ECサイトの要「メール」、だからこそ安全に!
「Cuenote FC」に機能追加、安全なメール環境を提供
ECサイトにおける”メール”とは、メルマガ配信やクーポンの配布などによる主力の販促手法とも言える。そのため、メールの受信元がスマートフォンや携帯電話など多様化している現状を踏まえ、その配信速度や配信性能にこだわったメール配信システムを利用しているという方も多いのではないだろうか?それとともに忘れてはいけないのが、安全なメール環境を整えることだ。
この度、ユミルリンク株式会社(以下、ユミルリンク)より、国内大手ECサイトなど900社が導入しているメール配信システム「Cuenote FC」の安全性がより高まったとの発表があった。具体的には、 STARTTLSをサポートし、安全なメールを配信できる機能が追加されたとのことだ。
STARTTLSは、メール送信先のサーバーがSTARTTLSに対応していれば、メール送信するための通信は自動的にTLS暗号化し、送信先のサーバーが対応していなければ、メールを平文で送信する仕組みになっており、安全なメール配信には欠かせない機能のひとつだ。
また、TLSとは通信途中でデータを傍受され、第三者に漏れてしまうことのないための対策として用いられる方法のひとつで、クレジットカード番号や個人情報を扱う場合に利用されることが多い手法。
今回の機能追加により、Gmailなどの非暗号化警告表示に対応しているメールシステムにおいて、警告表示されない安全なメールが配信可能になり、メールの受け取り手に安心感のあるメール配信ができるようになる。
メールはECサイトと消費者をつなぐ重要なツールだ。メールでのやりとりがほとんどとなる場合も多いが故に、ECサイトへの信頼に直結するものでもある。実際に、注文確認メールなどには個人情報も記載されている。
消費者のセキュリティへの意識が高まる今、ずさんな対応は大きなリスクを伴うことになってしまうだろう。メールの効果と効率に加え、安全性も考慮に入れた対応が求められているのではないだろうか。