ポイントで節約?Ponta消費者意識調査発表(LM調べ)
株式会社ロイヤリティ マーケティング(以下、LM)より、「第15回 Ponta消費意識調査 2016年2月」の結果が発表された。消費者の意識とポイントの利用意向について詳しく見ていこう。
ポイントサービスってどんな印象?
まず、Ponta以外でも、様々なポイントサービスがあるが、そうしたポイントサービス全般の印象については、「お小遣のような存在である」という回答が47.2%で最多となった。次いで「お財布の強い味方である」が37.0%、「貯金箱のような存在である」が27.8%、「生活を豊かにしてくれる趣味・嗜好品のような存在である」23.4%となった。全体として”もらってうれしいプチギフト”のような存在だと捉えられていることがわかる。
家計の節約、いくらをめざす?
Ponta会員は、節約についてどう考えているかをみてみたい。節約志向について問うと、「節約したい」人は全体の66.9%、「節約したくない」人は33.1%という結果になった。この結果は、2014年4月時点の調査で「節約したい」人が50.2%、「節約したくない」人が49.8%であったのに対して「節約したい」派が15%以上増加していることになる。
また、具体的な節約したい金額については、「10000円~15000円未満」との回答が最多で38.9%を占めた。決して安くはない金額であるだけに、強い節約志向がうかがえる。
Pontaポイントの利用については?
「Pontaポイントを使いたいかどうか?」という問いに対して「つかいたい」と回答した人は全体の41.2%、「つかいたくない」と回答した人は17.1%、「わからない・決まっていない」との回答が41.7%となった。
「Pontaポイントを使いたいかどうか?」に対する回答を「節約したい」派、「節約したくない」派で別けてみると、節約したい派は「つかいたい」という回答が44.7%、「つかいたくない」という回答が17.1%、「分からない・決まっていない」という回答が38.1%となったのに対し、節約したくない派は「つかいたい」という回答が34.1%、「つかいたくない」という回答が16.9%、「分からない・決まっていない」という回答が49.0%となっている。
節約したい派のほうがポイントサービスの利用に積極的なことからも、ポイントがお小遣として、節約の手法の一つとして活用されている様子が伺える。
今回の調査では、改めてポイントサービスを求める消費者が多いということを認識できる結果となった。ECサイトでも実店舗でも、ポイントを軸にした販促活動が積極的に行われていることは言うまでもないが、消費者の節約志向の高さからも、今後も積極的にポイントサービスが利用されていくことが推測される。
特にPontaポイントは先日より、リクルートポイントと連携したこともあり、注目が集まっているポイントサービスだ。Pontaポイントが活用できるようになったことでポンパレモールでの買い物を検討する消費者も多いのではないだろうか。