エース北山氏によるShopify構築日記#7〜管理機能・商品管理〜前編
今、多くの注目を集めているShopify。使いやすさや費用、拡張性に優れており、カナダ発のサービスでありながら日本への進出が進んでいる。
そんなShopifyで、カバンやキャリーケースなどを販売しているエース株式会社がアウトレットECサイトを構築し2021年6月7日に開設した。(https://outlet.ace.jp/)
それまでにどのような情報収集を行い、制作パートナーとはどのようなコミュニケーションを行ってきたのかを事業者目線で、EC担当者の北山氏(@rossi_kitayama)がnoteで日記を連載している。
・今すぐ全ての日記を読みたい方はこちらから→https://note.com/ec_zoe/m/m34add23a39f0
ECのミカタでも北山氏の日記を紹介させていただく。Shopifyでサイト構築を考えている事業者はぜひ参考にしてみてほしい。
管理機能のメインである商品管理のチェックに入ります。今までやっていたことが出来る出来ないの認識ズレが、後での後悔となります。ぜひ、機能チェックではやりたいことがしっかりとできるかどうか?ここを中心にチェックすることをお勧めします。
1.商品追加
商品名、価格、商品詳細、備考欄などの商品基本データの登録が行えます。商品登録数は無制限です。
アウトレットストアなので、基本持っている商品データをCSV一括登録となります。登録に欠かせないCSVアップ/ダウンロードは特化したアプリを使うほうがストレスがないかもしれませんね。
2.商品ページを複製する
新しい商品を追加するときに時間を節約するため、同様の商品を複製することができます。
これは当社にとっては必要です。特にサイズ違いの商品を登録する際には非常に便利。しかし注意点があります。これ結構アルアルなのですが、複製した際に商品管理番号のみを変えて、カラー・サイズ・プライスはそのままなんてことをやりがちです。
3.Shopify POSから商品登録を行う
Shopify POSの画面から新しい商品を作成することができます。利用方法のイメージですが、リユースとか店舗のみしか扱っていないアイテムを店舗から登録できるとEC担当者としてはとても嬉しいですね。
特に1点物はコンデションも違うので、都度都度画像を用意してプライスまで状態によって変化をつける必要があります。
これを取り寄せて値段付けて、スタジオで撮影してなんて正直やってられないですよね?こういうものを店舗発信で登録ができる機能は素晴らしい。
4.商品を編集する
商品の作成後、商品を編集して説明、価格、その他の商品詳細を変更できます。当たり前の機能といえばこれがないと逆に怖いw
5.販売チャネルの商品在庫管理
アクティブな販売チャネルで在庫ありにすることで、商品をどこで販売するかを制御できます。
6.タグの追加と削除
タグで商品に関連付けられた検索可能なキーワードを設定できます。
これがないと商品探しが沼化していきます。
7.SEO対策
商品の詳細ページの検索結果に表示される商品の表示方法を編集できます。ここは注力するべきところです。
基本タイトルと中身があっていないと上がってきません。詳細ページに限らずランディングページ・トップページもしっかりとキーワードを入れて検索するユーザーの気持ちになりましょう(笑)
8.商品のバーコード入力
Shopifyのアプリを使用して、モバイルデバイスのカメラでスキャンすることで商品のバーコードを入力することができます。
こんなことまでできるのですね!やはりリユースや店舗限定商品を店舗で登録とかはとてもはかどりそうです。あくまでオムニ化してShopify POSを入れていればさらに!!!
9.商品の削除
1つの商品を削除するか、一括操作で複数の商品を一度に削除することができます。当然の機能です。ここで難しいのはとある商品がとてもよく売れて廃版となる場合。ページのパワーがあるので削除した場合にSEO的に影響が出るかも。逆に、ほぼ売れていない・アクセスのないページを削除すると上がる場合があるので削除は慎重にしたいです。
個人的には在庫なしの商品商材ページを表示させることこそが、ユーザーに対してがっかりさせるので、外したほうが良いと思っています。
Shopifyヘルプセンター:商品の追加と更新を行う
10.商品のバリエーション登録
カラー、サイズ、素材など幅広くバリエーションを作成することができ、各SKUと在庫と重さを設定することができます。(1つの商品に対して最大100種類のバリエーションを作成可)
バリエーション
〜管理機能・商品管理〜の後編に続く