2025年は「母の日ソーシャルギフト元年」に 母の日.meトレンド予測

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ECのミカタ編集部

【速報】母の日トレンド、2025年は「ソーシャルギフト元年」。母の日ギフトを提供するプラットフォーム各社の競争激化。LINEギフトやAnyGiftの先行組を追うように、大手ECモールも新規参入へ。

Groov株式会社が運営する情報メディアサイト「母の日.me」は、母の日ギフトに関する2025年のトレンド予測を公表。さらに同社では今年のキーワードとしてあげた6つの中から、5月7日、「母の日ソーシャルギフト元年」に絞った詳細な解説も発表した。

調査概要

◆調査エリア:全国
◆調査主体:母の日.me
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:10代~70代の男女
◆調査人数:1821名
◆調査期間:2025年2月5日~3月12日
◆出典:母の日.me【2025年度】母の日に関するアンケート調査(Groov株式会社)

年々認知度、利用者を向上させるソーシャルギフト

「母の日.me」では、毎年母の日ギフトに関するアンケート調査を実施しており、その年のトレンドを把握している。本年の調査結果で「節約志向と高級志向で二極化鮮明」などとともに、6つのキーワードの一つとして挙げられたのが「母の日ソーシャルギフト元年」だ。

同調査において「これまでに、ソーシャルギフト(eギフト)を贈ったことがありますか?」と尋ねたところ、「贈ったことがある」人は年々増加し、その認知度も上がっていることがわかる。

時間や場所に制約のある現代人のニーズに合致

ソーシャルギフトの利用意向も高まっており、「利用してみたい」と考えている人の割合は2024年の42.9%から2025年には47.8%へと増加。約半数の人がソーシャルギフトに前向きな姿勢を示しており、「母の日.me」では「今後のさらなる利用拡大が期待される」と考察している。

「母の日.me」はこのような背景から、ソーシャルギフトは2025年の母の日ギフト市場において、無視できない重要な選択肢の一つとなっていると指摘。「相手の住所を知らなくてもSNSやメールで手軽に贈れる利便性が、時間や場所に制約のある現代人のニーズに合致していると考えられます」と分析した。

母の日ギフトの新たな購入スタイルとして定着

「母の日.me」は「母の日ソーシャルギフト元年」人気の背景として、以下の内容を挙げている。

◆手軽に感謝を届けられる利便性
◆多様なニーズに対応するラインナップ
◆時間や場所にとらわれない「時短ギフト」
◆受け取る側の自由な選択
◆デジタルネイティブ世代への浸透
◆大手プラットフォームの積極的な展開と新規参入
◆新たなギフト需要の創出
◆早期購入を促す施策


2015年にサービスを開始したLINEギフト(※1)以外にも、近年大手プラットフォームも参入し、利用者のすそ野を広げているソーシャルギフト。

「母の日.me」は本結果について「2025年の母の日商戦では、ソーシャルギフト市場が著しい成長を遂げ、母の日ギフトの新たな購入スタイルとして広く定着していくと見込まれます」と予測している。本調査内容は今後のギフト市場の動向を探るうえでも役立ちそうだ。

※1 参考記事:LINEギフト10周年 事業責任者に聞く市場・ユーザー行動の変化と「次のステップ」【前編】