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実務で生かすマーケティングとは? 学んだだけで終わらせないマーケティング知識の生かし方

「本当は足し算だけでなく、引き算や場合分けの技術を必要とするのがマーケティングの実務」と述べるのは、電通で広告プランナーを行う傍ら少人数制のプランナー塾「北村塾」を運営する北村陽一郎氏。

本やセミナーで語られるマーケティング・フレームや他社の成功事例ではない「実務でマーケティング知識を生かすための考え方、実践方法」に焦点をあてた一冊となっている。

第1章では、マーケティングについて一通り学んで理解したものの、なぜ実践に生かせないのか、現実的な状況から判断できるようになる3つの「過剰」を紹介。

第2章から第4章では、マーケティング・フレームとして代表されるテーマ「ブランド認知」「ターゲット設定」などが教科書と現場でどう扱われているか、違いを理解することで自身の思考バイアス(偏り、先入観)を少しずつ紐解いていく。著者自身の経験も織り交ぜていることで、教科書レベルから実務レベルでマーケティング・フレームを生かすための解像度を上げる内容になっている。

5章では、1章から4章で身につけた“実務で生かすマーケティング知識・考え方”を使い分けるにはどうすればいいか、「予算」「商品カテゴリー」「時間」など場合に分けて生かし方を解説。そして6章では、著者の運営する「北村塾」で何が語られているのか、マーケターたちと著者の会話を垣間見ることができる。

自身の思考バイアスを認識し、その上で巷に溢れるマーケティング・フレームを実務で生かす方法を理解できるので、経験年数に関わらず、全てのマーケティング担当者に読んでいただきたい一冊だ。

書名 なぜ教科書通りのマーケティングはうまくいかないのか 電通戦略プランナーが教える現場のプランニング論

金額 2200円(税込)

著者 北村陽一郎

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