ランサーズ、マルケトと業務提携。マーケティングオートメーション活用支援

 ランサーズ株式会社(以下、ランサーズ)と、株式会社マルケトは、デジタルマーケティング領域において業務提携を行い、クラウドソーシングを活用した、企業のマーケティングオートメーション導入・運用支援を行う。
協業サービスについて

■デジタルマーケティングの取り組み拡大

 従来、マス広告やダイレクトメールなどで行われてきたマーケティング活動の範囲は、スマートフォンの普及やインターネットの接触機会の拡大に伴い、自社サイト、Web広告、電子メール、ソーシャルメディアなど多岐に渡っています。

 昨今コンテンツマーケティングを中心とした、マーケティング活動のデジタル化が浸透する中で、企業のニーズが高まっているのが、マーケティングオートメーションとの連携です。マーケティングオートメーションの導入は興味・関心や行動が異なる、細分化された顧客に対し、1対1のコミュニケーションを可能にします。

 顧客の購買プロセスは、より複雑化・長期化傾向にあり、それに比例しマーケティング施策の運用も煩雑化し、リソース負荷は高まる一方となっています。そのような中、マーケティング施策の自動化ソリューションとして、マーケティングオートメーションは注目を集め、各企業で導入が進んでいます。

◇マルケトの強み

 Marketoは、一人ひとり顧客に適したコミュニケーションを行うことで、顧客と長期的な関係を構築し、効率的に売上アップやリピートオーダーの促進、カスタマーロイヤリティの向上が実現できるマーケティングオートメーションプラットフォームです。マーケティング領域での業務およびワークフローを合理化、個別自動化、測定、そして可視化し、販売力を最大限にまで高めることが可能です。

■クラウドソーシングを活用し、マーケティングオートメーションの効果を最大化

 一方で、導入企業がマーケティングオートメーションの効果を最大化するためには、細分化された顧客層に対し、複数のコンテンツを制作し、継続的な取り組みを行っていく必要あり、リソース不足に直面するケースも少なくありません。

 マーケティングオートメーションの主要機能である動的フォームを例にとると、海外導入企業の64%が十分に活用するに至っておらず、特に中小規模の企業において、その傾向が顕著と言われており(※)、今後、利用が拡大する国内においても同様の状況を想定されると考えております。
(※)出典:SiriusDecisions 記事:The SiriusDecisions B-to-B Marketing Automation Study Infographic

 マーケティングオートメーションを活用する過程で必要となる作業は多岐に渡りますが、その中でもリソース不足に陥りやすいのが、記事・動画・ランディングページなどのコンテンツの企画・制作の部分です。

 ここにおいて、ランサーズは、クラウドソーシングを活用し、幅広いスキルを有するクリエイターリソースを、変動費的にアサインすることで、施策に応じて必要な制作と運用をサポートし、企業のマーケティング活動の成果とコストを最適化する支援を行ってまいります。

◇ランサーズの強み

 ランサーズは、クラウドソーシング事業を通じ日本最大級のクリエイターデータベースを保有しております。またコンテンツマーケティング領域において、これまで700社以上のメディア制作支援実績があり、そのノウハウにもとづく専用システム「Quant (クオント)」も提供しています。これによりコンテンツ制作クリエイターのポートフォリオやオーディエンスデータを一元管理し、マーケティング施策の継続的な運用と効果の最大化をサポートしております。

■協業サービスについて

 本取り組みは、「Marketo」を利用する企業に対し、1,コンテンツ制作・運用支援によるリソース不足の解消・負荷を低減を行い、さらに「Quant」による経験値の高いクリエイターのアサインとその効果の可視化により、マーケティング効果の最大化を可能にします。また、これら潜在層に対するコンテンツマーケティングの取り組みにより顕在化した顧客リードは、2,システム連携により「Marketo」にインポートされ、企業のサービス利用に向けたマーケティングオートメーションへ接続されます。

 これにより、協業サービスを利用する企業は、リソース不足にとらわれることなく、マーケティングオートメーションの導入・活用が可能となり、その施策効果最大化に向けた継続な取り組みを行っていくことができます。ランサーズとマルケトは、これらの取り組みにより、多くの企業のデジタルマーケティングの取り組みを支援し、より効果的なマーケティング施策の実現をサポートしてまいります。