【朝刊】カートやモールの表彰制度の意図とは?(5月17日版)

利根川 舞

火曜日というと、他の曜日よりも特別感がない、なんともない曜日だな、と思うことがあります。皆さんにとって、火曜日とはどんな曜日でしょうか?

今朝も昨日のニュースを振り返っていきたいと思います。

 先週開催された「カラーミーショップ大賞2016」の授賞式。2014年に開始されて以来、今年で3回目となりましたが、今年はカラーミーショップを利用するECサイト6万店以上から、受賞店舗が選ばれたそうです。

 こういった表彰制度はカラーミーショップを始め、各ショッピングモールでも行われています。普段表に出ることのないEC事業者が表に出る貴重な機会なのは、きっと皆さんが一番知っているのだと思います。リアル店舗ならば、対面での接客が基本ですが、ECサイトだと、顔を合わせるどころか、直接メッセージのやり取りをすることもなく、売買が行われているわけです。

 もちろん、製造元や販売元のしっかりとした商品を消費者が求める傾向がある今、ECサイト上で販売者の顔写真が掲載されていることも珍しくはありません。しかし、それはページ上だけのこと。画面の向こう側に人がいることを、消費者は忘れてしまいがちなのです。

 いくつかの表彰式に取材させていただいたことがあるのですが、いずれの会場も、色鮮やかに、とても煌びやかに彩られ、とても豪華な授賞式ばかりでした。普段表に立つことのないEC事業者たちがこの光景に、励まされているのだと実感したのです。

 そして、「あぁ、多くの人にこの景色を見て欲しい。」と心の底から感じました。もちろん、売上や、消費者からの評価など、大賞をとるためには必要な事項となってくるのですが、各企業の賞には新人賞や、ベスト店長賞などを始めとする、様々な特別賞も用意されています。カラーミーショップでは自己推薦なのも、大きなポイントですよね。

 また、モールだけでなく、ASPカート、政府が後援するふるさと名品オブ・ザ・イヤーするなど、自社サイトを運営しているEC事業者にも表彰の場が設けられているため、頑張れば、頑張っただけ評価されるチャンスがEC業界にもたくさんあります。

 ちなみに、総合賞受賞店舗などの上位店舗を並べてみると、各々で強い店舗の特徴が見えてくることもあるようです。モールやサイト構築サービスなどは数多くありますが、どんな商品を誰に、そしてどこで売るのか。ECをスタートしたり、新たに売り場を広げようという方にはかなり重要なポイントとなりそうです。

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記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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