LINE、生成AIを活用した2つの新サービスをリリース

ECのミカタ編集部

生成AIを活用した新サービスが「LINE」に誕生。「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」を提供開始。「LINE」が人とAIをつなぐプラットフォームへ

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、コミュニケーションアプリ「LINE」において生成AIを活用した新サービス「LINE AI」「LINE AIトークサジェスト」の提供を開始したことを発表した。

質問や情報収集、画像生成ができる「LINE AI」

「LINE AI」は、「LINE」のホーム画面から専用ページにアクセスし、質問や情報収集、画像生成が無料でできるサービス。

LINEヤフーの発表によると、「LINE AI」の主要機能は以下の通り。

◆AIテキスト
「今日の天気を教えて」などと質問を送信すると、生成AIが回答。さらに、画像を送って質問すると画像の特徴を分析し、情報を提供する。

◆AIキャンバス
生成したい画像の条件を入力して送信すると、指定された条件に基づいた画像を生成する。生成された画像はダウンロードやシェアが可能。

※AIテキストは1人あたりの1日の利用回数に制限がある
※本サービスを通じて生成されたコンテンツは、著作権・商標権・その他の知的財産権を侵害する形での利用は禁止。そうした形で生成されたコンテンツの公の場での無断公開、第三者への再配布・販売・転用も禁止されている

※画像元:生成AIを活用した新サービスが「LINE」に誕生。「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」を提供開始。「LINE」が人とAIをつなぐプラットフォームへ(LINEヤフー株式会社)

返信やスタンプを提案する「LINE AIトークサジェスト」

「LINE AIトークサジェスト」は、メッセージ提案、スタンプ提案、口調変換が無料でできるサービス。「LINEラボ」から「LINE AIトークサジェスト」をONにすることで利用でき、ユーザーに代わって生成AIが返信を考えたり、LINEスタンプをおすすめしたりといったサポートを提供する。

「LINE AIトークサジェスト」の主要機能は以下の通り。

◆返信提案
生成AIが直近のトーク内容にあわせて返信を提案する。

◆スタンプ提案
直近のトーク内容の返信としてLINEスタンプをおすすめする。

◆口調変換
入力した下書きメッセージをフォーマル、ため口、誤字修正、ねこ語、侍言葉という5つの口調オプションから選択した口調に自動変換できる。

※「LINE AIトークサジェスト」は1人あたり1日300回まで、かつ、1人につき毎月2000回まで利用可能
※本サービスは、利用規約などに同意したユーザーに限り、利用するトークルーム内の直近のトーク履歴をもとに最適な返信を推奨する機能を提供している。取得した情報はサービス提供に限り利用される
※本サービスで個人に関する情報や著作権、商標権その他の知的財産権を保有する情報を許諾なく入力することは禁止されている

※画像元:生成AIを活用した新サービスが「LINE」に誕生。「LINE AI」、「LINE AIトークサジェスト」を提供開始。「LINE」が人とAIをつなぐプラットフォームへ(LINEヤフー株式会社)

LINEヤフーは今回のサービス提供にあたり、「OpenAIなどのテクノロジーを最大限活用し、生成AIが多様なサポートを提供することでユーザーの生活をより便利に、そして、新しい形のコミュニケーションを提供します」としている。

同社では生成AIを活用したサービス提供を加速させているが、今回の2つもツールとしてのLINEの可能性を広げる新サービスと言えそうだ。