直前!ゆうパック値上げ実施!8月1日(土)から!
ゆうパックの値上げ発表から約3ヶ月、いよいよ実施開始
値上げと平行し、各種割引額の引き上げやサービス拡充も展開
新たな体制で生まれ変わる日本郵便の利便性向上に着目
5月発表のゆうパック値上げいよいよ実施
日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、2015年8月1日(土)より「ゆうパック」の基本運賃を改定すると5月に発表、あわせて、改定後の運賃も発表している。
3ヶ月のクールダウン期間を置いたことで詳細を忘れてしまった方もいるはず、そこでいよいよ直前となった今回は、振り返ってゆうパックの値上げ幅のおさらいをしていこうと思う。
「ゆうパック」の運賃改定は、日本郵便が安定的サービス提供を維持していく上で、人件費の高騰、運送費の上昇等に対応して、適正なコストを反映した運賃体系にするために実施するとしている。
また、そもそもの値上げが行われるものの、持ち込みなどで適用される割引額も上がっている。
具体的な値上げ幅は、
・サイズやあて先エリアに応じて30~320円の値上げ。
・「ゆうパック」料金最安の60サイズ(荷物の3辺の合計センチ)の第1地帯(近接の都道府県県)宛ては、30円増の740円。
・同サイズ同一都道府県内宛ては、80円増の690円となり、価格差が小さくなっている。
割引額については、
・郵便局やコンビニなど、ゆうパック取扱所に持ち込んだ際に適用される「持込割引」:100円から120円
・差出日前1年以内に差し出された、同一の宛先が記載されたラベルの提出で適用される「同一宛先割引」:50円から60円
・宛先が同一のものを同時に2個以上差し出した際に適用される「複数口割引」:50円から60円
・ゴルフ・スキーゆうパック、空港ゆうパックを往復で利用する際に適用される「往復割引」:100円から120円
となっている。
また、日本郵便は今後ゆうパックの利便性向上に向け、配達予定日の事前メール通知サービスを2015年11月に本格展開する予定。これはネット通販などで商品購入時にメールアドレスを登録することで、商品発送の際配達予定日がメールでアラートされるもので、サービス提供のため連携した通販企業からの発送にのみ対応とのこと。
その他にも、代金引換の引換金送金処理のスピードアップなど、「ゆうパック」の利便性向上を図っていくとしている。
この手の話題は、値上げにばかり目がいきがちであるが、その背景には「利便性向上」という目的があることは無視できないだろう。値上げの代替案として発表されている、割引額の引き上げや追加サービスの拡充などにも十分着目し、来る8月1日の実施日に備えたいものだ。