物流会社をいくら変えても無駄!!

小橋 重信

本題の前に・・・

最近 ゴルフを始めました!
時間がある時に、You Tubeなどでゴルフ情報をチェックしています。

でも、情報が多すぎて瞑想中です・・・(泣)

そこで、気になったのが、「ゴルフで上達する人、しない人」についてブログで紹介されていました。
レッスンで教えてもらった生徒が、コーチに「教えてもらったけど、全く上達しない」と文句を言っているのですが、
「レッスン=指導してもらう」⇒ 上手くならない ⇒ コーチが悪い!
レッスンとは、何ができていて、何ができていないかを気づかせる場であると・・・。

そこを理解できているかが、上達する人としない人との差であると・・・。
ゴルフは下手なので、理論はわかりませんが、何となく言っていることはわかります。

ゴルフが上手くならない理由は、コーチにあるのではなく本人にあり
そこに気づき、自ら課題解決する・・・。

これって、ゴルフ以外でも共通するのではと思いました。

さて、本題です。

物流会社を何社も変えている会社をよく見ます。

変える理由は、物流費を下げるため、サービスレベルを上げるため等々
現状よりもっと良くするためです。

でも、物流会社を変えて「コストは下がるどころかUPした」「サービスが低下した」なんて話を聞きます。

これって原因は何だと思いますか?

誤解を恐れずに言うと、

自分達のビジネスのインフラである物流のことをあまり理解していない、
もしくは、軽視しているのではと思います。

物流なんて、
「物を動かすだけ・・・」
「どこも同じだろ・・・」
「安ければいい・・・」

問題があると・・・
「すべて物流会社が悪い!」

⇒ 物流会社を変更

原因は自分達にはない・・・
その場合は、変更後も負の連鎖が繰り返される。

仕事柄、多くの物流会社を見てきました。
どこの倉庫も、そして中で働く人たちも一生懸命に、荷主の要望に応えようと現場で働いていました。

ここが重要なのですが、

現場の効率が悪い、さらには物流費が高い原因のほとんどは荷主にあります。

例えば、売上げが前年割れでも、物流費がUPしている!
調べてみるとその荷主は、戦略上 ボリューム商品を増やす・・プロパー消化率が下がる・・・など

商品単価が下がっていて、物量は増えていたのです。
さらには、返品率は増えており、売上げと反比例して物量は大幅にふえていたのです。

その他には、システムの問題や、海外からの入荷の荷姿の問題、出荷時間、商品品質の問題・・・等々

問題の多くは、荷主の構造上です。
なので、その原因を理解しないで物流会社を変えても何も解決されない!

物流会社にできることは?

だからと言って物流会社は何もしなくていいとはいいません!

物流会社は、物の流れを効率的に、ミスなく、最適な物流費で行う義務があります。

そのためにできるとは、物流のプロとしてどこに問題があり、非効率、高コストなどの原因を究明し、
荷主に提案する必要があります。

その上で、荷主は、自分達のビジネスにあった物流&サービスを選ぶ必要があると思います。

物流会社を見極める・・・

良い物流会社 A社
悪い物流会社 B社

この違いは、「現場力」。
そして、「提案力=改善力」だと断言いたします。

あなたにとって物流会社は?
大切なパートナーですか? ただの下請けですか?


著者

小橋 重信

アパレル企業に10年勤務し、商品の企画・発注から店舗運営などに関わってきました。

その後は、IT関連の会社で提案営業として企業のネットワーク及び、サーバー構築を行ってきました。

OTSでは、ジュエリー物流の責任者として業務にかかわり、現在はマーケティング部の責任者として、

お客様の物流改善のアドバイスからEC物流、品質管理サービスなど、OTSの付加価値サービスの企画・提案を行っております。

趣味:テニス マラソン ゴルフ・・・子育て奮闘中!

http://www.e-ots.jp/