効率化実現で売上を伸ばすチャンスを最大化! 初心者でも使いこなせるEC管理システム「助ネコ」とは?
受注処理の遅れや在庫不足による販売機会の喪失は事業の成長を阻害し、購入者の満足度を低下させる。複数モールで多店舗展開しているブランドなら尚更で、なんとか業務を効率化したいと考える経営者は多いだろう。朝から晩まで受注処理や在庫管理に追われ、“ネコの手も借りたい”と嘆く事業者にオススメなのが、株式会社アクアリーフが提供するEC管理システム「助ネコ」だ。同社の佐藤理貴氏と槻光輔氏に、初心者でも使いやすい「助ネコ」の特徴や具体的な機能、導入事例などについて話を聞いた。
業務を自動化して売上アップにつなげる
──1990年代後半にネットショップが誕生してから30年が経とうとしています。当時と今を比較すると、店舗運営ではどのような違いがあるのでしょうか。
株式会社アクアリーフ 助ネコ事業部 マーケティング営業グループ 佐藤理貴氏(以下、佐藤) 当時はあくまでも実店舗販売がメインで、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールは副次的な扱いでした。「とりあえず出店する」という考えの事業者様が多く、多店舗展開している割にEC売上が伸びないという企業も多かったと思います。
ところが徐々にECの利用率が高まり、今では各種モールや販売サイトが乱立するようになりました。事業者様も闇雲に出店するのではなく、店舗を構えるモールや販売手法を厳選し、売上効率を重視するようになったと感じます。
──そのような状況をふまえ、現代のネットショップ運営における成功のポイントはどこにあるとお考えですか。
佐藤 ブランディングに有効な自社ECサイトを軸に、複数モールの店舗を効率よく運営していくことが重要です。各種データを活用して最適なマーケティング施策を講じたり、SNSで集客を図ったりすることで、勝ち筋は見えてくるでしょう。ただし、やらなければならないことが圧倒的に増えるので、いかに管理工数を減らせるかが成功のポイントです。
株式会社アクアリーフ 助ネコ事業部 マーケティング営業グループ 佐藤理貴氏
株式会社アクアリーフ 助ネコ事業部 システム開発グループ 槻光輔氏(以下、槻) 事業者様は自社ECを含め複数モールで多店舗展開をされていることが多いので、業務を効率化するためには自動化ツールを導入することが有効です。システム導入は業務に余白を作れますし、課題に対して能動的なアプローチがとりやすいメリットもあります。
──システムを導入して作業工数を減らせば、リソースの再分配もできますね。
佐藤 確かにシステム導入は工数削減・業務効率化に有効ですが、導入自体が目的になってしまっては意味がありません。作業工数を削減したその先で、何がしたいのか。売上を伸ばすために、どのようなことがしたいのか。システム導入後のあるべき姿をより具体的に描けるかどうかも、成功のポイントのひとつだと思います。
「処理ルート」機能で受注~出荷を多次元管理
──御社が提供するEC管理システム「助ネコ」の特徴について教えていただけますか。
佐藤 「助ネコ」は複数のネットショップや実店舗をまとめて管理できるクラウド型のEC一元管理システムです。受注管理や在庫管理、商品登録、発注管理などEC業務に必要な機能がすべてそろい、受注処理の自動化や複数モール間の在庫連動、商品の一括アップロードなどが簡単にできるようになるツールです。
槻 それぞれの機能を単体契約、つまり必要な機能を“部分利用”できる点も特徴です。企業規模や事業フェーズに合わせて自由にカスタムできるため、不要なシステムに費用を払わなくて済むメリットがあります。導入初期はミニマムでスタートし、売上が伸びてきたら必要な機能を追加するという運用ができるため、多くのお客様から「かゆいところに手が届く」とお褒めの言葉をいただいています。
株式会社アクアリーフ 助ネコ事業部 システム開発グループ 槻光輔氏
──競合サービスと比較して、「助ネコ」が優れている点はありますか。
