東京23区内に2,800坪超! 三井倉庫ビジネスパートナーズが提唱する物流拠点のロケーションメリットとは

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東京都江東区に2,800坪を超える大型ロジスティクスセンターを構える三井倉庫ビジネスパートナーズ株式会社。都内でビジネスを展開する通販事業者にとって、委託先の倉庫との物理的距離が近いことは、コミュニケーション面や支援体制を構築する上で大きなメリットがあるという。営業推進部の明戸大輔氏に、同社が提供するサービスの概要や強み、今後の計画や目標などについて話を聞いた。

課題解決のため多様なソリューションを提案

――まずは御社の事業内容や提供しているサービスについて教えてください。

当社は三井倉庫グループの一員で、物を保管する従来の〈倉庫〉の概念に情報セキュリティーへの対応を付加したBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを提供しています。事業の柱は、機密書類保管や溶解処理を行う「文書管理サービス」、コールセンターや事務を代行する「バックオフィスサービス」、BtoBやEC向けの物流業務を請け負う「ロジスティクスサービス」など。東京、北海道、愛知、大阪に拠点があり、東京都江東区にあるここ「深川ロジスティクスセンター」では、主に通販物流業務を請け負っています。

――通販事業者向けには、具体的にどのようなサービスを提供しているのですか。

通販物流に関する業務をワンストップで運用するトータルサービスを提供しています。商品の入庫・検品、在庫管理、出荷業務はもちろん、管理システムの選定や業務フローの設計、梱包形態のご提案なども行います。

自社でまかないきれない領域については、グループ会社や協力会社のネットワークを活用して対応させていただきます。特に定型のサービスがあるわけではなく、お客様の要望に応じてフレキシブルに体制を整え、質の高いサービスを提供することを心がけています。

――どのような事業者とのお取引が多いのでしょうか。

深川ロジスティクスセンターでは、2011年頃から通販事業者向けの商品をお預かりし発送業務を行っていますが、業種的にはアパレルやコスメ、雑貨、通信教材などの取り扱いが比較的多いですね。新型コロナのパンデミックを機に、物流業務をアウトソーシングしたいというご相談が増えています。

好立地でEC物流に関するトータルサービスを提供

――他の倉庫会社とは異なる、御社ならではの強みや差別化ポイントはありますか。

ひとつは東京23区内にあるというロケーションです。深川ロジスティクスセンターの敷地面積は約2,860坪。首都高速のICも近く、発送代行業務に特化した都内有数の物流拠点です。ギフト包装やラベル貼り、購入回数に応じた挨拶状やサンプルの同梱作業など、機械で自動化しにくい細かい作業に長けている点も当社の強みです。

情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC27001)の認証取得やリスクアセスメントを実施するなど、組織が扱う情報資産の保護にも力を入れています。また、創業110年を超える三井倉庫グループの一員であるということも、お客様の安心感につながっているようです。

――都心に立地していることで、ユーザーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

やはりアクセスのしやすさが最大のメリットだと思います。何かトラブルがあった時にすぐに駆け付けて現場の状況を見ながら対策を練れたり、倉庫スタッフと一緒に梱包の仕様を考えたりできる点では優位性があるはずです。販促物の制作や緩衝材の検討なども、クライアントと“二人三脚”で取り組みやすい環境にあると思います。

最近は実店舗を構える事業者のEC参入が増え、それに伴い物流業務を初めてアウトソーシングする企業が増えています。当社にも多くの相談が寄せられていますが、こうした事業者にとって、どこからでもアクセスしやすい都心に物流拠点があることは大きなメリットです。

――首都圏で事業を展開する荷主とは物理的な距離が近いので、コミュニケーションも取りやすそうですね。三井倉庫グループであることの強みについてはいかがですか。

荷主様の要望や状況に応じて、サプライチェーンの上流から下流までを支援できる点が強みです。例えば当社の物流拠点がないエリアでの商品管理・ 入出荷業務をご希望のお客様には、グループ会社や協力会社の拠点をご利用いただくことも可能です。また、越境ECやオムニチャネルなど、通販業界でニーズが増えている案件にも、三井倉庫グループの総合力を活かして取り組んでまいります。

お客様から信頼される「ファーストコールカンパニー」に

――近年、特に増えているお問い合わせや相談などはありますか。

先ほどもお話ししましたが、コロナ禍をきっかけにこれまで自社で行っていた物流業務を、アウトソーシングする動きが活発化しています。特に都心にオフィスを構える事業者の場合は、外部委託先として深川ロジスティクスセンターを検討していただく機会が増えました。

発送代行に関しては10年を超える実績がありますし、現在も20前後のオペレーションが毎日稼働しています。また、発送代行業務だけではなく、複数の実店舗に商品を配送するための仕分け拠点としてセンターをご利用いただいているお客様もいらっしゃいます。

冒頭申し上げた通り、当社は書類管理や複雑なバックオフィス業務など、幅広い業務に対応しています。お客様の要望を実現するために試行錯誤を重ね、EC物流に関する知見やノウハウを蓄積してきましたので、どんなことでもまずはお気軽にご相談ください。

――御社との取引を機に、業績を伸ばす企業も多いのですか。

そうですね。特に印象的だったのは某大手アパレル企業の事例です。当社とお取引を始めた時はまだ社員数名の小規模事業者で、当時は入庫・出荷や在庫の管理がほとんどできていない状況でした。そこから提案を重ねて二人三脚で物流体制を整えた結果、今ではファッション通販サイトで大人気のブランドに成長しました。

もちろんお客様の実力があったからこその結果ですが、発送代行のプロフェッショナルとして物流を任せていただいたことで、ブランドの成長に寄り添いながら質の高いサービスを提供できたと自負しています。

――今後の計画や目標があれば教えてください。

三井倉庫ビジネスパートナーズは、物流の課題を抱えるお客様から真っ先にお声がけいただける「ファーストコールカンパニー」を目指します。そのためには日々スキルを積み重ねていくことが重要ですし、業務の幅も広げていかなければなりません。当然、グループ会社や協力会社のネットワークを強化していくことも求められます。今後もお客様が安心して業務を任せられ、その事業成長に貢献できるパートナーであり続けられるよう努力して参ります。

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