情報漏洩STOP、テコラス新サービスで店舗の不安解消

ECのミカタ編集部

店舗の強いミカタ!「Aegis Wall エントリーエディション」

 NHNテコラス株式会社(以下、テコラス)は、自社が提供する情報漏えい対策・セキュリティ関連法令に対応したセキュリティソリューション「Aegis Wall(イージスウォール)」において、新たにログ管理機能にフォーカスした「Aegis Wall エントリーエディション」のリリースを発表した。

 そもそも従来の「Aegis Wall」は、組織内部からの情報漏えい対策に最適化したセキュリティソリューションであり、データベースにアクセスするユーザーのIDを適切に管理できる「特権ユーザー管理」、正規ユーザー以外のアクセスを遮断し、標的型攻撃にも対応する「アクセス制御」、いつ誰が何をしたかを正確に記録する「ログ管理」が特長で、不正アクセスの発生を速やかに検知・把握し発生防止のための対策を取ることができる。

 情報漏えいは、社会全体での大きな問題だ。あってはならないことだが、企業による顧客の個人情報流失のニュースも多く報じられる。個人情報流失となれば、それまで長い時間をかけて培ってきた信頼が一瞬で崩れ去ってしまう。それは企業の大小に関わらず、”他人の人生を変えてしまう程の情報を預かっている”という緊張感をそれぞれが持ち、向き合っていかなければならないことである。

エディション別機能一覧

 そこで、今回テコラスがリリースした「Aegis Wall エントリーエディション」は、新たに情報漏えい対策を考えている企業に、最初の導入としてアクセスログの記録と分析から着手することを提案し、解決していくためのサービスとなっている。なんといっても低コストで、セキュリティ専任者不在でもサービスの利用ができるのは、大企業ほどセキュリティ対策に人数もお金もかけられない中小のEC企業・EC店舗にとって心強い存在なのではないだろうか。

 話は変わるが、先日、EC店舗さんに取材を伺った際に、話の流れで”個人情報”の話題になった。そのEC店舗さんは、従業員数20人未満でECサイトの運営を行っており、もちろん全員が全員ECを運営していく上でのプロではないなかで、やはり一番気を使うのは”個人情報”の扱いだという。個人情報を扱う上で起こったミスがいくら小さなミスでも、それは会社がつぶれてしまうほどの大きなミスに発展していってしまう、その恐ろしさは他の企業はもちろん、ECを運営していく限り、ずっと切り離せないものなのだ。

 なので、EC店舗はセキュリティ対策に人員を充てられないことで悩む前に、まずEC支援企業が差し伸べる手をつかんでほしい。EC事業を発展させていく上での課題はたくさんあるが、特に個人情報の取り扱いは疎かにできない。そして、預かっているのは個人情報だけではなく、その人の人生をも預かっているということを忘れてはいけない。EC店舗はこの機会に自分の店舗のセキュリティ対策にもう一度目を向けてみてはいかがだろうか。


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