夏のボーナス、相場は約50万!その使い道が明らかに【マネーフォワード調べ】
ボーナスはパートナーと共有する率が高い
お金のプラットフォームを提供する株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)は、2016年の夏のボーナスや過去のボーナスの支給額、へそくりに関するアンケート調査を実施した。対象は、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」の利用者2,451名だ。
今年の夏のボーナスに関して、「支給される」という回答が7割を超えた。支給額の予想に関してはバラつきが出ており、最も多かった支給額は「30~50万円」、次いで「50~70万円」「100~300万円」だった。さらに、これまでに支給されたボーナスの最高額は、「70~100万円」「100~300万円」という回答の合計が5割を超えた。年代別では、40代以降は最高額が「100~300万円未満」の回答が最も多くなった。また、これまでに支給されたボーナスを一度に使った最高額は、20代以降に関してはどの年代においても「10~30万円」が最も多く、「100万円以上」が約10%程度にとどまった。
既婚者においては、男性は7割以上、女性は6割以上が「パートナーの有無や支給額を共有する」と回答している。独身の男女でも同傾向となり、男性の方が共有する傾向にあることが判明した。また、ボーナス額を共有しない理由は、約6割を超える既婚男性が「お金の管理は別々にしているから」と回答した。一方、既婚女性に関しては、同回答は約3割となり、次いで「プライバシーを守りたいから」という回答となった。
ボーナスにまつわるエピソード、失敗談は「ボーナスをあてにしたクレジットカードでの買い物」や「ボーナスが出たその日に使い切った」が挙がった。また、「ボーナスを落とした」や「支給される予定で買い物をしていたら、支給されなかった」など体験談が寄せられた。
“へそくり”をする人が上昇!
へそくりに関して、「へそくりをしている」と回答は、男性が21%、女性が29%と僅か女性が男性を上回った。既婚女性においては、約4割の女性が「へそくりをしている」という結果となった。へそくりの金額に関しては、約2割が「10万円未満」と回答している。年代別では、40代~50代は100万円以上の回答が3割を超え、50代に関しては2割近くが「500万円以上」と回答した。
へそくりの目的は、「大きな出費があった時のため」「自分の趣味のため」という回答が5割を超え、既婚男性に関しては、「自分の趣味のため」という回答がその他の項目を上回る結果となった。また、へそくりの蓄え場所は、既婚男性では約4割が「隠し口座で管理している」と回答した。その他の回答として、「空の瓶の中」や「車の中に保管している」、「会社に置いている」などが挙がった。
今回の調査で特に注目する点は、「へそくり」だ。このへそくりは、主婦がこっそりとしているイメージがあった。だが、今回の調査で主婦に限らず、男性でさえもへそくりをしていることが判明した。また、蓄え場所では「隠し口座」や「会社に置く」など他の人には知られないように上手に蓄えている。自分で稼いだ大切なお金は、へそくりとして蓄え、大事な時に使うのだろう。それは、ECで目に留まった商品を購入する時かもしれない。それを踏まえ、ユーザーのことを考え、好きそうな商品を提案していく方法も一つの売上向上策に繋がることだろう。