業務負荷の大きなアフィリエイトASP管理を効率化する画期的ツール『AdCent』の実力
ECにおける集客手法としてアフィリエイトを活用する事業者は多い。成果の如何にかかわらず露出量で課金される広告手法と違って、成果に応じた広告費発生なので、スケール戦略を立てやすいという大きなメリットがある。しかしその一方で、成果を確定させる「承認作業」が極めて煩雑になるなど、EC事業者としては、その運用上の業務負荷に悩まされている。
その悩みを解消するのが、a-works株式会社(以下、a-works)が開発・リリースした『AdCent(アドセント)』だ。開発を担った該社のオリジナルプロダクトグループマネージャー 高田 良平氏にお話を伺った。
社内業務の効率化に向けて開発された実効性の高いツール『AdCent』
2008年に創業したa-worksは、アフィリエイト広告の運用を強みとして、通販企業やEC事業者に対して「CtoCメディアマーケティング」という手法を用いた価値提供を強みとする広告代理店である。
「当社では、アフィリエイトの仕組みを利用してCtoCメディアマーケティングを展開しています。弊社では"クライアント商品のユーザーでもあるメディア運営者"をCtoCメディアと呼んでいます。色々なCtoCメディアさまが、商品の良い点などをユーザー目線で広く拡散していくことで、新規顧客拡大・売上増大に寄与し得る仕組みが"CtoCメディアマーケティング"なのです」と高田氏はa-worksのアフィリエイト運用手法について語る。
「当社は創業早くから、アフィリエイト広告を活用した新規顧客獲得を支援しており、この分野においては、大きな優位性を擁していると自負しています。広告手法として高い効果を期待できるアフィリエイト広告ではありますが、その一方で運用・管理は実に煩雑なものでした。特に成果が上がった際の「承認作業」は、大きな業務負荷の原因となっており、当社自身がその煩雑さに苦労していたのです。そこで、アフィリエイト広告の運用・管理をより効率化するためのシステムを作って、自社の業務効率を改善しようという発想で開発したのが『AdCent(アドセント)』なのです。
開発したシステムを実際に社内で活用すると、業務を大幅に効率化することができました。手前味噌な話で恐縮ですが、長年アフィリエイト広告を扱ってきた経験によるノウハウの蓄積がありましたから、どんなシステムを作れば業務効率化につながるのか、ということについての知見がありました。これをツール化することで“かゆい所に手の届く”システムを開発できたという自信があります。」と高田氏は『AdCent(アドセント)』開発の経緯を話す。
『AdCent』導入で、アフィリエイトに関する管理業務を大幅に軽減
元々、a-works社内での利用を前提に開発された『AdCent(アドセント)』だが、実際に利用してみて、その便利さを実感し、アフィリエイト広告の広告主(通販・EC事業者)向けのプラットフォームとしてリリースすることになったのだという。
「最初は、当社のクライアントさまに提供する程度だったのですが、それが非常に好評を博しましたので、より広く、より多くの通販・EC事業者さまにも使っていただこうということになったのです。」と高田氏は言う。
現場発想で開発されたアフィリエイトマネージャー『AdCent(アドセント)』には、アフィリエイト広告の運用・管理を効率化する仕組みが盛りだくさんだ。
(1)複数のアフィリエイトASPを横断的に一元管理
アフィリエイトを活用するためには、それらを束ねるサービス事業者であるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を経由するわけだが、多くの広告主は複数のASPを利用するが一般的で、広告主はASPごとの個別管理を余儀なくされる。「承認作業」ひとつとっても、それぞれのASPごとに処理しなければならないのだ。
「アフィリエイト広告は成果報酬型なので成果の計測は重要なポイントですが、そのためのタグの設定は面倒な作業でした。『AdCent(アドセント)』では、その作業を1画面で完結できるようになっていますし、承認作業についても、それぞれのASPへログインする必要はありません。これにより、大きな業務効率改善につながります。」と高田氏。
