ローソンがゆうパックの物流拠点に!日本郵便と連携

ECのミカタ編集部

コンビニが配送拠点に?全国展開に向けた試験スタート

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、SGローソン株式会社(以下、SGローソン)と業務提携し、コンビニエンスストア「ローソン」でのゆうパック配達等の委託を試行的に実施すると昨日発表した。

SGローソンへのゆうパック配達等の委託は、東京都世田谷郵便局の受け持ちエリアの一部である世田谷区駒沢4丁目のローソン駒沢公園通り店にて、2016年1月26日から同年7月31日の期間行われる。

日本郵便のローソンでのコンビニ受取りサービスについては、既に昨年9月より行われているが、こちらは楽天市場の対応店舗で購入された商品のみを対象として展開されている。

委託されたゆうパック等は、ローソン店舗を拠点として配達する仕組み。配達先が不在だった場合は、指定のローソン店舗に荷物を保管しているという案内を行い、申し出をすれば、24時間いつでも自由に受取ることができる。

SGローソンは、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスとローソンが共同設立した会社で、全国のローソン店舗を拠点にコンビニ商品や佐川急便の宅配荷物を利用者に配送する「マチの暮らしサポート」を行っている。日本郵便が試行的に実施するサービスも同様のサービスで、ゆくゆくは全国展開されることが予想される。ローソンでは、集客というメリットが見込め、日本郵便にとっては、再配達率を下げることに繋がる。

コンビニ受取りが充実し、定着していけば、『ECのお届け』は、さらに購入者のニーズに合った便利なものへと発展していく。さらにSGローソンでは、パーソナルアドバイザーが荷物や商品を配達する際、利用者に暮らしのアドバイスをするというサービスも行っている。こうしたアドバイスも加味されるようになれば、ECでの購入はより身近で便利なものになっていくだろう。


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