【越境EC】「Amazon JAPAN STOREプログラム」成功事例や海外進出のアプローチ手法をコンサルタントが解説②【申請方法編】
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
今回のテーマは「Amazonの海外支援サービス」です。
Amazon出品者の皆様は、「Amazon JAPAN STOREプログラム」というサービスを聞いた事はありますでしょうか?
このプログラムは、日本のAmazonセラーが海外へ進出を支援するための一環としてAmazonが提供しているサービスです。
世界的にコロナ禍の落ち着きを見せてきた昨今、ヒトやモノの動きも活発になってきています。その影響で、最近は街中でも外国人の観光客を見かける場面が増えてきました。同様にモノ(商品)も海を渡って新しいお客様の販路拡大を進めるべきタイミングを検討している出品事業者の方もいらっしゃることでしょう。
「Amazon JAPAN STOREプログラム」の概要や参加条件、成功事例を紹介し、さらには弊社アグザルファのコンサルタントの視点による具体的な海外進出アプローチ手法までを2回に分けて解説してまいります!
今回は、「Amazon JAPAN STOREプログラム」の②【申請方法編】です!
①【概要編】につきましては、下記を併せてご覧ください。
【越境EC】「Amazon JAPAN STOREプログラム」成功事例や海外進出のアプローチ手法をコンサルタントが解説①【概要編】
⇒ https://ecnomikata.com/column/40412/
それでは、HERE WE GO!!
なお、「海外進出」についてより詳しく聞きたい場合は、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
⇒ https://bit.ly/2omhn4b
Amazon JAPAN STOREプログラムに参加するメリット
ここで改めて、JAPAN STOREプログラムに参加するメリットについて解説いたします。
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■JAPAN STOREプログラムに参加するメリット
商品の露出
出品サポート
コンテンツが活用できる
現地オフラインイベントへの参加
★スポンサー広告のクレジット付与(プレミアムプランのみ)
★新規商品詳細ページ・商品紹介コンテンツ作成代行サービス(プレミアムプランのみ)
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「JAPAN STORE」を経由せずに、自社単体で海外進出を成功させている優秀な企業様もありますが、「JAPAN STORE」はJETROとAmazon共催によるバックアップが充実しており、特にプレミアムプランを活用すれば、海外進出のスタートを成功させる可能性は高まるのではないかと思います。
また、Amazon出品者様の所在地によっては通常よりもお得に出品できる補助金や・割引制度がございますので、気になる方は「プレミアムプラン募集要項のP.22~P.27」をご確認ください。
Amazon JAPAN STOREの申請の流れ・必要なもの
Amazon JAPAN STOREに参加するために必要な申請手順を下記に記載いたします。大きく5つのステップがありますので、一度全体の流れを理解しておくと良いでしょう。実際に申請を行う際もご参照ください。
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1.JAPAN STOREプログラムへ応募
応募ページはこちら
2.審査結果通知を受け取る
販売事業者様の情報と、応募商品について審査を行い、審査結果をご応募完了後2週間を目安にメールにてご連絡いたします。審査に通過した商品はストアに掲載されます。ご応募いただいたマーケットプレイスの出品用アカウントをお持ちでない方、または審査通過した応募商品について出品用アカウントで商品登録していない場合は、下記ステップ3~5にお進みいただき、完了後、別途ストアへの商品掲載依頼をしていただきます。 ※ご応募いただいたマーケットプレイスの大口出品用アカウントをお持ちでない場合は、「STEP3: 大口出品用アカウントの作成」にお進みください。
3.大口出品用アカウントの作成
はじめて出品を開始される販売事業者様には、Amazonグローバルセリング担当者によるサポートの下、ご応募いただいたマーケットプレイスの大口出品用アカウントを作成いただきます。
※該当商品をご応募いただいたマーケットプレイスの出品用アカウントで登録していない場合は、「STEP4:商品登録&配送設定」にお進みください。
4.商品登録&配送設定
ストアに表示されるためにはご応募いただいたマーケットプレイス上でお客様が商品を購入できる状態でなければいけません。出品用アカウントでの商品登録と配送設定をしていただきます。なお、商品登録については、プレミアムプラン参加販売事業者様は商品ページ作成代行サービスをご利用いただけます。また、配送設定については、フルフィルメント by Amazon(FBA)のご利用をおすすめします。FBAでは、販売事業者様の商品をAmazonの倉庫に納品いただければ、商品のピッキング、梱包、発送からカスタマーサービスまで、Amazonが代行します。また、現地のAmazon倉庫からお客様にお届けするため、配送スピード向上にもつながり、お客様の満足度も高まります。
<FBAの詳細はこちら>
※Amazon.co.uk(イギリス)のJAPAN STOREにご応募され、VAT登録が未完了な場合は、「5. VAT登録」にお進みください。
5.VAT登録
Amazon.co.uk(イギリス)での出品に対し、登録された有効なVAT番号をセラーセントラルにて提出する必要があります。 はじめて出品を開始される販売事業者様には、Amazon担当者よりご対応に関するご案内をいたします。
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※「VAT登録」(付加価値税登録)とは、付加価値税の番号を登録することを指し、ヨーロッパ経済圏内で課税対象となる経済活動を行う場合、企業が属する国籍に関わらず、欧州での付加価値税番号を取得する義務が発生しますので、ご注意ください。
Amazon JAPAN STOREの売れ筋商品(アメリカ)
ここで実際に海外進出を成功させているセラーや商材を見ていきましょう!
