ロボットで倉庫現場は進化する!三菱商事がRobowareで目指すフレキシブルな物流改革

ECのミカタ編集部 [PR]

左:三菱商事株式会社 中村 遼太郎 氏
右:三菱商事株式会社 小林 聡一 氏

倉庫作業の業務効率化のために、ロボット導入を検討する事業者が増えている。しかし、費用や運用面がネックになり、導入に二の足を踏む企業が少なくない。こうした事業者の悩みを解決するのが、三菱商事株式会社が提供する月額制の倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」だ。ソフトウェアや保守サービスも費用に含まれるオールイン型のサービスで、波動や作業内容に応じてロボット台数を増減できるなど柔軟性が高い。物流開発部の中村遼太郎氏と小林聡一氏に、Robowareのサービスの仕組みや提供するロボットの特長、料金体系などについて話を聞いた。

属人的な倉庫業務をテクノロジーの力で標準化

――倉庫ロボットに関するニーズの変化をどう捉えていらっしゃいますか。
中村 ECの拡大で荷物の取扱量が増え、倉庫のロボティクス化へのニーズは高まっています。より効率的でスピーディーな倉庫運用が求められるようになったためです。倉庫ロボットに関しては、以前はクライアントごとにフルカスタマイズする大型案件が中心でしたが、それだとリソースが固定化されてしまう難点がありました。近年は導入や移設が容易なシンプルなロボットを使用したフレキシブルな運用を求める声が増えているように感じます。

――国内外で倉庫ロボットの導入は進んでいるのでしょうか。
中村 米アマゾン・ドット・コムが2012年にKiva Systems(現アマゾン・ロボティクス)を買収するなど、アメリカが先駆的です。その後は中国勢が台頭しマーケットを押し上げてきました。日本国内でも業務効率化のため自動化のニーズは高まっていますが、費用や運用面がネックになり、なかなか導入が進んでいないのが実情です。

――倉庫業務が属人化しているため、ロボットの導入に踏み切れないという声も聞かれます。
中村 人に投資をして現場を回す物流も重要ですが、我々が目指すのは新しいテクノロジーを活用し、業務を徹底的に標準化するビジネスモデルです。今回ご紹介する倉庫ロボットサービス「Roboware」も、業務を標準化することで全体最適を図り、作業効率化を進めるためのソリューションになります。

最先端ロボットをソフトウェア・保守と一緒に提供

――サービスの概要を教えてください。
中村 Robowareは多様なロボットを独自のソフトウェア・保守サービスとともに提供し、EC事業者様の倉庫運用を最適化するサービスです。取り扱うロボットはすべて国内で効果実証が済んだもの。導入にあたっては必ず当社のスタッフが現場に伺い、現状を把握した上で最適なプランをご提案いたします。もちろん導入後の運用フォローや効果分析、物量に応じた最適化の提案なども行い、お客様と伴走しながら倉庫運用の効率化を目指します。

――どのようなロボットがあるのでしょうか。
中村 例えばGreyOrange社(インド)の「Ranger GTP」は、製品を棚ごと運ぶ搬送ロボットです。

床面のQRコードを読み込みながら自走し、最大600kgまでの荷物をピッキングステーションに運びます。製品を積んだ棚が運ばれてくるので、作業者は倉庫内を歩き回る必要がありません。ピッキング効率を大幅に向上し、生産性は2~3倍になります。

また、Syrius Robotics社(中国)が開発したピッキング支援の自律走行型ロボット「FlexComet」もユニークです。

独自のセンサー・カメラ技術で倉庫内の地図を自動生成し、障害物を避けながら指定エリアを自律走行します。既存倉庫にも導入しやすく、すぐに運用できる点が特長です。

――今後ロボットのラインナップは増やす予定ですか。
中村 そうですね。5月20日に省スペースへの設置ができ、人力と比べて3~5倍の処理能力がある立体仕分機「オムニソーター」をリリースしました。今後は冷凍・冷蔵環境で使えるなど、EC業界でニーズが高そうなロボットは順次拡充していきます。これに加え、物流システムとロボットをつなぐソフトウェアの開発や、倉庫運用の最適化を支援するコンサルティングなどにも力を注ぎます。

波動や計画に合わせてロボット台数の調整が可能

――料金体系について教えてください。
中村 ロボットを購入する「購入プラン」、すべてのロボットをレンタルする「レンタルプラン」、使用するロボットの一部だけを購入する「ハイブリッドプラン」の3つの料金プランをご用意しました。それぞれのプランには月額制でソフトウェアと保守運用費用が必要ですが、ソフト更新やクラウド費用、トラブル対応などの費用をすべて含みます。ホームページではご希望のロボットとプランを選択すると、料金が確認できるのでぜひお試し下さい。

――ロボットの台数は自由に選べるのでしょうか。
中村 お客様の倉庫サイズや業務内容に合った台数をご提案しますが、レンタルプラン、ハイブリッドプランの場合は波動や計画に合わせてロボットの台数を月ごとに増減することができます。従来型の倉庫ロボットではこうした“足し引き”ができませんでしたが、RobowareはSaaS型のサービスなのでこうしたフレキシブルな運用が可能になりました。

――ロボットの遊休化を防ぎ、コストを最小化した倉庫運営ができそうですね。
中村 スモールスタートができる点がRobowareの強みです。初期投資の費用が倉庫ロボット導入のハードルになっていた面があるので、まずは試験的にミニマムの台数を導入して検証したり、季節やイベントに応じて導入台数を増減したりして、気軽に使っていただきたいと思います。また、「稼働現場を見てから検討したい」というお客様向けには定期的にオンライン視察会を開催していますので、こちらもご活用いただければと思います。

シェアリングで未来を見据えた倉庫運営を

――倉庫をシェアリングするサービスの正式リリースを行ったそうですね。
小林 「WareX(ウェアエックス)」というシェアリング倉庫サービスを、5月18日に正式リリースしました。要は寄託倉庫を探している荷主様と、空きスペースを有効活用したい倉庫会社様をマッチングし、入出荷オペレーションも管理できるツールになります。

使い方は簡単で、お預けになる荷物の量や温度帯、場所などを入力して検索すると、サイトに登録された倉庫の一覧がマップ上に表示されます。各倉庫の保管料単価と作業料単価はあらかじめ決まっているので見積もりの必要がなく、荷主様は要件に合致した倉庫を簡単に探すことができます。

――コスト削減にも役立ちそうですね。
小林 一般的な倉庫は月坪契約ですが、WareXの保管料は日割り・パレット建ての従量課金制なので、ご利用いただいた分だけのお支払いになります。倉庫賃貸にかかる固定費が変動費に変わるので、波動対策の一時利用やバッファ倉庫など幅広い用途でご活用いただけます。

ただ、現状はパレット・カゴ車単位での荷受けになるので、EC事業者様向けではないかもしれません。今後はケースやピースなどもう少し小さいロットにも対応できるようサービスをブラッシュアップしていく予定です。

――ロボティクス化やシェアリングで倉庫業務のあり方はどう変わりますか。
中村 販売チャネルの多様化や取扱荷物量の増加にともない、物流倉庫に求められる機能は複雑化しています。RobowareやWareXなど最新のテクノロジーを導入することで、倉庫業務はより効率的に運営できるようになるはずです。先を見据えながら倉庫運営を行うことで、もっとフレキシブルなサプライチェーンが組める、新しい物流の世界の構築が我々のミッションです。

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