若年層の4割超、複数のSNSやショート動画プラットフォームを併用 スパイスボック調査
株式会社スパイスボックスは2026年8月31日、「日本国内のSNS・ショート動画プラットフォーム利用実態」に関するアンケート結果を発表した。
調査概要
◆調査目的:日本国内におけるSNS・ショート動画プラットフォーム利用実態の把握のため
◆調査方法:インターネットによるオンラインアンケート
◆調査対象者:全国の15~59歳の男女(N=9840人、うちSNS利用者4779人)
◆設問内容:週1回以上利用しているSNS・ショート動画プラットフォームについて複数回答形式で聴取
◆調査期間:2026年3月19日~3月25日
◆調査主体:株式会社スパイスボックス
◆出典:日本国内のSNS・ショート動画プラットフォーム利用実態(株式会社スパイスボックス)
利用層と非利用層「おおむね半数」に分かれる
全体回答者9840名のうち、何らかのプラットフォーム(X、Instagram、TikTokのいずれか)を利用している層は4779名(約49%)と、およそ半数を占めた。
一方、これらのプラットフォームを「利用していない」と答えた層は5061名(約51%)となり、利用層と非利用層がおおむね半数ずつに分かれる結果となっている。

対象となった3つのプラットフォームにおけるそれぞれの利用者数(重複含む)は、「X」が34.4%で最多となり、次いで「Instagram」が31.5%、「TikTok」が16.6%という結果になった。
1つのメディアのみを利用している層(計2357名)の内訳をみると、「Xのみ利用」が最も多く、次いで「Instagramのみ利用」「TikTokのみ利用」と続く。

約4人に1人が「複数プラットフォーム利用層」
世代別のプラットフォーム利用数については、各世代で「X」と「Instagram」が主要2大SNSとして高い存在感を維持している。
一方、10代のTikTok利用率は37.3%(対象者660名)となり、若年層では動画中心の接触構造が広がりつつある様子がうかがえる。

プラットフォームの利用形態を見ると、全体の24.6%が複数プラットフォームを併用。約4人に1人が「複数プラットフォーム利用層」であることが明らかになった。
10代では42.0%が複数プラットフォームを併用しており、他年代と比較して突出している。スパイスボックスはこの結果について「プラットフォームが単一機能ではなく、『用途別に使い分けるメディア』として定着していることがうかがえます」と分析している。

「単一プラットフォーム完結型」から「分散利用型」へ
世代別では、10代は複数プラットフォームの利用率が約42.0%と突出している。
20〜30代では「XとInstagram」の併用が中心。年代が上がるにつれて単一プラットフォーム利用が増加し、複数利用率は低下する傾向が確認された。

スパイスボックスは本調査結果について、次のようにコメントしている。
「生活者のプラットフォーム利用が分散している現在、広告やマーケティング戦略において『どのSNS・プラットフォームを使うか』という単一依存の考え方は通用しにくくなっています。これからは、『生活動線に合わせて、どの組み合わせで接点を作るか』という、複数メディアを前提とした『面』でのコミュニケーション設計が不可欠なフェーズに入っています」
「単一プラットフォーム完結型」から、用途に合わせてサービスを使い分ける「分散利用型」へと、利用者の行動が広がっていることが明らかになった。
SNSを活用している事業者は施策検討の際に、ぜひ本調査結果を参考にしたい。