アメリカのJAPAN STOREで「2023年1月〜6月」の期間で販売個数が多い売れ筋商品をご紹介いたします。
■Grocery(食品)カテゴリー 2023上半期 売れ筋商品TOP3
https://www.amazon.com/dp/B0845Q7FTN
https://www.amazon.com/dp/B01E4C982U
https://www.amazon.com/dp/B09RZZ4VZX
■Beauty(ビューティー)カテゴリー 2023上半期 売れ筋商品TOP3
Health & Personal Care(ヘルス&パーソナル・ケア)関連商品
https://www.amazon.com/dp/B086SVP8C5
https://www.amazon.com/dp/B086SVP5NH
https://www.amazon.com/dp/B076P4QSVZ
Beauty(ビューティー)関連商品
https://www.amazon.com/dp/B0B6J4FJD9
https://www.amazon.com/dp/B09R4HM6DK
https://www.amazon.com/dp/B08QRZ2NMV
海外で販売を成功させている商品のイメージはできましたでしょうか?
カテゴリーごとの売れ筋商品を見ると、出汁、茶葉、納豆パウダーなど和食文化を象徴する商品や、酒粕エキスや桜酵母を配合した美容液などがランクインしており、日本文化への高い関心を示していることがうかがえます。
海外進出前のマーケット分析
さて、最後に海外進出前にポテンシャルを占うマーケット分析のお話をいたしましょう。
実際の海外進出においては、商品輸送・翻訳・税金・規制・法律・銀行口座開設など多くの作業が発生します。これらにかかる経費や手間の先行投資を回収できる可能性があるかどうかを進出前に分析する必要があり、全ての肝となるのがこの「マーケット分析」です。
「マーケット分析」は「JAPAN STOREプログラム」を活用して海外進出をすべきかどうかの判断にも直結しますので、皆様の参考になるよう「マーケット分析」の一例を解説いたします。
※大前提として、進出先国の規制や法律など販売を妨げる問題がない状態として解説いたします。
1.マーケットサイズを知る
Amazonでいうマーケットサイズとは「検索回数または出品数」と同義です。
実際にアメリカやイギリスのAmazonマーケットプレイスのページで商品に関連したキーワードで検索してみましょう。実際に出品されている商品数の多少でマーケットサイズの把握を行ったり、外部ツールを使ってキーワードごとの検索回数を調べてみるのもマーケットサイズを知る最初の一歩になります。
重要キーワードの検索回数(マーケットサイズ)が分かれば、各マーケットのTOP1~5もしくは~10の商品におよその購入率を当てはめてみて、一カ月で何個くらい売れているのかという予測を立てます。
ここでの予測はあくまでざっくりした数字になるでしょうが、まずは参入する価値があるほどのマーケットが存在しているかどうかの確認が重要になります。
2.ターゲットキーワードを知る
競合となる商品ページで使われているキーワードを確認し、現地で実際に使われているキーワードを知る必要があります。
これについても外部ツールを使って調べることもできますが、ツールが無い場合は、Amazon上で実際に商品ページを複数確認するだけでも頻発キーワードや傾向を見つけることができます。
3.商品に適切なカテゴリー分類を調べる
アメリカやイギリスの現地で、実際に競合他社がどのようなカテゴリーに分類されているか調べましょう。
場合によっては、似たような商品でもそれぞれ違うカテゴリーに分類されていることもあるので、「自分の商品はどちらに分類する方が適切なのか」、「優位になるのか」という観点で考えて、商品登録時のブラウズノードを指定する際に考慮した対応をオススメいたします。
4.競合他社の強み・弱みを調べる(自社商品の優位性/差別化ポイントを見出す)
●レビューを読む
競合他社の商品レビューに目を通すことで、競合他社の「強み」やユーザーが不満に思っている競合他社の「弱み」の分析を行うことができます。それらを自社商品であれば解決できる=優位性を見出す」へつなげることができます。
●商品を購入してみる
実際に競合他社の商品をアメリカやイギリスから購入してみることで、商品の品質・パッケージ・同梱物の有無・保証内容など、商品ページ上から判断や分析ができない多くの情報を得ることができます。
それらをもとに、「自社商品はどういった優位性を訴求できるのか」、「どの部分で競合他社を上回りシェアを奪えるのか」という根拠を作る事に役立ちます。
