【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月4日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月3日の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースを振り返り、日々の変化を要チェック。

【特報】PayPal「中小EC戦略白書」発表!
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8207/

モバイルからの購入率は日本がトップ!その割合は?(Criteo調べ)
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8216/

【速報】Yahoo!ショッピングBest Store Award2015 結果公開
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8220/

顧客はどこで購入をためらうのか

3月2日、PayPal Pte. Ltd.(以下、ペイパル)と、一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会JECCICA(以下、ジェシカ)による「中小EC企業向け・2016年EC戦略白書」の発表記者会見および説明会が行われた。この白書は、ペイパルを利用する2万人以上の消費者と1,000以上の中小EC企業という、大規模な対象のデータを基ににしおり、ジェシカの知見と合わせ信頼の置ける報告だ。
 
白書の中で注目すべきは、中小ECの企業側と消費者の気持ちの食い違いだ。消費者の96%が中小EC企業のECサイトを利用することになんらかの抵抗を覚えているが、中小EC企業側ではその認識が薄い。抵抗の原因としては、個人情報を入力することに不安があること、また入力時の不便さも挙げられている。決済にペイパルを利用することで、これらの課題を解決することができると、白書が続いていく。

ペイパルに限らず、決済時の安心感や利便性を確保することは、EC店舗にとて必要不可欠のことと言える。EC市場の広がる昨今、大企業の参入、そして中小企業は数え切れないほど増えている。その中での立ち位置、つまりお客様にどう見られているのかということを、企業側は今一度客観的に認識する必要がある。その上で、お客様の安心、利便性を増す施策を選ぶことが、企業の長期的な売上につながるのだろう。

スマホかPCか、デバイスによる行動の違い

さらに同日、パフォーマンスマーケティングのテクノロジー企業であるCriteo S.A.より、2015年第4四半期のモバイルコマースレポートが発表された。このレポートでは、消費者がEC店舗利用時に使用するデバイスの違いによって、コンバージョンがどう変わるかが調査されている。それによると、日本におけるEC取引の47%は購入過程で複数のデバイスを使用しており、その45%はモバイルデバイスで最終的な商取引が完了している。EC全体でみると、モバイル商取引のシェアは49%にも達する。

スマホの普及に伴い、消費者は昨今、ECでの買い物の際に、モバイルによる情報取集をすることが多くなっている。そのため、ECサイトのスマホ化が重要だということも、盛んに言われるようになっている。だたそうは言っても、正確な数字を出し、分析し、それを元に施策を打つというところまで、EC店舗側で全て対応することは難しい。Criteoでは、それに対応し、複数のデバイスやブラウザ、アプリをまたぐ場合でも、パーソナライズされた購入への誘導を行う機能があるという。

時代の変化、消費者のニーズに応じ、こういったサービスが登場することは、EC店舗にとってある意味恵まれたことと言える。ただそこで気をつけてほしいのは、サービスの導入を目的とするのではなく、自分の店舗が誰に向けて、何を、どう売りたいのかということがまずあった上で、それを実現するための手段として、サービスを選んでほしいということだ。そうやって時代、消費者のニーズに応じて変化することができれば、その店舗は長く生き残れる存在になるはずだ。

Yahoo!ショッピング速報、第2弾も公開中

昨日開催された、Yahoo!ショッピングBest Store Award2015の結果を速報にてお届け。今年は例年にも増して、Yahoo!ショッピングの成長の勢いを感じる表彰式となった。また速報第2弾として、「EC革命」を掲げるYahoo!ショッピングの立役者である、ヤフー株式会社 執行役員 ショッピングカンパニー長 小澤隆生氏への直接取材も、今朝より公開しているので、ぜひチェックしてみてほしい。


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