CVR 8.7倍を実現したSHOPLISTが語る、”手軽さ”と” 違和感のないデザイン”とは?

福島 れい [PR]

10月にSHOPLISTへの事業集中を発表し、注目を集めているCROOZ株式会社。ファストファッション分野のECで存在感を極めるSHOPLISTは、2012年7月のサービス開始以降、モバイルユーザーの使いやすさにこだわり、大幅な成長を続けている。今回はSHOPLISTがモバイルでの使いやすさにこだわった施策のひとつである「Amazonログイン&ペイメント」の導入に注目したい。スマートフォンアプリとして、世界で初めて「Amazonログイン&ペイメント」を導入するに至った背景と導入効果について、取締役 対馬 慶祐氏とSHOPLIST事業本部 開発部 部長 稲垣 剛之氏に伺った。

モバイルユーザーの”面倒”を排除し、CVR8.7倍に!

 「『Amazonログイン&ペイメント』を導入したことで、CVRは導入前の8.7倍になりました。」と稲垣さん。当然のように話す稲垣さんだが、”CVR 8.7倍”という数字は、サービスを提供しているAmazonも驚くほどの成果だという。

 では、なぜSHOPLISTはこのような成果を出すことができたのだろうか?簡単に言えば、SHOPLISTと「Amazonログイン&ペイメント」の相性の良さにある。そもそもSHOPLISTとは、2012年7月にスマートフォンアプリ限定でスタートしたファストファッションのECサイトだ。「ファストファッションを探すとき、複数のブランドサイトを渡り歩くのは面倒。1つのサイトですべてのブランドを探せるようにしよう。」という発想を、もともと強みとしていたモバイル上で展開したのが始まりだった。

 対馬さんは「CROOZ株式会社は2001年に創業し、モバイルゲームやCROOZ blogなど、PCよりも携帯電話で使いやすいWebサービスを提供してきました。フューチャーフォンの頃からモバイルのUI/UXを研究しており、ノウハウも豊富。SHOPLISTをスマートフォンで展開するのは、自然な発想でした。」と、CROOZ株式会社の主軸はモバイルにあることを説明する。

 では、モバイルでの使いやすさに重きを置き、スマートフォンからの利用者が9割を占めるSHOPLISTにとって、「Amazonログイン&ペイメント」の魅力はどこにあるのだろう。世界初のスマートフォンアプリへの「Amazonログイン&ペイメント」の導入はどのようにして始まったのだろうか。

「これまでの経験上、モバイルユーザーは、なにより”面倒”を嫌うことが分かっています。顧客が感じる面倒を解消できるのが、『Amazonログイン&ペイメント』なのです。」とSHOPLIST開発部 部長の稲垣さんは振り返る。

Amazonログイン&ペイメントの3つの魅力

Amazonログイン&ペイメントの3つの魅力


 稲垣さんは3つのポイントから、「Amazonログイン&ペイメント」が顧客に好まれる理由を説明してくれた。1つ目のポイントは、”配送先やクレジットカードの情報を取得できる”こと。SHOPLISTはFacebookやLINEをはじめ、多数のSNSとアカウントを連携できるようになっている。「Amazonログイン&ペイメント」の導入により、Amazonアカウントを持つユーザーは、配送先やクレジットカードなどの情報入力の手間を省くことができるため、実際にログインから購入への遷移率は平均よりも10%~15%高くなっているのだという。

 2つ目は”ECサイトに埋め込む形で利用でき、デザイン面で違和感がない”こと。「ファッションを扱う以上、デザインには強いこだわりがあります。『Amazonログイン&ペイメント』であれば、決済のプロセスで他のサイトに遷移しないので、Webサイトのデザインを崩さずに導入できたのは、ありがたかった。」と稲垣さん。また、他のサイトに遷移することなく、ECサイト上に埋め込むことができるので、離脱防止の効果も期待できるという。

 3つ目は、”Amazonアカウントが、ECサイトのアカウントとして安心感がある”こと。日用品の購入など、ECにおいて利用頻度の高いAmazonのアカウントを、ファストファッションのECでも使えるというのは、顧客にとって違和感がなく、安心して利用できるようだ。

 配送先や決済情報の入力が不要で、手軽にオンラインショッピングが楽しめる。違和感のないデザインが顧客を快適な買い物に導き、”Amazon”のブランドが決済のシーンで信頼を築き、購入に至ると想定できる。このように、「Amazonログイン&ペイメント」は、ECサイトの購入率アップ、新規顧客の増加において非常に効果的な手段になると思われる。

 対馬さんは「ログインから購入までを自然に導ける『Amazonログイン&ペイメント』は商品を提供する私たち、そしてご購入いただくお客様の双方にとってメリットが大きい決済手段だと思います。導入してから数か月という段階ですが、導入している11種類の決済手段の中でも、よく使われるものの1つになっています。」とその成果を語っている。

Amazonブランドの信頼をSHOPLISTの強みに

 SHOPLISTは今後、女性だけでなく男性やキッズなど顧客層の幅を広げながら、ファストファッションのEC市場を拡大することを目指していくという。また、同時に新しいチャレンジとして中国での越境ECを挙げており、中国の顧客に安くて良質な商品を販売していきたいとしている。それらの取り組みの中で、世界的に知名度が高いAmazonのブランドを決済のシーンで活用しながら、顧客からの信頼を得ていく狙いがあるようだ。

 また、「Amazonログイン&ペイメント」の導入開発時の対応について伺った際、対馬さんは「Amazonといえばとても大きな会社で、『Amazonログイン&ペイメント』の導入にあたり、個別のカスタマイズ対応などに応じていただくことは難しいのではないかと思っていました。しかし、実際には、実装直前にAndroidのバージョンアップ対応をお願いしたところ、厳しいスケジュールでの要望にもかかわらず、綿密なやり取りを重ねてご対応いただき、満足のいく形で導入することが出来ました。親身にご対応をいただきとても感謝しています。」とも語っており、決済手段としての「Amazonログイン&ペイメント」の魅力に加え、企業としてのAmazonの魅力も感じられる取材となった。

 ユーザビリティを強化し、CVRの向上や、新規顧客の獲得を考えるECサイトにおいては是非一度「Amazonログイン&ペイメント」の導入を検討してみてほしい。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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