧客満足度を上げるわけで、こういう風にして、あらゆる商品が集まるきっかけを自ら作っておくことで、ヒット商品の“たまご“を見逃さずに済むわけです。

  ただし、僕は思います。よーし!とりあえずAmazonに全部登録しちゃえ!というのも間違えだと思います。Amazonというプラットフォームでこそ、生きる商品もあるし、そうじゃないものもあると思うからです。メーカーは商品に思いを込めて作っているはずですから、自分たちの商品の個性やしかるべきタイミングに合わせて、売る場所を使い分けていく、つまり、Amazonをうまく活用して、自らの事業の発展につなげていくということで、この取り組みを最大限活用する意味が出てくると思うのです。

オタマートの事例に見る消費者の気持ち

さて、あとは、オタマートの話が読まれました。これって僕はCtoCにとって大事なニュースだと思うのです。ことの発端は、おそ松くん詰め合わせセットという出品があり、それを購入したら、カラフルなネイルが届いたというものです。その被害をTwitterで報告したところ、これがものすごい勢いで拡散され、炎上してしまったというわけです。こういう中で、注目すべきは、確かに炎上したのですが、オタマート自身はこのTwitterでの報告を受け、すぐに、この出品者を突き止め、料金が行かないように差し止めをしているという点にあるんですね。だから、事件は一転して収束へと進んだ、というわけです。

  企業においても、何か不測の事態が起こったときに、その事態を真摯に受け止めることが大事ですが、それをもって、企業がどういう対処をしたのか、という部分が今後のその企業の姿勢や信頼にとって、何より大事なことなんだということです。その点、この問題に対して、迅速な対応をしたという点においては、良かったと僕は思っています。そして、これが、企業側は、こういう事態にもあらかじめ備えるだけの準備しているからこそ、すぐに対処できたということなんです。

  でも、残念ながら、消費者は、そこまで理解がいっていない。実際のリアルなフリマのようにして、受け取り、お金を払った段階で、もう戻ってこない!!と慌てちゃっている節もあります。だから、イコールオタマートが危ないと考えるのは、違っていて、実は、ちゃんとオタマートが入っていることで、そこの部分に対しては、お金が行かないような仕組みができていて、現に、それがあるから、対処できているというわけです。だから、そのへんの誤った認識で、Twitterがどんどん拡散していかないようにするために、企業側が日頃使う際にそういう安心感をどう伝えればいいのかを考えれば、もっと消費者にとって使いやすいサービスになるんじゃないかなって思った次第なのです。でも、これはCtoCだけの問題じゃなく、BtoCでもこういう意識って大事じゃないかなって思うのです。

「日本郵便の値上げの影響」と「ヤフオク!新サービス」も今週の注目News

 あとは、日本郵便、郵便料金に関してです。EMS(国際スピード郵便)の料金が300円~500円引き上げられる他、300gの重量区分が廃止されるという部分については、実際に、店舗さんとお話をしていて、この値上げなり、区分廃止なりは、越境ECを考える企業にとっては、少なからず影響するのではないか、という声もありました。

その他でいうと、CtoCの話題が続きますが、ヤフオク!の新サービス「ヤフネコ!」ですね。ヤマト運輸とシステム連携を果たすことで、今までとっつきづらかったと考える層に対して、使いやすく、わかりやすくして、新たな顧客を獲得していこうという動きです。具体的には、出荷にあたるコストが、ヤマト運輸のサービスに乗せることで、格安に抑えられるだけでなく、ヤマト運輸の営業所に持っていけば、QRコードだけで、送り状を印刷してくれたりと、利便性が大幅に向上しています。ただ、ヤフオク!はオークションですから、文章でも書きましたが、価値あるものを価値あるものとして、大事な人とやり取りをするというところに、その存在意義があると考えています。そのへんをうまく、フリマアプリとの差別化をしつつ、フリマアプリ並みの利便性を目指すことで、ヤフオク!を価値あるサービスとしてブランディングしていくことになると思います。

というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それではまた!新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう!


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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