【試してみた】ECサイトの始め方~BASE~

 一般消費者がインターネット上で同じ消費者に向けて気軽にモノを販売することができる「CtoC」市場が盛り上がりを見せている。そして、在庫さえ抱えていれば、一般消費者がECサイトを開設し「BtoC」市場に参入できる環境というのも整ってきていて、前回、簡単にECサイトを始められるサービス「STORES.jp」を記事にて紹介した。

 今回は「STORES.jp」に引き続き、第二弾として、BASE株式会社が提供する「BASE」で実際に「ECのミカタ」編集部のECサイトを始めてみた。

第一回:【試してみた】ECサイトの始め方~STORES.jp~
https://ecnomikata.com/ecnews/9286/page1

第三回:【比較してみた】STORES.jpとBASE2016年比較表
https://ecnomikata.com/ecnews/9602/

ECサイトが30秒で作れる?BASEの3つのポイント

 「ネットショップ作成が30秒で。しかも無料。」そんな文言を「BASE」のHPで見かけた。本当にそんなに簡単にECサイトが作れてしまうのだろうか。しかし実際に「BASE」で開設されたECサイトは、現在20万店舗以上も存在している。その人気の秘密を探るために、今回、「ECのミカタ」編集部のECサイトを「BASE」で作ってみた。

 「BASE」の大きな特徴は3つ、順を追って説明していきたい。まず一つ目の特徴は、初期費用・月額費用がかからず、ECサイトの作成から運営まで”無料”で行えるという点だ。また、ECサイトのアカウントを取得するにも、①ショップURL②メールアドレス③パスワードを入力するだけなので、この簡単かつ無料でECサイトを始められる手軽さが、ECサイトを始めたい多くのEC初心者の気持ちを後押しすることだろう。

 いざ、アカウントを取得すると、「STORES.jp」とはまた違った雰囲気でありながらもシンプルな管理画面が登場する。管理画面の項目に従って商品の登録やサイトデザインを選定していく流れは、「STORES.jp」と大きくは変わらない。

「BASE」管理画面PV数グラフ

 ただ、「BASE」の管理画面には、日ごとのECサイトPV数が計測されるグラフがあり、自分のECサイトがどのくらい注目をあびているのかが一目でわかるようになっている。

 更には、「特定商取引法(特商法)に関する表記」の登録を求められる項目があり、実際に商品を登録してECサイトのレイアウトを選んでも、まず特商法の登録をしなければECサイトが公開できない。それは、顧客からの信頼を得るためにも必要なことで、”簡単に”ECサイトを開設できるだけでない「BASE」の本格的なサポートを感じられる。

 そして二つ目の特徴が、ECサイトのデザインテンプレートは「デザインマーケット」で、そしてサポート機能は「BASE Apps」で購入できることだ。

無料のECサイトデザインで簡単ネットショップ作り

無料のECサイトデザインで簡単ネットショップ作り「デザインマーケット」

 ECサイトのデザインは無料で利用できるものも多くあるのだが、更に独自性を持ったECサイトを作りたいEC事業者は、「デザインマーケット」で個性的なデザインを購入することができる。また、デザイナー登録をすることによってデザインテンプレートを作ることもできるので、より自社商品に合ったECサイトデザインにしたい方は是非試してみてはいかがだろうか。

「BASE Apps」

 そして、ECサイトの機能を取り入れることができる「BASE Apps」は、Apple社の「Apple Store」をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれない。ここでは、「BASE」で作成したECサイトをサポートしてくれる機能を無料もしくは有料でインストールすることができる。基本的な機能はほとんど無料で提供されているので、違和感なくスムーズにECサイトを開設できる。

 また、「BASE Apps」には、「BASE OFFICIAL APPS」と「BASE CONNECT APPS」があるのだが、「BASE OFFICIAL APPS」は基本的な機能の提供、「BASE CONNECT APPS」は他社サービスの提供がされている。例えば、「BASE OFFICIAL APPS」では、ヤマトグループの「集荷・保管・配送サービス」が提供されていたりと、充実の機能が揃っている。

 そして、三つ目の特徴は、「BASEかんたん決済」だ。EC店舗運営において面倒な決済をシンプルに解決する「BASEかんたん決済」とはどのようなサービスなのだろうか。その秘密は次のページで。

決済もサポート、BASEは手数料もわかりやすい

 「BASEかんたん決済」とは、クレジットカード決済、コンビニ決済・Pay-easy(パソコンやスマートフォン・携帯電話、ATMからの支払いが可能なサービス)、銀行振込、後払い決済の4つの決済方法に対応した仲介サービスのことだ。

 「BASEかんたん決済」は、フォームからの登録のみで簡単に導入することができ、手数料も安く、クレジットカード決済・コンビニ決済・銀行振込に関しては3.6%+40円の手数料、後払い決済に関しては6%の手数料のみとなっている。売上の振込は、振込申請から10営業日までに対応してくれるので、管理画面の「注文管理」「お金管理」の項目で随時確認するとよい。

 また「BASE」は6月27日から、利用者が会員IDを使ってオンライン決済を行うことができるサービス「PAY ID」決済の提供を開始した。IDの利用登録は無料で、メールアドレスとパスワードだけで簡単に登録することができる。まずは、「BASE」のECサイト20万店舗が「PAY ID」を順次導入し、今後も加盟ECサイトやWebサイトを増やしていく方向だ。「PAY ID」を導入するメリットやサービス開始の意図についてはこちら(https://goo.gl/OrKWxK)記事でも紹介している。

 こうして「BASE」の様々な機能を用いて、出来上がった「ECのミカタ」編集部のECサイトが以下の通り。

「BASE」で作った「ECのミカタ」編集部ECサイト

 デザインテンプレートは無料のものを使用しているが、ECサイトとしてのクオリティはそのままで、まとまったサイトデザインがスタイリッシュな印象を与えている。

 「BASE」でここまでECサイトを作るのに特に面倒な作業はなく、スムーズに仕上げることができた。また細かい機能も、私たちが普段スマートフォンでアプリをインストールすることと同じように、「BASE Apps」から簡単に取り入れることができる。

 そして、自社EC店舗の認知拡大のためにも、「BASE Mag.」といった「BASE」のブログを使用することで商品のPRも行える。こうしてありとあらゆるサポートを簡単な方法で行えるので、EC初心者も安心してECサイト作りに取り組んでほしい。

 「ECのミカタ」では、ネットショップ制作を助けてくれる、あなたの店舗にぴったりなEC支援企業を紹介しているので、以下関連リンクをチェックして、世界に一つだけしかないECサイト作りをしてみてはいかがだろうか。