「タグ設定」や「承認作業」などは、アフィリエイト運用業務の中でも、極めて面倒な作業のひとつであり、それを大幅に効率改善できることは広告主にとっては大きなメリットとなる。
(2)アフィリエイト運用で問題となる“成果重複”を解消
「承認作業において、広告主さまを悩ませる問題に“成果重複”があります。複数のASPを利用していると、1つの受注に対して複数の通知が飛んでしまうことがあります。これまでは、こうした不具合について、1件1件、広告主さまが確認した上で、「どれを承認するか」を判断しなければならず、非常に大きな負荷となっていました。そこで、『AdCent(アドセント)』では、1受注に対して“成果重複”が発生した場合に、システム的に自動判別して重複を解消することができるようになっています。」と高田氏。
成果に対して報酬が発生するからこそ、効率的な広告費運用ができるアフィリエイトで、成果重複はあってはならない事態であり、そこをシステム的に解消できるのは、まさに秀逸な機能といえるだろう。
(3)多様な集計データを統合し、広告効果を検証すめため分析レポートをアウトプット
『AdCent(アドセント)』は、アフィリエイトの管理工数の削減に加えて、充実したレポート機能によって、広告効果などを分析し、より効果的な広告運用へのヒントを与えてくれる。
「『AdCent(アドセント)』では、レポート機能も充実させました。システム連携できているASPさまから成果の情報を取得し、AdCentのデータを拡張することができるようになっています。ASPさま側にはメディアさまについての多彩な情報が蓄積されています。通常はそうした情報を広告主さまが高頻度に入手し続けることは困難かと思いますが、『AdCent(アドセント)』では、そうした情報を取り込んで分析することが可能です。
ですから、“このメディア運営者さまは、非常にいい記事を書いてくださるので、お声かけしてみよう!”といった判断ができたり、“最近、一部のプログラムのCPAが高くなっているから、何か手を打とう”といった判断がスピーディにできるようになります。このレポート機能についても、実際に利用している広告主さまから非常にご好評をいただいています。また、『AdCent(アドセント)』に集積されたデータを他のレポートツールと連携して、アフィリエイトだけでなく、より広範な広告施策を含む全般的な管理レポートをアウトプットできる機能も実装しています。」と高田氏は、レポート機能の充実度にも自信を覗かせる。
サポートの充実に並行して、さらなる進化に余念のない『AdCent』
すでに多くの通販・EC事業者が利用してる『AdCent(アドセント)』。ある事業者では、アフィリエイトの承認作業の工数が、従来の1/3にまで軽減できたという事例もあるという。
これほど、便利な機能が詰まった『AdCent(アドセント)』は、アフィリエイトを運用している通販・EC事業者にとっては、まさに業務改善の救世主といっても過言ではないだろう。しかし、まだまだ『AdCent(アドセント)』の進化は止まらない。
「当社では、サポートについても常に最善の対応をすべく、社内のリソースを相当量投入しています。導入をよりスムーズにしていただくためのサポートはもちろん、導入後のサポートについても当社の対応力は強みのひとつだと自負しています。サポートを充実させる理由は、もちろん顧客サービスの一環ということもあるのですが、それに加えて、サポートを通じてお客さまからの情報を広く収集して、その情報を『AdCent(アドセント)』自体のさらなる改善につなげていくことも、大きな目的のひとつなのです。
現時点でもお客さまからは高くご評価をいただいていますが、当社としては現状に満足することなく、よりブラッシュアップしていきたいと考えています。“神は細部に宿る”という言葉がありますが、99%がOKでも、1%未熟な部分があれば、それも解消していく、という姿勢で今後も取り組んでいきたいと思います。」と高田氏は言う。『AdCent(アドセント)』の今後の進化についても目が離せないところだ。
アフィリエイトの運用・管理の業務負荷を課題に思っているのなら、ぜひ一度、a-worksに相談してみることをお勧めしたい。
なお、a-worksのサイトでは、『AdCent(アドセント)』の特徴を簡潔にまとめたオリジナル動画も公開されている。興味のある方は一度覗いてみると良いだろう。