中国越境EC支援でアリババ系グループ4PXとエフカフェがタッグ! 中国ECのプロが物流から店舗運営、販促までフルサポート

ECのミカタ編集部 [PR]

エフカフェ 高岡正人取締役と4PX EXPRESS JAPAN謝郁安社長

国際物流サービスを展開する4PX EXPRESS JAPAN(以下、4PX)と、EC支援事業を手掛けるエフカフェが、中国向けの越境ECをサポートする新規事業を共同で開始した。ECサイトの構築や運営、現地でのマーケティングなどをエフカフェがサポートし、日本から中国への物流や通関業務は4PXが担う。日本から中国への越境ECが拡大を続ける中、日本企業の成功を後押ししたいという2社の思いが一致し、業務提携に至ったという。

アリババグループ傘下で「Tmall Global」の物流を手掛ける4PXと、「Tmall Global」の認定パートナーであるエフカフェという、中国EC市場に精通した2社がタッグを組んで提供するサービスとは、どのようなものか。業務提携の内容や、提携した理由などについて、4PXの謝郁安社長とエフカフェの高岡正人取締役に話を聞いた。

「荷物を止めない」国際物流が強み TmallGlobalの最新動向や税制改正の情報にも精通

--4PXさんとエフカフェさんが共同で手掛ける中国越境EC支援サービスとは、どのような内容なのか教えてください。

株式会社4PX EXPRESS JAPAN 代表取締役 謝郁安 氏(以下、謝):日本から中国に向けて越境ECを行う日本企業に対して、ECサイトの構築や翻訳、運営、プロモーション、顧客対応、通関業務、物流など、越境ECに必要な業務を総合的にサポートするサービスです。

日本から中国への直送はもちろんのこと、中国の保税倉庫を使った配送スキームにも対応します。中国事業の戦略立案から携わることも可能です。

サイト構築や店舗運営、プロモーションなどはエフカフェが行い、物流全般は弊社が担います。

--中国のEC市場に精通した4PXさんとエフカフェさんが、越境ECの業務をワンストップで支援するのですね。中国向けの越境EC支援サービスを手掛けている企業は他にもありますが、4PXさんとエフカフェさんが共同で手掛けるサービスの強みは何ですか?

謝:強みの1つは、TmallGlobalの最新動向や、中国EC市場に関する法律や制度の情報を、いち早くキャッチしてサービスに反映できる点です。

アリババグループが手掛けるTmallやTmallGlobalの物流を担う弊社は、親会社との人的交流もありますから、必然的にECモールの最新の情報をリアルタイムに把握することができます。

また、中国国内に保税倉庫を持ち、通関当局と毎日直接やり取りしていますので、EC関連の法律や税制の変更にも即座に対応することが可能です。例えば、どこかの省の通関で荷物が滞る可能性があれば、他省の通関に荷物を回すなど、できる限り荷物を止めずに荷物を運びます。

--越境ECの課題の1つである「荷物が通関で止まってしまう」というリスクを低減できるのは、大きなメリットですね。

謝:
そうだと思います。荷物が届かなければ、ネット通販は成立しませんからね。

株式会社エフカフェ 高岡正人氏(以下、高岡):4PXさんは、Tmall Globalに出店している日本企業の物流を一手に担っており、中国向け越境ECの物流サービスにおいては日本でトップクラスの経験と実績をお持ちです。そして、謝さんがおっしゃった通り、「荷物を止めない」ことに定評があります。
また、アリババグループと資本関係があるため、Tmall Globalに関する情報の入手スピードが、とにかく早い。そして、通関当局とも強いパイプを持っている。中国向け越境ECの物流をお任せするには、この上ない企業だと思いますよ。

累計3000ブランド、流通総額120億円の越境EC支援実績、売るノウハウを提供

累計3000ブランド、流通総額120億円の越境EC支援実績、売るノウハウを提供

--エフカフェさんは、中国越境ECの支援事業において、豊富な経験と実績をお持ちですよね。

高岡:
日本においても2003年の創業から数百店舗にもおよぶ多種多様なジャンルのEC運営支援を主軸事業として行なっているのですが、日本、中国共に最大の強みはその膨大な実績やデータから「いかに売上をあげて実績をつくっていくのか」というノウハウを持っている点です。

中国においても弊社は2010年に現地法人を立ち上げ、TmallでEC支援事業を手掛けてきました。2012年からは中国向けに越境ECを行う日本企業をサポートするビジネスも新たに立ち上げ
これまでご支援した実績は累計3000ブランド、流通額にして120億円を超えています。
その経験を踏まえ、中国のEC市場で成功するためのノウハウを、パートナーさまにご提供します。

謝:エフカフェさんは、Tmall Globalの出店者を支援する運営代行会社の認定制度「Tmall Global TP」において、最高評価の五つ星を取得しています。中国ECでこれほどの実績と経験を持つ日本企業は、そう多くありません。エフカフェさんという頼もしいパートナーと提携できたことを、嬉しく思っています。

手前味噌になりますが、中国越境ECの実務に精通したエフカフェさんと弊社が、越境EC事業をトータルで、ワンストップでサポートするこのサービスは、他社には決して真似ができないものだと自負しています。

急成長する中国向け越境ECの課題を取り払い、日本企業の成功を後押し

急成長する中国向け越境ECの課題を取り払い、日本企業の成功を後押し

--今回、2社が業務提携に至ったのはなぜでしょうか?

