競走馬の取引をオープンに――「GMOクラウドEC」で挑む、国内2社目の現役競走馬オークションサイト「サタデーオークション」

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ECのミカタ編集部 [PR]

自社で「オークションサイトを始めたい」と思い立ったとしても、必要なリソースやEC基盤の準備に係る負担が頭をよぎる事業者は多いだろう。しかし、その“壁”を乗り越えて国内2社目となる現役競走馬のオークションサイトを立ち上げ、成長を続けているのが株式会社エクモだ。運営する「サタデーオークション」は、これまで130回ものオークションを開催(※1)。合計で約1300頭が取引され、順調に会員数を伸ばしている。

エクモは、なぜ現役競走馬のオンラインオークションという新規事業にチャレンジしたのか。そして、入札会形式のオークションというやり直しのきかない領域を担うプラットフォームとして「GMOクラウドEC」オークションライブラリを選んだ理由とは。同社 代表取締役の田中敬太氏に話を聞いた。

※1:2026年6月20日時点

競走馬の取引をオープンに。「情報の透明性」を重視

──はじめに、「サタデーオークション」の概要について教えてください。

「サタデーオークション」は現役競走馬のオークションサイトで、出品馬の中心はすでにレースを走っている馬です。JRA(日本中央競馬会)の馬を地方競馬の馬主様に売却する「中央から地方への移籍」が取引全体の半分ほどで、地方競馬同士の取引が4割ほど、残りの約1割がデビュー前の馬や繁殖牝馬です。

オークションは毎週土曜日に開催しており、出品数は週平均で10頭、年間では520頭ほどになります。2023年末の運営開始から約2年半で、登録いただいている会員数は約850名まで増えました。

──現役競走馬という専門性の高いジャンルを扱うサイトを運営する上で、特に注意を払っていることはなんでしょう。

最も心がけているのは、「情報の透明性」です。現役馬でも過去に骨折や脚部の不調を抱えている場合もあり、完全に健康な状態の馬ばかりではありません。しかし、買い手の方は元気に走ってくれることを期待しているため、正確な情報を提供することが大切です。

その一環として、「サタデーオークション」では出品馬の歩く姿を映した15秒ほどのウォーキング動画を掲載しています。歩様(馬の歩き方)が乱れていれば故障の可能性を推測することもできるので、状態を見た上で入札いただけます。このウォーキング動画が、国内の先行オークションサイトとの差別化にもなっていると考えています。

──「GMOクラウドEC」オークションライブラリ(※2)で構築されている、オークションの仕組みをお聞かせください。

売り手の馬主様は、弊社に「この馬の出品をお願いします」と連絡いただくだけで出品可能です。一方、入札される方は会員登録後、規定の承認プロセスを経てから入札に参加することができます。

オークションは毎週土曜の正午に開始し、終了は早い時で午後9時。終了間際に入札が入ると3分間延長される「自動延長」を採用し、最も高い金額をつけた方が落札する仕組みです。あわせて、最高額で入札した方が、2番目につけられた額のワンピッチ上の金額で落札される「セカンドプライス方式」も導入しています。これはGMOメイクショップ様から提案いただいた機能で、とても好評です。

※2:「GMOクラウドEC」オークションライブラリは、GMOメイクショップ株式会社が提供する「GMOクラウドEC」のクラウド型のオークションパッケージ。参考記事:高いカスタマイズ性と最新セキュリティを両立――事業者のビジョンを、顧客体験にそのまま変換する「GMOクラウドEC」という選択(ECのミカタ)

入札者の使いやすさ・わかりやすさを重視した「サタデーオークション」のページデザイン

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プラットフォーム選定、決め手は「事業理解度の高さ」

──ご自身で競走馬のオークションサイトを作ろうと考えた理由をお聞かせください。

現役競走馬の売買にはニーズがあるものの、これまでは(関係者間での)クローズドな取引が中心で、価格も上がりにくい状況にありました。たとえば「サタデーオークション」なら300万~400万円の値がつくであろう馬が、10分の1ほどの金額で取引されることもあり、販売する側にとっては利益損失になってしまっていたわけです。だから、透明性のあるオープンな場所で、適正な価格で取引が行われることに価値があると考えました。

さらに、生きた動物である競走馬は大手のECモールやフリマアプリでは販売対象外です。既存のプラットフォームで販売できない以上、自分たちで作るしかないと。

──そのように立ち上げを決意されたんですね。サイトを構築するプラットフォームとして「GMOクラウドEC」オークションライブラリを選んだ決め手を教えてください。

実はWebでリサーチを始めた時に最初に出てきたのがGMOメイクショップ様でした。GMOインターネットグループという信頼感もあり、まず連絡を取らせてもらったんです。

