第2回:自社(本店)ECサイトで売上増加のためにおさえておきたい10のポイント4〜7【全3回】

寺田 昇平

出店者様必見!
「自社(本店)ECサイトで売上増加のためにおさえておきたい10のポイント」を3回にわたって掲載いたします。

アクセスから転換率、単価、リピート施策まで売上増加の基礎をお伝えしていきます!

第1回:自社(本店)ECサイトで売上増加のためにおさえておきたい10のポイント1〜3
https://www.ecnomikata.com/column/9259/

第3回:自社(本店)ECサイトで売上増加のためにおさえておきたい10のポイント8〜10
https://www.ecnomikata.com/column/9262/

point4. 自社サイトで広告の費用対効果を決定するLTV算出からの目標CPA決定

point4. 自社サイトで広告の費用対効果を決定するLTV算出からの目標CPA決定

LTV(ライフタイムバリュー)とは、お客様1獲得(1新規購入)により生み出される売上の総額のことを言います。

例えば、初回購入で5000円の商品を購入した顧客が、その後1ヶ月ごとに毎月5000円の商品を購入し続けると、1年間で5000×12=6万円の売上をもたらします。

つまり、初回購入で生み出される利益以上の広告費をかけて1獲得をしても、数ヶ月後には費用に見合った効果が得られるということです。

まずは自社ECサイトのLTVを算出(想定)し、そこから広告にかける1獲得の目標CPA(1獲得にかける広告費)を算出しましょう。




point5. 自社サイトで効果をだす広告の選定

point5. 自社サイトで効果をだす広告の選定

広告で重要なことは「費用対効果」と「ボリューム」です。
広告の実施前に「費用対効果がそもそも合うのか」、そのために「どの広告を選択するのか」の2点をしっかりと判断しましょう。

各広告を分類すると上記のような特徴があります。
※キーワードやカテゴリによって変動するため、目安として判断してください。





point6. CVR増加にはストーリーが重要

point6. CVR増加にはストーリーが重要

CVR(訪問数あたりの購買につながった確率)を上げるためには、ターゲットとなるユーザーがサイトを訪問してから購入に至るまでの流れをしっかりと把握する必要があります。

その流れを把握した上で、購入の妨げになる要素を減少させ、購入を後押しする要素を増加させていきます。

CVRの増加を図るために、サイトデザインを修正するケースがよく見受けられますが、必ずしも課題がデザインだけとは限りません。

売れている店舗のやり方をそのまま真似したり、とにかく多くの情報を載せたりするのではなく、あなたの店の商品を買うためのストーリーをしっかりと描き、ページや価格、送料条件などを整えることで、ターゲットのユーザーが「買うべき理由」を作っていく必要があります。




point7. CVR増加にはかご落ち対策が効く

point7. CVR増加にはかご落ち対策が効く

ユーザーが、商品を一旦カートに入れたものの、結局購入せずに終わってしまうことを、かご落ちといいます。
このかご落ち率の平均値は50%~60%ともいわれており、かごに入れたけれども購入しない人が半数以上存在することを示しています。




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著者

寺田 昇平 (Shohei Terada)

2005年3月、大学在学時に日本製品の海外販売をWebで開始。2007年5月、株式会社サイバーエージェントに入社し、在庫を持たずにネットショップを行うことができるドロップシッピング事業に従事。2007年10月、価格比較サイトECナビでショッピング部門に配属後、2010年1月のモバイルのショッピング周りの事業の責任者となる。2011年10月に株式会社Flesselを設立し、代表取締役に就任。大手携帯キャリアのポイントショッピングモールの構築や運営、大手ECサイト内のコンテンツ制作などを行う。その後、株式会社VOYAGE GROUPにてDSPや広告周りの事業に従事し、2016年1月に株式会社JSコンサルティングの代表取締役に就任。

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