ブログだけじゃない! アフィリエイトメディア最新トレンド
こんにちは。アフィリエイト広告プラットフォーム「A8.net」のマーケティング担当、株式会社ファンコミュニケーションズの河崎と申します。
中小企業さま向けに、アフィリエイト広告の基本要素を「専門用語を使わずに」「わかりやすく」「中立に」お伝えするコラムを、全6回に分けてお送りしています。
第5回のテーマは「ブログだけじゃない! アフィリエイトメディア最新トレンド」です。
前回は、アフィリエイト広告を出稿する企業の特徴や課題をご紹介しました。今回は、広告掲載先であるメディアについてご紹介します。
「メディア」とは?
そもそもアフィリエイト広告における「メディア」とは、インターネット上でWEBサイトやSNSを運営している法人・個人の総称を指します。
一般的には個人でアフィリエイト活動する方を「アフィリエイター」と呼ぶことも多いでしょう。しかし実際には、法人でWEBメディアを運営する企業や、複数のインフルエンサーを抱える企業などもアフィリエイト広告を実施しているため、弊社では「メディア」と総称しています。
メディアが自身の運営するサイトやSNSに広告を掲載し、その広告経由でユーザーが購入や申し込みなどを行った際に、はじめて広告収益が発生します。個人事業として生計を立てられるほどの人もいれば、お小遣い稼ぎとして気軽に取り組む人もいます。法人事業においては、いわゆるメディア事業として、ビジネスの一貫としている事業者も少なくありません。
A8.netで活躍中のメディアについては、下記の資料でも詳しくまとめています。
業界別の売上比率や平均コンバージョン率なども公開しておりますので、お役立てください。
ブログだけじゃない! アフィリエイト広告の主要メディア4種類
アフィリエイト広告と聞くと、「ブログに掲載する広告」というイメージはないでしょうか。
答えは、一部正解です。ただし現在において、「アフィリエイト=ブログ」という考えは、アップデートする必要があります。ここでは、主要なアフィリエイト広告のメディアを4種類ご紹介します。
SEOメディア
SEOメディアは「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」など、ネット検索の結果に表示されるWEBサイトから集客を行うメディアです。いわゆる「アフィリエイター」と呼ばれる個人ブログや、法人運営の大型比較サイトもSEOメディアに分類されます。
インターネットの検索手段において、最初にGoogleやYahoo!といった検索エンジンを使う人が大半でしょう。コンバージョン発生までは数カ月ほど時間がかかるものの、SEOメディアへの掲載数が増えれば、安定した売上が確保しやすくなります。
また、複数のSEOメディアを活用し、さまざまなキーワードの検索結果で自社商品を紹介してもらうことで、検索ユーザーの取りこぼしを防ぐ役割があります。
【EC初心者必見】SEOメディアとは?アフィリエイト広告の王道を1から解説
SNSメディア
SNSメディアは、YouTube、Instagram、TikTokといった各SNSを使って集客を行うメディアです。
瞬発的な情報拡散力があり、投稿したコンテンツが「いいね!」や「シェア」などで拡散されることで、一気に多くのユーザーにアプローチできます。商品やサービスをまだ知らない、認知段階のユーザーに効果的な一方、直接的な売上拡大はやや見込みにくく、安定的な売上は難しいことがあります。
通常、インフルエンサーに投稿を依頼する場合、「1フォロワーにつき2~3円」といったフォロワー単価によって施策費用が決まることが多いですが、アフィリエイト広告の場合、それらを成果報酬型で実施できる点も特徴です。(メディアにより一部固定費が必要な場合もあります)
SNSメディアについては、下記のコラムでも詳しく紹介しています。
【広告主向け】アフィリエイト広告におけるSNSの活用方法とは?【注意点も紹介】
ポイントメディア
ポイントメディアは自社で会員を抱えており、会員がサイト経由で買い物を行い、その一部をポイントとして還元することで集客、収益をあげるメディアです。「ポイ活」などに想起されるサイトがこれらにあたります。
会員は「ポイント還元のお得感」をきっかけに購入や申し込みを行うため、ポイントメディア経由のユーザーは購入や申し込みのハードルが低く、認知拡大よりも売上拡大を得意としたメディアといえます。プロモーションによっては2、3日で数百件規模のコンバージョンが生まれることも珍しくありません。一方で、ポイント還元だけを目的に購入や申し込みを行う一部ユーザーもいるため、ポイント上限の設定など、運用時の工夫が必要です。
ポイントメディアについては、下記のコラムでも詳しく紹介しています。
【広告主向け】ポイントサイトとは?アフィリエイト広告活用法を紹介
アドメディア
アドメディアは、メディアのなかでも最も特殊な存在かもしれません。
アドメディアとは、メディア自身がリスティング広告やSNS広告(=AD、アド)などを活用し、集客を行うメディアです。
検索結果ページの上部や、各SNSプラットフォームの広告枠に掲載し、コンバージョンに直接アプローチします。ポイントメディア同様、売上拡大を得意としており、短期間で数百件単位のコンバージョン獲得も期待できます。
掲載にあたって固定費必須などのルールはありませんが、アドメディアはいわば「自腹で広告費を払っている」状況のため、商品提供や報酬増額などで支援すると良好な関係を築けるでしょう。
アフィリエイトのメディアトレンド(SEOのみ→SEO・SNSなどの複数集客)
最後に、直近のアフィリエイト広告のメディア状況をご紹介します。
SEOについて、昨今は検索結果上位に法人運営のメディアが上位表示される割合が多くなり、法人運営のメディアが個人より優勢と言われています。また、「SEOコアアップデート」と呼ばれるGoogleの検索システムの見直しにより、上位表示すること自体の難易度が年々高くなっています。
そのため、多くの個人メディアはSEO単体ではなく、(SEO+SNS)(SEO+リスティング広告)など、リスクヘッジとして複数の集客経路を作るケースが増えています。
とはいえ、個人メディアだからこその深い消費者目線のコンテンツは、製品のファンを増やす上で不可欠であり、企業に代わってユーザーの細かなニーズに答えてくれる貴重な存在です。サービスについてのわかりやすい資料や商品提供を行うなど、法人個人のメディアを問わず、丁寧なコミュニケーションを行う企業がアフィリエイト広告の成功を左右します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、主なアフィリエイトメディアを4種類ご紹介しました。
SEOメディアだけでなく、SNS、ポイントなど、さまざまなメディア掲載を成果報酬型で実施できる点は、あまり知られていないこともあるため、本コラムで知見が広がれば幸いです。
最終回である次回は、「エンドユーザーの購買体験とアフィリエイト広告の提供価値」について、お話したいと思います。
弊社「A8.net」のHPでは、アフィリエイト導入企業の事例なども詳しくご紹介しています。少しでもアフィリエイト広告にご興味を持たれた方は、ぜひのぞいてみてください。