※競合他社がAmazon上で日本向けに国際輸送していない場合は、以下のような輸入代行会社を利用することで日本に輸送することができるのでオススメです。
<利用手順の概要>
①上記どちらかの会社でアカウントを作成いただきます。
②Amazonアメリカで商品を購入、配達先に輸入代行会社の住所(アメリカ国内)を記載します。
③商品が輸入代行会社に届き次第、日本の住所に転送してもらうよう、管理画面から依頼をします。
④日本で商品を受け取るという流れです。
5.マーケット内でのポジショニングを知る
実際参入したときに、自社商品の価格・品質・機能や効果・レビュー数・商品ページのクオリティなどの観点から「どの競合商品からシェアを奪えるか」という観点で予測を立てます。この予測は未来予測になるので正確性を突き詰めることは困難になりますが、何度も行えばより正確性を高めることはできるでしょう。
6.販売数(損益分岐点)をシミュレーションする
上記いくつかの分析を行ったうえで、実際に月間で商品が何個くらい売れそうかというシミュレーションを商品ごとに行います。
ここでは、ある程度の販売価格や、必要経費を含めた上でシミュレーションします。
期間は最初の6~12カ月程度のスパンで、どの時点で損益分岐に達するのかというシミュレーションにもつながるため、これにより最終的な進出の可否を決定します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
JAPAN STOREという一つのサービスに関連して、考えることや調べることは非常に多いため、色々と困惑する場面も多いかと思いますので、今回解説したことも含めて是非、自社商品の海外進出へお役立ていただけますと幸いです。
まとめますと、
1.JAPAN STOREプログラムは日本貿易振興機構(ジェトロ)とAmazonによる、日本企業の海外進出を支援するプログラムであり、アメリカ、もしくはイギリスのマーケットプレイスの特設ページにて日本企業が商品を出品・販売することが可能。
2.Amazon上での海外進出の手段になり得るが、商品が国を渡るという事は、進出先の国(アメリカやイギリス)の現地規制やルールに沿う必要があるため、本プログラムを利用する前に参加条件を満たすかや、法律、税金などの下調べが重要になる。
3.基本プランとプレミアムプランが存在し、プレミアムプランを利用することで、基本プランにはない下記のサポートを受けることができ、お得、且つ、スムーズに販売を行えるメリットがある。
★スポンサー広告のクレジット付与
★新規商品詳細ページ・商品紹介コンテンツ作成代行サービス
4.初めての海外進出の場合は、まずはアメリカ一国へ集中することがおすすめ。
5.海外進出前には、販売計画や競合調査も大切。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は、「Amazon JAPAN STOREプログラム」の【申請方法編】でした!
【概要編】につきましては、下記を併せてご覧ください。
【越境EC】「Amazon JAPAN STOREプログラム」成功事例や海外進出のアプローチ手法をコンサルタントが解説①【概要編】
https://ecnomikata.com/column/40412/
なお、「海外進出」についてより詳しく聞きたい場合は、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
⇒ https://bit.ly/2omhn4b
Amazonは単に出品しただけでは、売れる商品も簡単には売れません。
“Amazonに最適な施策”を効果的なタイミングで実施することが大切です。
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■クライアント対談インタビュー記事 ( ECのミカタ )
https://ecnomikata.com/original_news/27993/
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– 今までのAmazon、これからのAmazon –
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・【越境EC】「Amazon JAPAN STOREプログラム」成功事例や海外進出のアプローチ手法をコンサルタントが解説①【概要編】
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