直帰率を改善させる5つの施策 〜直帰率と離脱率の違いについて徹底解説〜
EC通販を運営している方であれば、誰でも1度は直帰率という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そもそも直帰率とは何か?離脱率との違いは?
直帰率を改善させたい。そうお考えの方に今回は直帰率と離脱率の違いから直帰率を改善させる施策をご紹介致します。
直帰率とは?
そもそも直帰とは、サイトに訪れ1ページしか見ずにそのままサイトから出ることを指します。
すなわち、直帰率は、サイトに訪れた全てのユーザーのセッションのうち、直帰したセッションの割合の指標です。
全体のセッションのうちの何%が1ページしか見なかったのか、を表します。
【計算方法】
直帰の数÷全体のセッション数=直帰率
直帰率と離脱率の違いについて
よく間違えてしまいがちなのが、直帰率と離脱率の違いについてです。
直帰率は上記の通り、外部から流入し、アクションを起こしたり、他のページには行かずに、その1ページのみでサイトから出ることを指します。
また、離脱率は直帰率とは異なり、他のページに飛んだり、アクションを起こした上でサイトから出ることを指します。
直帰率と離脱率の違いを把握しておくことで、よりECサイトやLPの効果的な分析が可能になります。
直帰率の目安は?
直帰率はそもそもどのくらいが平均的であるか、どのくらいであれば良いのか、気になると思います。
LPやECサイト構築方法や訴求先でも異なってきますが、平均的には40%が一般的であると言われています。
サイトタイプによって最初に訪れるページは変わってくるので、自社のサイトタイプを確認し、FV(ファーストビュー)だけではなく、最も見られているページの直帰率を確認し、どのメディアからの流入が多いかを把握しておくことも重要です。
直帰率が高くなる原因
直帰率が高くなるということは、1ページ目を確認した直後にサイトから離れてしまっている可能性があります。 原因としては下記が考えられます。
①欲しい情報がない
→検索エンジンから検索をかけて流入した場合、そのユーザーが知りたかった情報が流入先になければ、ページを離れ、検索画面に戻ってしまいます。
そのため、流入したユーザーが、何を求めて流入してくれたのかを把握する必要があります。
そして、どのような悩みがある人が多く訪れているのか、まずは流入ユーザーを分析することが重要です。
②サイトが使いづらい
→そもそもサイトが使いづらかった場合、ユーザーにストレスを与え、結果的にはサイトから離れる形となります。使いづらい状況とは、例えば、他のページへの導線が分かりづらい、読み込み速度が遅い等が考えられます。
③最初に見た情報だけで十分
→これは、続きも見たいと思わせる施策が取られていないことです。
FV(ファーストビュー)だけで情報が十分であることや、”他のページも確認したい”と思わせるような施策が取れていないことが挙げられます。
具体的には、商品の説明等の情報だけでなく、実際に使用してみての感想や動画のクリエイティブ、ランキングや比較表の掲載、これらの情報量や設置場所が大きく影響します。
④知らぬ間に遷移させてしまっている
→LPやECサイトの仕組みの一貫で、気がつかない間に違うページやサイトにユーザーを遷移させてしまっている可能性があります。
例えば、LPに設置していたCTAをクリックすると、異なるサイトまたは情報に遷移するなどです。
せっかく広告費をかけているのに、仮に違う情報に遷移させてしまった時、そのユーザーは自社のLPやECサイトに戻ってきてくれるでしょうか?
せっかく流入してきてくれたユーザーを、ちょっとしたことで遷移させてしまうのはとても勿体無いので、箇所によっては遷移しない仕組みを作りましょう。
「LPO」改善施策
1.ユーザーからの情報を入れる
企業側からの情報も参考にされない訳ではないですが、ユーザーが最も重要視しているのは『ユーザーからの情報』になります。
自社のECサイトやLPに、ユーザーからの情報を入れることによって、信頼や安心を得ることができるため離脱を防げます。
2.写真とレビューのUGC(口コミ)を掲載する
ユーザーからの情報を、写真とレビューのUGC(口コミ)を使い掲載することにより、商品やサービスに対するイメージがつきやすくなるため、サイトから離れてしまうことを防ぐことができます。
そして、滞在時間を伸ばし、さらにCVにも繋げることが可能です。
3.UGC掲載時の落とし穴
UGCをLPやECサイトに掲載するだけで満足してしまっていませんか?
Instagramとレビューの口コミをただ掲載しているだけでは意味がありません。
それは、Instagramの写真のUGCを掲載した際に、UGCをクリックをすると”Instagramに遷移”してしまうということです。
つまり、大きな広告費をかけ、せっかく流入してきてくれたユーザーを離脱させてしまうことになります。
そのため、Instagramのどこを押しても遷移させずに、コメント(投稿文)まで見れるような仕組みを作る必要があります。
4. 効果の高いUGCを使用する
どのUGCがクリックされているのか、CVにつながっているのか、UGC毎に効果検証し、その分析結果をもとにUGCを改善する必要があります。
5.レビューの質にもこだわる
写真の効果検証だけではなく、レビューに書かれている内容やどのようにしたら参考にしてもらえるかを工夫した内容にする。
例えば、レビューを書いているユーザー自身の情報が分かるようにしたり、内容も商品の内容だけではなく使い始めた経緯も記載するなど、共感を生むような内容にすることが重要です。
ECサイトやLPのクリエイティブを効果検証し、遷移させない仕組みを作ること・質の高いUGCを活用することが必要です。
まずは、企業からの一方的な情報だけではなく、ユーザーからの情報であるUGCを活用すること。そして、UGC毎に効果検証し、効果の高いUGCを直帰率の高いページのFV(ファーストビュー)下に掲載し、まずはユーザーの信頼を獲得することが、離脱を防ぎ、直帰率を低くする上で重要となります。
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