“王道”のネット通販・D2Cはやるな!~9割の通販・D2C会社が陥る【負け組】パターンの悲劇~
こんにちは。『売れるネット広告社』代表取締役社長 CEO 加藤公一レオです。
私は20年間ほどネット広告の仕事をやっているが、世の中のほとんどの会社がネット通販・D2C事業を開始する際に、アホみたいに“王道”のやり方で大失敗しているのを何度も見てきた。実に9割以上の通販・D2C会社が、一度は【負け組】パターンの悲劇に陥っているのである。
最近では、コロナ禍によって継続的にネット売上が伸びており、新規でネット通販・D2Cに参入しようとしている事業者もますます増えている。今回は、新たに単品通販・D2Cを始めようとしている事業者の方に向けて、絶対にやってはいけない【負け組】パターンとともに、最短で成功できる【勝ち組】パターンをお伝えしたい。
【負け組】ネット通販・D2Cのパターン
私がこの20年間で散々見てきた、“王道”のネット通販・D2Cをやって失敗する【負け組】ネット通販・D2Cのパターンはこうだ。
ネット通販・D2Cを始める会社の9割以上が、上記が“王道”のやり方だと勘違いして、こんなに無駄な遠回りをしているのである!!マジでお金や時間の無駄だし、もったいない…。
ネット広告をやるなら「ランディングページ」が必須
大手企業でない限り、ネットで物を売るためにはネット広告を使わないとやっていけない。あらゆる商品がネットで買える今どき、「ショップ(本サイト)」を立ち上げて、SEOによる流入だけでたくさんの申込みがくる世の中ではないからである。
そして、ネット広告をやるなら、「ランディングページ」の制作が必須になってくる。「ランディングページ」というのは、いってみればオンライン版の“チラシ”で、“瞬発力と勢いで申込ませる”構成になっているセールスレター形式のサイトのことだ。
ネット広告から誘導するのは「ショップ(本サイト)」ではなく、必ず商品ごとに独立した「ランディングページ」にするべきである。商品名と商品画像と商品説明が淡々と並んでいる「ショップ(本サイト)」に誘導しても、ネット広告をクリックした通りすがりのお客様は絶対に申込みをしない。
ズバリ、「お申込みへの誘導」のみを意識した縦長のセールスレター型の「ランディングページ」にすることで、コンバージョン率は劇的に上がる!これまでの実績では、「ショップ(本サイト)」の商品ページに比べ、「ランディングページ」では、コンバージョン率が【約1.9~3.2倍】上がっている。
「ランディングページ」と「カートシステム」の相性は最悪!
最初に「ショップ(本サイト)」を作ってしまい、ネット広告から「ショップ(本サイト)」に誘導してもクズみたいなコンバージョン率しかないことに気付いた通販・D2C会社は、慌てて「ランディングページ」を作るが、ここにも落とし穴がある。
ぶっちゃけ、「ランディングページ」と「カートシステム」の相性は最悪だからだ!そもそも「カートシステム」というのは、1990年代に開発された「ショップ(本サイト)」用のシステムである。「カート(かご)」という名前の通り、「ショップ(本サイト)」で商品Aを「かご」に入れて、商品B、商品Cと、複数の商品を「かご」に入れて最後にレジで精算するためのものなのだ。
考えてみてほしい。「ランディングページ」ではいくつの商品を訴求するだろうか?そう、“1つ”である!! “1つ”しか商品を訴求していない「ランディングページ」を複数の商品を「かご」に入れてまとめて購入するための「カートシステム」につなげるなんて、論理が破綻していないだろうか?
