まもなくLINEはECの"入り口"となる

ECのミカタ編集部 [PR]

LINE株式会社 藤原 彰二氏
 WEB系広告代理店出身。10年で500社以上のコンサル実績を持つ。Google adwordsトップレベル ユーザー(13年 14年 15年)。本場San Francisco業務 2014年~2015年。シリコンバレーのビジネスモデルやマーケティング手法の調査。2015年7月LINE入社。コマースマーケティング・ストラテジー担当。

 LINEアプリはLINE ポイントをフックにECサイトへと誘導する、"ゲートウェイ"となり、ECサイトの新規顧客の獲得に貢献する。また、動画コマースの計画もある。LINEと共に歩む未来について、LINE株式会社 リテールサービス室 藤原 彰二氏に伺った。

「LINE」ポイントを フックにしたECサイトの "入り口"を作るのはなぜですか。

「LINE」ポイントを フックにしたECサイトの "入り口"を作るのはなぜですか。

 2つのビジネスチャンスをヒントに考えました。一つ目は、アメリカで既に議論されていますが、これからEコマースを始める企業は、まずマーケットプレイス(モール)に出店すべきなのか、自社サイトの運営から展開すべきなのか、という究極の課題があります。

 マーケットプレイスであれば、出店するだけで、ある程度ユーザーを集客できるという強みはあります。しかし、その売り上げのマージンはマーケットプレイスに取られ続けるので、企業の利益率は低くなる、という弱みもあります。例えば、マーケットプレイスで獲得した新規ユーザーにメール配信をしても、その出店先のマーケットプレイス以外のリンクをつけられませんから、ユーザーが買う商品は全て、そこでの料率がかかり粗利が減ってしまいます。

 一方、自社サイトは新規ユーザーの囲い込みが難しい。LINEアカウント自体はリテンションに特化したメッセージサービスですから、今こそLINEを使い、自社サイトで新規顧客を獲得できる広告の手法が必要だと感じました。

 二つ目は、私自身、広告業界が長い為、過去の広告メニューから未来を予測しました。バナー広告をヤフーが 96年に始め、同じく96年にメール広告が出て、 99年

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