Spelldata、インターネットのルーティングを支えるBGP監視サービスを開始〜大規模ネットワーク障害の原因となりうるBGP接続状況を監視する〜

デジタル体験の計測・分析・改善のリーディングカンパニー株式会社Spelldataは、オンライン計測・監視サービス「SpeedData」の新サービスとしてBGP監視サービスを提供開始しました。
BGP(Border Gateway Protocol)とはインターネット上のルーティングプロトコルです。
インターネットのデータをネットワークから別のネットワークに送信する際の最短ルートを決定するために使用するシステムのことで、接続問題のトラブルシューティングなどに役立ちます。

BGPの主な役割は、他のBGPシステムと到達可能性情報を交換し、トラフィックを効率的に誘導することです。
ルートは世界中で絶えず発表されたり、削除されたりしています。

BGPはセキュリティを重視して設計されていないため、非常に脆弱なプロトコルであり、ルートのリークやハイジャックが発生しやすくなっています。
そのため、BGPの監視は安定したデジタルサービスを提供する上で非常に重要です。

SpeedDataのBGP監視は、GoogleやMicrosoftなどのテクノロジー企業をはじめとして、数多くの欧米のEC事業者やエンタープライズ、Verizonなどの通信企業で使われているCatchpointのシステムを採用しています。

Spelldataは、今後もデジタルサービスの高速安定運用を支えるためのデジタル体験監視のサービスを拡充します。

【今回の背景】
2012年にMis-Origination(BGPルータにおける誤った経路情報)を発見することができるRPKI(Resource Public Key Infrastructure)がRFC6480として規定されました。
国内においては、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)のRPKI試験提供でIPアドレスの分配を多く受けている20社のうち、7社が利用を開始しており、IPv4については44.6%、IPv6については57.2%とまだカバー率が半分程度です(※)。
海外においては、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)の調査では、2021年の2月16日の時点で、72.40%の経路がカバーされていません。

BGPの障害はインターネット上でのサービス提供を根本から不可能にします。
近年、BGPの障害によるサービス停止は増えており、安定したシステム運用を目指す上で、BGP監視による見える化が鍵を握ります。
クラウド上でシステムを展開している場合には、そのクラウドサービスのネットワークのルーティングの監視を行い、品質の監視をベンダー提供の監視とは別に行うことが、商法526条で定める企業のサービスや商品の検収においても重要になります。

※JPNIC調査

【BGP監視サービスの概要】
・BGP監視したいプレフィックスと、アラートの送付先メールアドレスを登録
・消費ポイント: 1プレフィックスあたり1時間2ポイント×24時間×365日=17,520ポイント
・価格:1プレフィックスあたり年間66,000円(税込価格)ボリュームディスカウントあり
・アラート/レポート機能

【株式会社Spelldataについて】
株式会社Spelldataは、パフォーマンスエンジニアリングの専門企業です。
デジタル体験の計測・分析・改善のリーディングカンパニーとして、お客様のWebサイトが国内・海外ともに快適にエラーなく表示されて、かつ価値の高い情報を配信できるように支援します。
デバイスと場所を問わず、コンシューマ体験、エンタープライズ体験、エンターテイメント体験を快適にする手法として、24時間365日デジタル体験を計測して分析する統計的品質管理を日本のWebサイトに普及します。
■会社概要
企業名:株式会社Spelldata
本社:東京都千代田区大手町一丁目7−2東京サンケイビル27階
代表者:竹洞陽一郎
設立:2000年10月16日
資本金:1000万円
Tel:03-3242-3150
Fax:050-3488-8836
URL:https://spelldata.co.jp/
事業内容:
・各種情報の収集、分析、処理及び提供
・各種データ解析作業の受託及びコンサルティング
・コンピュータのハードウェア及びソフトウェアの企画、開発、保守、販売及び輸出入
・データ収集及び分析に関する教育
・データ収集及び分析のための調査、測定及び実験
・前各号に附帯関連する一切の事業
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社Spelldata
担当者名:広報担当