「ランディングページ」と「カートシステム」の相性が最悪である理由は、“遷移数”にある。日本の「カートシステム」は、申込ボタンを押してから申込完了画面に至るまでに平均して“8つ”もの画面遷移がある。
画面が遷移するごとに、せっかく広告と「ランディングページ」で高めたお客様の購買意欲は急激に冷めていく。その結果、バケツの底の穴から水が漏れるようにどんどんお客様が離脱し、最終的に30%のお客様しか「申込完了画面」にたどり着かないのである。
ネットで物を売るためには『申込フォーム一体型ランディングページ』がマスト
多くの【負け組】通販・D2C会社が、この「かご落ち」と呼ばれる現象に苦しんでいるが、この問題を解決するのは意外と簡単だ。
「ランディングページ」を「申込フォーム一体型」、つまり、他のページに遷移することなく、直接申込フォームの入力ができるページにすればいいのである。『売れるネット広告社』ではこれを「申込フォーム一体型ランディングページ」と呼んでいる。
「ランディングページ」の中に申込フォームを設置して、お客様がこれに入力したら「申込確認画面」があって、その次に「申込完了画面」がある、というシンプルな構造にすることで、お客様はたった“3つ”の画面遷移で商品を購入できるようになり、劇的にランディングページのコンバージョン率が上がるのである。
実際に、高いコンバージョン率を出している単品通販・D2C会社の「ランディングページ」を見ると、必ずといっていいほど「申込フォーム一体型」になっている。
もしあなたの会社の「ランディングページ」が「カートシステム」につながっている場合は、すぐに「申込フォーム一体型ランディングページ」に変えてみてほしい。【約1.5倍~2.5倍】はコンバージョン率が上がるはずだ。
【勝ち組】ネット通販・D2Cのパターン
何度も失敗を繰り返してからやっと正解にたどり着く、ムダだらけの【負け組】パターンとは対照的に、【勝ち組】ネット通販・D2Cの方程式は実にシンプルである。
最初から「ショップ(本サイト)」を作らず「ランディングページ」だけを作ってネット広告に投資していれば、たったこれだけ。お金や時間をムダにすることなく、最短で成功できるのである。
スタートアップには「カートシステム」も「ショップ(本サイト)」も必要ない!
9割以上の通販・D2C会社がたどる悲劇は、ネット通販・D2Cを始めると決めたときに、まず「カートシステム」と契約するところから始まる。ズバリ、スタートアップの通販・D2C会社には、「カートシステム」も「ショップ(本サイト)」も必要ない!
繰り返しになるが、「カートシステム」というのは、複数の商品を「かご」に入れて最後にレジで精算するためのものである。高校生でもわかる論理だが、スタートアップ企業は最初は1つか2つぐらいしか商品しかないので、「カートシステム」はもちろん、「ショップ(本サイト)」も必要ないのである!!!
ここで、「ファビウス(旧メディアハーツ)」の事例を見てみよう。「青汁王子」で色々あったが(笑)、「ファビウス(旧メディアハーツ)」は、「若い女性向けの青汁」という新しい市場を創って、青汁発売から3年後に年商130億円という“伝説”を創った通販・D2C会社である。
「ファビウス(旧メディアハーツ)」は、当初は商品が「すっきりフルーツ青汁」しかなかったため、「カートシステム」と契約したり「本サイト(ショップ)」を作ったりなどせず、まず「ランディングページ」を作って、ネット広告を打った。広告戦略が上手くいって売上が数十億円になってから2番目、3番目の商品を発売したが、それらも「ランディングページ」を駆使して売っていった。
そうやって成功して商品数が増えてから、ようやく「ショップ(本サイト)」を作ったのである。その「ショップ(本サイト)」もやはりユニークなので、その構造に注目してほしい。(「ショップ(本サイト)」はこちら)
ファビウスの「ショップ(本サイト)」のトップページには各商品のバナーと簡単な説明が並んでおり、商品バナーをクリックすると、商品ページ経由でランディングページへと誘導される仕組みになっている。言ってみれば「ファビウス」の「ショップ(本サイト)」は“ランディングページのプラットフォーム”なのである。
スタートアップの場合は、「ショップ(本サイト)」なんか作らずに、まずは「ランディングページ」だけを制作して、広告戦略に注力することが先決だ。「ショップ(本サイト)」や「カートシステム」は、商品が10点ぐらいになってから導入すればいいのである。
手前味噌だが、『売れるネット広告社』が提供しているクラウドサービス『売れるネット広告つくーる』なら、商品名・商品画像・商品価格など数個の項目を入力するだけで、独自のAIを用いて最適化されたコンバージョン率を最大化する「申込フォーム一体型ランディングページ」や「フォローメール」を“無料” かつ“約3分”で自動制作できる!
これからネット通販・D2Cを開始する方は、「フォーム一体型ランディングページ」を活用して、お金と時間を無駄にしないようにしてほしい!!!
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