【後編】 戦うための戦略チェックシート。あえてね。

永井 貴博

戦うための戦略チェックシート。あえてね。 その1
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【前編】 戦うための戦略チェックシート。あえてね。
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ネット販売であればどんな商品でもきちんと魅力が伝われば、必ず世の中の誰かに届くようになっていると信じています。「だから、絶対あきらめないで下さい!」と、私のクライアントさんにはいつもお伝えします。

こんなお店があります。アフリカで作られたマスク(仮面)、木像、オブジェクト/シルバーアイテムなど1点モノばかりを扱うお店。
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「ン・マ」
http://www.n-ma.com/
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このお店を探し当てた自分を褒めたい(笑)。

商品は
「モシ族 母から娘へ受け継がれるBiigaドール」
「アダン族 子供のような小像(台付)」
「ペンデ族 Panya Ngombeと呼ばれるマスク」など
ガチのアフリカ古美術品が集まっていて、不思議すぎてもう最高です。

おそらく我々日本人はこのお店がなければ一生目にすることもないような物品ばかりだと思います。

商品説明にも熱がこもっています。

以下、引用部分――――-

★フォン族 アセンと呼ばれる鉄祭壇にいた動物
西アフリカに位置する南北に長い国=ベナン共和国のフォン族から「アセン(ASEN)」と呼ばれる鉄の祭壇の一部だった小像をご紹介します。

フォンの家庭が所有するもので、「アセン」=「メモリアル・スタッフ」と解釈される場合があります。アセンは庭に作った小さな建物(祠)に祀られるものです(日本だと仏壇に近いかもしれません)。

葬儀はフォンの人々にとってとても大切な行事で、ドラムやダンスによる喪が数日間続けられます。アセンは生きている者と死んでいる者を繋ぐ役割をするものとされ、先祖崇拝を象徴するアイテムのひとつです。

こちらのアイテムは、アセンの一部でおそらくカメレオンをかたどったものだと思われます。角のようなものが2本ちょこんと生えていて、いたずらな顔をしていてかわいらしいです。毎年定められた日に祖先を称えるために使用されたアセンの一部です。

サビ・カケといった経年によるダメージがございます。状態に関しては写真をご参考くださいませ。

引用部分ここまで―――

商品説明文が本当に素晴らしい。熱気を帯びている。こういうお店は応援したくなり、ファンが増え、購入者もおのずと増えてきます。専門店って面白いですね。

ただ、どんなものでも売れるわけがなくて「ン・マ」さんみたいに

A)売り主が商品に興味がある
B)それが商品説明文に自分の言葉で綴られてある
C)商品にまつわるウンチクが書いてある

の3つがないと当然「ものすごく売れないお店」になります。当然ですが、要注意ですね。

今日は以上です。


著者

永井 貴博 (Takahiro Nagai)

早稲田大学卒。2004年株式会社JTB入社。06年2月楽天株式会社入社、楽天市場事業に配属。年間売上最大のショップオブ ザイヤー店舗を同時に6店舗輩出。13年1月楽天グループ総合 MVP第1位受賞。13年9月楽天株式会社退社。「日本の子供を強くすることで日本を強くしたい」と教育を志し、教育先進国オランダへの短期留学を経て 13年10月株式会社ユニイク設立。「“好き”と“楽しい”によって、誰もが誰かの役に立つ世界を創る」をコンセプトとして、初等教 育事業、通販事業支援を行う。盛和塾東京所属。ポジティブ心理学教職課程修了。

企業URL:http://uniek-jp.com/