謝:
中国向けの越境ECに取り組む日本企業が増えている中で、さまざまな課題も生まれてきています。その課題を解決するには、2社が業務提携することが必要だと双方が判断し、今回の合意に至りました。

日本から中国への越境EC市場は年間2兆円を超え、その規模は年々拡大しています。一方で、集客や通関、国際物流、法律などの課題に直面し、ビジネスに失敗してしまう企業も少なくありません。結果的に、中国のEC市場には大きなチャンスがあるのに、参入をためらう日本企業が目立ちます。

エフカフェさんと弊社は、こうした問題意識を共有し、越境ECを取り巻く課題を一緒に解決していきたいという思いのもと、今回の業務提携を決断しました。

高岡:中国のEC市場は年率約40%で成長しているとも言われ、非常に有望なマーケットではあるものの、小手先のテクニックや、付け焼き刃の知識で成功できるほど甘くはありません。

中国EC市場の特徴として、不確実性が大きことが挙げられます。大手ECモールの出店基準は頻繁に変更されますし、中国の法律や通関のルールは毎月のように変わってしまう。そして、現地の広告代理店やマーケティング支援会社に頼ろうとしても、商習慣の違いなどからトラブルになることも少なくない。

中国市場の難しさを感じている日本企業は、たくさんいらっしゃると思います。実際、一度中国に進出しても、さまざまな困難に直面し、撤退してしまうケースは後を絶ちません。

弊社は、これまでに中国EC市場で培った経験を生かし、4PXさんと一緒にこうした課題を解決していきます。


海外を相手にビジネスを行うなら、中国は外せない国

--中国向けの越境EC は簡単ではありませんが、それでも取り組むべき理由があるということでしょうか。

謝:
そうですね。日本は今後、人口が徐々に減っていくと予想されていますから、世界を相手にビジネスを行う必要があるのではないでしょうか。日本のEC市場は拡大しているものの、日本だけでビジネスを行なっていては、長期的な成長は望めないかもしれません。

高岡:謝さんのおっしゃる通りだと思います。10年後、20年後を見据えれば、世界に目を向けることが非常に重要です。

そして、グローバルでビジネスを行うときに、どこの国に向けて商売するのがベストかを考えると、やはり中国は外せない国だと思います。

中国は市場規模が大きく、ビジネスのインフラも整っていて、地理的にも近い。そして近年は、インバウンドなどで日本製品の良さを実感した中国人が増えている。

越境ECの進出先としては、親日の台湾や、経済成長が著しい東南アジアなどもありますが、中国のポテンシャルは群を抜いて大きいと思いますね。

謝:インバウンドという側面で見ると、中国人の訪日観光客による爆買いは、以前と比べて落ち着いてきています。これからは、来日した観光客が帰国した後に、越境ECで商品を買ってもらうことを目指すべきでしょう。

電商法の施行でメーカーや小売店の越境ECに追い風が吹く

--中国政府は越境ECの適正化を目的に、いわゆる「電商法」を作りました。2019年4月に完全施行となりましたが、越境ECにどのような影響があるでしょうか。

謝:
電商法ができたことで、これまで関税の支払いを逃れていた個人バイヤーが、ビジネスを行えなくなりました。その結果、並行輸入品を安い値段で売っていたような個人バイヤーがいなくなり、正規の方法で越境ECに取り組むメーカーや小売店は、ビジネスを行いやすくなるのは間違いありません。

高岡:越境ECの税率は全体として下がりましたし、輸入対象品目も追加されました。日本の企業にとってチャンスですよ。実際、2019年に入ってから、多くの企業が越境ECを始めているんです。

謝:弊社の物流サービスは、もちろん電商法を遵守していますから、安心して荷物を預けてください。

中国以外の国に進出する際にも、国際物流を切れ目なくサポート

--最後に、今後の展望について教えてください。

謝:
中国以外に越境ECを行ないたい日本企業がいらっしゃれば、他国への展開もサポートしていきます。弊社はアジア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカなど、世界中ほぼすべての国に荷物を運ぶことが可能です。

中国向けの越境ECに成功した後に、他国へ展開するとき、別の物流会社を探す必要はありません。4PXは、世界中のどの国や地域に進出する場合でも、物流をサポートします。海外展開を検討している企業さまの物流は、ぜひお任せください。



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