越境ECに欠かせない海外送金・決済をスムーズに実現する『ペイオニア』と『マスペイアウト』

ECのミカタ編集部 [PR]

世界的なコロナ禍により、海外でもECは活況を呈しており、日本のEC事業者が越境ECに進出する動きも活発化している。海外にあるマーケットプレイスを活用することで、出店は比較的容易になっており、EC事業者にとっては大きなビジネスチャンスとなっているといえるだろう。中には、越境ECに魅力を感じながらも、海外ビジネスにつきまとう外貨での決済や海外送金などに不安を感じて、なかなか越境EC展開を進められないという事業者も少なくないのではないだろうか。

しかし、そうした海外送金や決済などの手続き・業務処理は『ペイオニア』の活用によって大幅に業務軽減できる。世界有数のマーケットプレイスの中には、『ペイオニア』が必須というところも増えている。日本法人であるペイオニア・ジャパン株式会社のカントリーマネージャー 岡本 王湖氏にお話を伺った。

世界のマーケットプレイスで決済のスタンダードになりつつある『ペイオニア』

『ペイオニア』は、世界中のマーケットプレイスで販売された商品や役務提供の代金の受け取りや、海外への取引先への仕入れ代金や事業経費の支払いなどを、一般的な銀行を介した海外送金などよりも簡便に、低コストで実現できるサービスである。

EC事業者が越境ECを展開する場合、昨今では海外で人気のマーケットプレイスで出店することで事業展開するケースが増えている。たとえば、eBayやAmazon、さらには東南アジアで人気のShopeeやLazadaなど、スムーズでスピーディな越境ECを実現する上で、ぜひ検討したい海外のマーケットプレイスだ。

そして、これから越境ECを展開しようと考えている日本のEC事業者が注目すべきは、ここで挙げた海外のマーケットプレイスの多くは、『ペイオニア』による販売代金の決済がスタンダードであるということである。一部を除けば、“『ペイオニア』のアカウントを持っていないと、決済ができない”マーケットプレイスがほとんどである。もはや、世界のマーケットプレイスでは、『ペイオニア』が決済手段のデファクトスタンダードになっているといっても過言ではないだろう。

――なぜ、世界中のマーケットプレイスは『ペイオニア』を採用するのでしょうか。

岡本氏:当社には、この後ご説明する『マスペイアウト』というサービスがあります。このサービスを利用していただくと、マーケットプレイスでは、世界中にいるセラーへの代金支払いなどを一元的かつ低コストで支払うことが可能になります。世界中にある多くのマーケットプレイスは、世界中のセラーに門戸を開放しているので、従来のような銀行を経由した送金では、手続きも煩雑で、手数料コストもかなりのものになります。しかし、ペイオニアの『マスペイアウト』を活用すると、手続きも簡単で、手数料コストも大幅にカットできるというメリットがあります。そのため、多くのマーケットプレイスは、『ペイオニア』を決済サービスのスタンダードに設定するのです。最近では、“韓国のAmazon”とも称されるクーパンでも、ペイオニアをご活用いただくことになりました。

つまり、主だった海外のマーケットプレイスでの越境ECを展開しようと思えば、おのずと『ペイオニア』アカウントを持っていると、利便性も高くなるということのようだ。EC事業者にとっての『ペイオニア』のメリットについて伺った。

――世界中のマーケットプレイスで、『ペイオニア』が選ばれていることはよくわかりました。その一方で、EC事業者が『ペイオニア』を活用するメリットはどのようなものでしょうか。

岡本氏:大きくは3つあります。

1つは、すでにお話した通り、世界中のマーケットプレイスの多くが、セラーすなわちEC事業者様への販売代金の支払いを『ペイオニア』に絞っているということもあり、マーケットプレイスを活用して越境ECに取り組むなら、『ペイオニア』のアカウントをもつことで、複数のマーケットプレイスへの進出も容易になるということです。A国のマーケットプレイスに出店するにあたって『ペイオニア』アカウントを開設していれば、次にB国で別のマーケットプレイスに出店する際もスムーズです。

2つめは、当社が提供する多様な情報サポートです。多くのEC事業者様が、“いざ、越境ECを!!”ということになっても、当該国の税務や物流などがよくわからない、ということが多いのです。また、A国で売れたものが、同じようにB国で売れるかというと、そうとは限らない。そこでは当該国の市場性を理解したコンサルタントのアドバイスが必要だったりします。

当社では、そうした海外のEC市場に関する情報や、現地のECに精通したコンサルタント、物流会社などとのネットワークが強いので、必要に応じてペイオニアユーザーに情報提供が可能です。中には、ペイオニアユーザー向けの特典を提供してくれるサービサーもいるほどで、必要な情報提供を受けられることも『ペイオニア』アカウントをもつメリットだといえるでしょう。