槻 受注処理のプロセスをカテゴライズして管理できる「処理ルート」は、便利でユニークな機能だと思います。この機能を使うことで、名入れなど特別な作業が伴う商品や企画・イベント商材、予約商品などを注文ごとに仕分けて多次元管理できるようになります。事前に条件設定さえしておけば、設定したルートごとに注文が自動で振り分けられる仕組みです。ちなみに処理ルートはいくつでも追加できます。個別対応が必要な注文をまとめて管理できるので、多くの契約者様にご利用いただいている機能です。
──システムの使いやすさについてはいかがでしょうか。
佐藤 「助ネコ」は画面の流れに沿って操作するだけで、さまざまな施策が実行できます。作業動線もわかりやすく、直感的に操作できるため、パソコンに慣れていないスタッフやECビジネスを始めたばかりの方でもストレスなく使いこなせると思います。
また、母の日やクリスマスなど年に1度しかないイベント時に設定した条件は、オン/オフでいつでも切り替えが可能です。通常時は設定をオフにしておき、イベント時にオンにすれば、以前登録した条件をすぐに呼び出せるので非常に便利だと思います。
自動処理機能「オートロボ」実装でより便利に
──「助ネコ」の導入成果・効果を示す事例はありますか。
佐藤 建築資材・DIY用品を販売されている企業様は、システム導入後に注文数が倍増したにもかかわらず、従前のフローで業務が回せています。複数モールの受注管理を効率化したことで、新たなモールへの出店準備がスムーズにできるようになり、さらに売上が伸びるといった好循環が生まれました。
また、ある食品メーカー様は「助ネコ」の「オートロボ」機能を使うことで、受注処理の工数を半分以下に削減されました。リソースを商品開発やプロモーションなどの施策に割けるようになったそうです。
オートロボの自動処理
槻 「オートロボ」とはステータス移動やメール送信、各販売サイトへの処理実績データのアップロードといった受注処理業務を”自動化”できる機能のことです。自動化対象にするための条件設定も可能なので、「ギフト注文は自動化停止する」「お中元の注文は専用の処理ルートに自動で移動させる」「楽天ロジ出荷注文は完全自動化する」等々、店舗様の運用に合わせた活用が可能です。システマチックな設定画面ではないので、専門知識はもちろん不要です。「助ネコ 受注管理」に標準搭載されていますので、ご契約者様は無料でお使いいただける機能となります。
──業務改善につながる便利な機能がたくさんありますが、直近で追加された新機能などはありますか。
槻 「助ネコ 在庫管理」の新機能として、「在庫配分管理」機能をリリースしました。これまでの在庫管理は、各モール・カートに対して在庫数を一律で管理することしかできませんでしたが、この機能は任意の在庫数をそれぞれに配分することが可能になります。どの店舗様でも、チャネルごとに販売数の違いはあります。売れ行きのよいモールに在庫を多めにし、開店直後の店舗は少なめで様子を見る、大型セールを実施するモールに重点的に在庫を揃えるなど、売り越しや売り逃しのリスクを防ぎつつ、より柔軟かつ戦略的な在庫管理が実現できます。
ショップごとに配分した在庫数をアップロードできる「在庫配分管理」機能
──最後に、将来の展望や今後の計画・目標などがあれば教えてください。
槻 業界のトレンドや売れ筋がめまぐるしく変化する中で、システムに求められることはやはり売上への貢献です。「助ネコ」はお客様が売上を伸ばすための施策を自由に選択でき、それをスムーズに実行に移せるシステムであり続けたいと思います。プラスアルファの価値を提供しながら、お客様と共に成長していくことが今後の目標です。
佐藤 EC市場では競争が激化しており、これまでのやり方が通用しなくなっています。いくら商品力が高くてもものが売れず、市場から退場するプレイヤーも多いと聞きます。当社はシステムベンダーとして、こうした事業者様がECビジネスを続けられるよう、ブログやSNSを通じて情報発信に注力します。「助ネコ」の使い方に関するウェビナーなども開催し、売上アップにつながる情報をひとつでも多くお届けすることが我々のミッションです。