契約の決め手になったのは、最初のオンラインミーティングですね。当時はまだ私たちのプランも固まり切っていなかったのですが、当社の「やりたいこと」を高い解像度で受け止めていただき、「『GMOクラウドEC』なら、こういうことができます」と、ものすごく具体的な提案をもらいました。そこで信頼できると感じ、迷いなく決めました。

株式会社エクモ 代表取締役 田中敬太氏。日本の競走馬が海外レースに出走する際のマネジメント業務などを行ってきた田中氏は、2017年に滋賀県でエクモを創業。2023年から「サタデーオークション」を運営している

利用者目線で「わかりやすさ」を追求したサイト設計

──「サタデーオークション」の公開まで、どのくらいの期間がかかったのでしょうか。またサイト構築に際して、特にこだわった点を教えてください。

サイト構築にかかった期間は7~8カ月ほどです。要件定義から始まり、細部を詰め、デザインの打ち合わせを重ねながら進めていきました。こちらからかなり細かく要望を伝えたのですが、それを余すところなく、満足のいく形で組み上げていただきました。

「サタデーオークション」で入札されるのは馬主様や調教師の方が中心で、年齢層も比較的高めです。あまりITに詳しくない方でも簡単に入札できるよう、とにかく「わかりやすいサイト」を目指しました

たとえば、入札ボタンを見やすく配置するだけでなく、誤入札を防ぐために、あえて「最終確認画面」をはさみ、実際に入札するまでに数ステップを要する仕様にしています。他にも、馬を1頭ずつ見比べられるように、携帯では画面の下、パソコンでは画面左右に「前へ・次へ」のボタンを設置して、出品されている馬を比べやすくしています。

──実際の日々の運営面における「使いごこち」はいかがですか。

GMOメイクショップ様には、出品作業の効率化も実現していただきました。ページに掲載したい馬の情報に合わせたフォーマットをご用意いただき、こちらは馬名や馬齢などの情報をCSVでアップロードするだけで出品馬のページができあがります。データ量の大きい写真や動画も一括アップロードできるので、20頭の出品でも数分以内に公開できます。

出品馬の詳細ページ(「サタデーオークション」より)

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仕様変更に柔軟に対応。セキュリティ&サポートにも信頼感

──サイトのオープン後、変更やアップデートを行った点はありますか。

入札金額のピッチ(単位・幅)ですね。通常は1万円ピッチなのですが、100万円を超えたら2万円、500万円を超えたら5万円というふうに、段階的にピッチを上げることで競りが活発になるだろうと考え、変えたことがあったんです。しかし、実際に運用してみると想定通りにはならず、また“1万円刻み”に戻していただきました。こうした微調整にも柔軟に対応いただけるのは、とてもありがたいですね。

──サイトのセキュリティ面や、サポート体制についてはどのように感じていますか。

不正ログインはこれまで一度もなく、合計で約1300頭を取引してきて、システム上の大きなトラブルも起きていません。とある会員様が登録用のニックネームに特殊な文字(禁則文字)を使っていたことから、オークション中にエラーが出たことがあったのですが、その際にGMOメイクショップの担当者様に連絡したところ1~2時間で修正いただきました。迅速な対応のおかげで入札もそのまま続けられ、大きなトラブルにならず終了できました。

セキュリティは常に最新の状態に保っていただいているので、運営していて気にすることはまったくありません。サポート面も、いつでも相談できる状況ですし、お願いしたことに対して、期日に遅れたこともないですね。万全のバックアップ体制を敷いていただいていると感じます。

「GMOクラウドEC」オークションライブラリの全体概要図。さまざまなオークション形式に対応している

オークションの仕組みは、さまざまな業種に応用可能

──「サタデーオークション」をオークションサイトの“構築事例”として捉えた場合、どのような事業者の参考になるとお考えですか。

「自社でオークションサイトを作る」という発想自体、なかなか持ちにくいかもしれません。ただ、オークションは「売り手も買い手も納得できる価格でやり取りできる仕組み」です。そう考えると、“健全な相場”を形づくれるという意味で、幅広い業種・業態でこの仕組みを活かせるのではないでしょうか。

ですので、適正な価格と透明性のある市場を作りたい事業者には、まず試してみる価値があると思います。「GMOクラウドEC」では、予算や要件に応じてヒアリングベースで提案してもらえるので、こちらが特別に準備するものはありませんし、まずは相談してみることで、最初から最後まで伴走してもらえます。

──最後に、エクモ社としての今後の展望をお聞かせください。

日本は世界的に見ても競馬が盛り上がりを見せている国です。10年、20年前と比べると、日本の馬が国際的なレースで勝つことも珍しくなくなりました。競馬に関わる者として、私はこの環境を長く保っていきたいと思っています。

現役競走馬のオンラインオークションを通じてより多くの人が競馬に関わり、楽しむ人が増えることに貢献していきたい。そのためにも「GMOクラウドEC」を活かして、ユーザーにとって使いやすいサイトであり続けたいと考えています。

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