そして3つめですが、世界中のマーケットプレイスだけでなく、そこに紐づく仕入れ業者や物流会社なども『ペイオニア』を使っていることが多いので、日本のEC事業者様がそうした海外のパートナー企業に支払いをする、という場合でも銀行送金などではなく、『ペイオニア』で決済ができてしまいます。煩雑な手続きを減らして、かつ手数料も減らすことができるのは大きなメリットだと確信しています。

今後は、『ペイオニア』と提携している取引業者から「請求書」を受けると、その支払いを『ペイオニア』のアカウントから直接支払える、というサービスの提供も予定しています。またさらに、「カードレスカード」の発行も検討しており、これが実現すれば、一度銀行口座へ出金することなく、『ペイオニア』のアカウントから直接外貨建て払いを行うことができ、フェイスブック広告やAmazon広告などの掲載料もこれで決済することが可能になるなど、さらに利便性を高めていく予定です。

グローバルなECビジネスの送金手数料のコスト削減と、海外送金手続きの業務効率改善を実現する『マスペイアウト』

――さきほどもお話に出た『マスペイアウト』についてお教えください。

岡本氏:すでにお話した通り、昨今は日本のEC事業者様も注目している東南アジア向けのマーケットプレイスであるShopeeや、Lazada、eBay、韓国のクーパンなどに、当社の『マスペイアウト』をご活用いただいています。

こうしたマーケットプレイスは、世界中に取引先があり、セラーも世界中にいます。そうした海外の支払先に対して一括で支払い手続きを済ませてしまうことができ、かつ手数料も銀行での送金等に比べれば極めてリーズナブルです。セラーの中には、当然に少額の販売代金を受け取るというケースもあり、銀行決済だと手数料が割高になりがちです。そういう意味では、世界中にいる大量の取引先に対して、比較的少額の決済であっても、簡単・スピーディ・低コストで決済を実現できる仕組みが『マスペイアウト』なのです。

マーケットプレイスとしては、世界中への支払いが低コストででき、業務も簡略化できるというメリットが大きいのですが、もうひとつのメリットが、世界中で『ペイオニア』アカウントを持ったセラー、すなわちEC事業者が増えており、海外との販売代金などのやりとりは『ペイオニア』を使うことが前提であるため、さらなるセラーを獲得する上でも、『ペイオニア』の導入は、マーケットプレイスにとっては必須ともいうべき、セラー集客の武器になっているということです。

そもそも『マスペイアウト』は、ECのマーケットプレイスやEC事業者にのみメリットのあるサービスというわけではない。事業をグローバル展開している企業にとっては、極めて利用価値が高いサービスだといえる。

現に、世界中で民泊事業を展開している企業や、英会話教室をオンライン化し海外に住む講師により授業を実施するような企業、あるいは世界中に動画配信しているライブストリーマーのプラットフォームなども『マスペイアウト』を利用しており、今後ますます利用者は増えていくことだろう。

まだまだ伸びる越境EC市場。積極果敢なグローバル戦略がEC事業の成長の鍵となる

――日本では数年前から、越境ECが注目され、中国や韓国、そして東南アジアなどへの進出を目指すEC事業者も少なくありません。昨今の日本のEC事業者の越境ECの動向などについてお聞かせください。

岡本氏:今、越境ECはグローバルなトレンドだといっても過言ではなく、今後も市場が伸びていくことは間違いないと思っています。ただ、今の日本のEC事業者は、比較的慎重な姿勢が垣間見えており、一定の伸びは示すでしょうが、海外勢、たとえば韓国や中国のEC事業者などの方がより大きく越境ECを伸ばすかもしれません。

世界的なトレンドである越境ECで、日本のEC事業者が着実に業績を伸ばしていくためには、中国や韓国の事業者同様、積極果敢に越境進出を進めるべきだと思っています。そして、そのためには、きちんと市場を見極めるマーケティングや物流などの準備も大事です。また準備の一環としては、代金決済のツールも重要で、そこではぜひ『ペイオニア』をお役立ていただきたいと思っています。

越境ECは、EC事業者にとっては魅力的な拡大戦略の1つだが、市場性はもとより、税務や物流をはじめ、国ごとの事情などをきちんと把握することが欠かせない。代金の支払いや外注先への支払いなども海外とのやりとりとなると、何かと面倒な側面がある。そうした面倒を軽減する上でも、『ペイオニア』をぜひ有効活用したいものだ。

※アカウントサービスは、米国のPayoneer Inc.が提供するサービスです。 日本居住者向けのカードサービス、メイク・ア・ペイメントサービス及びマスペイアウトサービスは、ペイオニア・ジャパン株式会社が提供するサービスです。

ペイオニア公式サイトはこちら


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