ヤフー、「YJテック投資事業組合」の組成と2つのファンドへの出資決定

 ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)と100%子会社であるYJキャピタル株式会社(以下、YJキャピタル)は、5月20日付で「YJテック投資事業組合」(以下、YJテック)を組成し、国内外の2つのファンドへの出資を決定しました。

 YJテックは、技術が急速に進化しているビッグデータ、AI(人工知能)、サイバーセキュリティ分野に特化して投資を行う、約35億円を運用する投資ファンドです。アメリカやイスラエル、日本等の最先端技術を保有するスタートアップ企業への投資を通じて、最先端の知見や技術トレンドをYahoo! JAPANが提供するサービスに活用していくことを目指して組成されました。

 なお、YJテック組成にあたり、YJキャピタルでは以下の通りYJテック専任パートナーが就任しています。また、ビッグデータ、AI(人工知能)、サイバーセキュリティ分野のスタートアップ企業への投資にあたり、Yahoo! JAPANの技術領域の3名の執行役員が技術的観点からの助言を行っていきます。

■YJキャピタル YJテック専任パートナー
谷口 博基(たにぐち ひろき)
東京大学工学系研究科修了後、マッキンゼー入社、在籍中にカリフォルニア大学バークレー校にてMBA/MOT取得。 マッキンゼーではハイテク・製造業を中心に日本企業のグローバル化、提携、買収、新規事業開発、R&D戦略など幅広い案件に従事。2013年1月にヤフー入社後は、株式会社一休の買収、Buzzfeed社との合弁事業会社「BuzzFeed Japan株式会社」設立などを担当。
※谷口は、ヤフー コーポレート統括本部企業戦略本部総合事業企画室長とデータ&サイエンスソリューション統括本部D&S事業開発室長を兼任しています。

今回、スタートアップ企業への投資に先立ち、以下の国内外2つのベンチャーキャピタルが運用するファンドへの出資を決定しました。本出資は、YJテックの注力する技術領域に強みを持つファンドへの出資を通じて、世界最先端の知見やネットワーク、スタートアップコミュニティーへのアクセスを目的としています。今回出資が決まった2つのファンドの他にも、複数のビッグデータ、AI(人工知能)、サイバーセキュリティ分野に特化したファンドと出資について協議中です。