NTTコム オンライン、「マーケティング・オートメーション」に関する調査結果を発表

~ マーケティング・オートメーションの認知度は40%を超え、大企業では、効率的なリード獲得と多様な顧客アプローチが求められている現状が浮き彫りに ~

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江、以下 NTTコム オンライン)は、「マーケティング・オートメーション」への現状の認識や今後の意向に関する調査を実施しました。
NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」登録モニターの中から、WEBマーケティング(WEBサイトの戦略策定・企画、ネット広告による集客、WEBサイト上での顧客の会員・顧客化のいずれか)に携わっている方を対象に調査を実施しました。

調査結果の詳細 http://research.nttcoms.com/database/data/001951/


<調査結果のポイント>
*主に「企業規模別」の観点から特徴を確認しました。

1.マーケティング・オートメーションに関する認知度は、既に全体で約40%を超えており、このうち、従業員数が100人以上の企業では60%以上を占めるに至った。

2.特に1,000人以上の企業では、「内容まで詳しく知っている」が32%と認知度が高く、大企業ほどマーケティング・オートメーションに注目している現状がみられた。



【マーケティング・オートメーション」の認知度_従業員数別】
1,000人以上(n=66)
内容まで詳しく知っている 31.8%
聞いたことがある 30.3%
知らない 37.9%

3.マーケティングや広告施策上の課題について、企業規模別に大きく異なる結果となった。特に企業規模が大きくなるにつれ、最新のアドテクノロジーやマーケティング・オートメーションに注目するだけではなく、「施策に対する効率化」によりROIが求められる傾向がみられた。

4.1,000人以上の大企業では、マーケティング・オートメーションのメリットとして、「マーケティング活動の最適化」「見込み客へのアプローチを多様化しつつ大幅なコストダウン」「顧客へのアプローチの自動化」といった結果が出ており、大企業ほどリード(見込み客)を獲得したい、施策を多様化させつつ顧客へアプローチしたい、といったニーズが顕著に現れた結果となった。

5.「マーケティング・オートメーション」ツールを提供している企業名では、Salesforce Marketing Cloudの認知率が全体で約4割を超えた。この傾向は、特に1,000人以上の大企業で顕著だった。

6.アドテクノロジー関連広告・ソリューションでは、新たな広告のコンテンツ訴求施策である「ネイティブ広告」「インフィード広告」「動画広告」を重視される方が約半数に達しており、その関心の高さが感じられる。同時に、施策に対する効率性が求められていることから、今後は、その施策効果を検証していくための「効果測定とPDCAサイクル」が課題になると想定される。

(本件に関連するサービス)
Salesforce Marketing Cloud
http://www.nttcoms.com/service/sfmc/

<調査概要>
1. 調査対象 : 「NTTコム リサーチ」登録モニター
2. 調査方法 : 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 : 2014年11月14日(金)~2014年11月17日(月)
4. 有効回答者数 : 356名
5. 回答者の属性 : WEBマーケティングに携わっている方
(WEBサイトの戦略策定・企画、ネット広告集客、WEBサイト上での顧客の会員・顧客化のいずれか)

従業員規模
10人未満:43.5%、10人以上100人未満:19.1%、
100人以上1000人未満:18.8%、1000人以上:18.5%

対象顧客
消費者向け(B2C):48.6%、企業・官公庁向け(B2B):33.1%、
消費者と企業・官公庁の両方(B2CおよびB2B):16.3%、その他:2.0%

業種
農林水産・鉱業:0.8%、建設、土木、工事、プラント:3.7%、製造:15.7%、
電気・ガス・熱供給・水道:0.6%、情報通信・IT関連サービス:30.6%、
新聞・出版・放送:0.8%、運輸、倉庫、郵便:1.1%、小売・卸売:17.4%、
金融、保険、投資、共済:2.2%、不動産:3.4%、飲食店:1.1%、学校・教育:3.7%、
保健・医療・福祉:5.3%、政府・地方公共団体・各種法人・団体等:2.2%、その他:11.2%

役職
CEO(最高経営責任者)/代表取締役/社長/オーナー/個人経営者:34.3%、
取締役クラス:6.5%、部長クラス:10.4%、課長クラス:12.9%、
係長・主任・リーダークラス:13.2%、一般社員:19.7%、その他:3.1%


○今回検証した主なマーケティング・広告系ソリューション

マーケティング・オートメーション:最適なタイミングで最適なメッセージを個々の顧客に届ける自動化ツール
O2Oソリューション:ウェブサイトと実店舗の送客マーケティング
リターゲティング広告:サイトを訪れたことのある人に限定して、何度も再訪を促す広告
オーディエンス・ターゲティング広告:複数のサイトでの行動履歴データを分析し、その属性や行動に対してターゲティング配信する広告
ネイティブ広告:サイト上のコンテンツと同じデザインを用いて、ストレスなく情報を届ける広告
インフィード広告:スマホアプリ内の記事や投稿コンテンツの間に表示される広告(例:Facebookのフィード広告、twitterのプロモーテッドツイート等)
動画広告:ネットで動画を閲覧する際に表示されるプレロール(動画の本編が始まる前に挿入されるタイプ)で配信される動画広告


(※)【 NTTコム リサーチ 】http://research.nttcoms.com/index.html
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(http://www.nttcoms.com/)が企画・実査・集計を行う、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2014年7月現在 217万会員)を保有するとともに、「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。

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