第1回:楽天売上増加のためにおさえておきたい10 のポイント1〜3【全3回】

寺田 昇平

楽天出店者様必見!
「楽天売上増加のためにおさえておきたい10のポイント」を3回にわたって掲載いたします。

アクセスから転換率、単価、リピート施策まで売上増加の基礎をお伝えしていきます!

第2回:楽天売上増加のためにおさえておきたい10 のポイント4〜7
https://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8574/

第3回:楽天売上増加のためにおさえておきたい10 のポイント8〜10
https://ecnomikata.com/column/8575/

point1. 重要な指標を明確にして、各指標ごとに課題と伸びしろを把握!

point1. 重要な指標を明確にして、各指標ごとに課題と伸びしろを把握!

ネットショップの売上の方程式は上記の「重要指標」で表すことができます。
販売する商材や事業のフェーズによって、上記の各項目における重要度・優先度が変わります。

例えば、
・アクセス数が少ないと、正確なCVR(転換率)や客単価が判断できないため、まずはアクセス数増加を優先します。
→自社の各指標の規模によって、優先解決すべき指標を明確にしましょう。

・商材によって、リピート率の重要度が変わってきます。
「健康商品やコスメのようなリピートにより売上を積み上げていく商材」
「食品やアパレルのように一定期間をおいてリピートする商材」
「パソコンやテレビなどのように一度購入してから次の購入までの期間が長い商材」
→自社の商材のリピート特性を把握して、リピート率と他指標を比べて、それぞれの解決優先度を明確にしましょう。




point2. 楽天での新規アクセス数を増加するには、楽天検索結果経由から!

point2. 楽天での新規アクセス数を増加するには、楽天検索結果経由から!

楽天店へのアクセスは上記の経路で構成されることが多く、その中で新規顧客を獲得するには「楽天の検索結果からのアクセス」を増加させる必要があります。

楽天でのアクセス数が多いショップは、楽天検索結果から多くの新規アクセスがあり、リピート顧客による購入履歴や直接のアクセスが多い傾向にあります。
また特定のカテゴリでは、ランキングからのアクセスも多い場合があり、一方でGoogleやYahooの検索結果からのアクセスは、検索ロジックの変更などにより、徐々に減少傾向にあります。

まずは、楽天の検索結果からのアクセス増加に注力をしましょう。




point3. 楽天検索結果上位表示(楽天SEO)での重要な4要素へ対策

楽天の検索結果上位に表示するためには多くの要素が影響していますが、特に下記4つの要素が重要だと考えられています。

1. 商品名、キャッチコピーなどの商品データ
2. 商品の売上
3. 商品のレビュー数
4. 商品のレビュー点数

2015年の中旬以降、楽天検索ロジックの大きな変更が数ヶ月ごとに行われています。
2015年末頃までは、商品のレビュー数が非常に重要でしたが、2016年の3月時点では、商品のレビューに加え、商品の売上が非常に重要になっているように思えます。

▼1. 商品名、キャッチコピーなどの商品データ
検索される可能性があるキーワードの入れ込みや順序の最適化、半角スペースの活用など。

▼2. 商品の売上
広告などで一時的に売上増加を図りますが、費用対効果をしっかりと見定める必要があります。

▼3. 商品のレビュー数
2015年末にレビュー特典に関する楽天側の規制が強化されましたが、レビュー数を増やす手段はあります。

▼4. 商品のレビュー点数
1点などの低い点数がつくと、順位が大幅に低下する可能性があるため、低いレビューが付きにくい構造を作る必要があります。




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著者

寺田 昇平 (Shohei Terada)

2005年3月、大学在学時に日本製品の海外販売をWebで開始。2007年5月、株式会社サイバーエージェントに入社し、在庫を持たずにネットショップを行うことができるドロップシッピング事業に従事。2007年10月、価格比較サイトECナビでショッピング部門に配属後、2010年1月のモバイルのショッピング周りの事業の責任者となる。2011年10月に株式会社Flesselを設立し、代表取締役に就任。大手携帯キャリアのポイントショッピングモールの構築や運営、大手ECサイト内のコンテンツ制作などを行う。その後、株式会社VOYAGE GROUPにてDSPや広告周りの事業に従事し、2016年1月に株式会社JSコンサルティングの代表取締役に就任。

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