ヤマトの受取ロッカー、阪神電車の駅にも設置決定!

ECのミカタ編集部

阪神電車にヤマトのオープン型宅配ロッカー設置

 阪神電気鉄道株式会社(以下、阪神電気鉄道)、株式会社阪神ステーションネット(以下、阪神ステーションネット)、株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神(以下、エキ・リテール・サービス阪急阪神)が、9月1日より「オープン型宅配ロッカー」を利用した荷物の受け取りサービスを開始することを発表した。

 オープン型宅配ロッカーは、阪神電車の一部の駅構内及びその近隣場所に設置される。

再配達の問題解消へ

 設置されるロッカーは、ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)とフランスのネオポスト社が合弁で設立したPackcityJapan(パックシティジャパン)株式会社(以下、PackcityJapan)のオープン型宅配ロッカーである。

 このロッカー、ヤマト運輸の荷物だけではなく、佐川急便株式会社(以下、佐川急便)や日本郵便株式会社(以下、日本郵便)の荷物も受け取ることができるのだ。ロッカーを通して荷物の受け取りを行えば、利用者は自ら荷物を受け取るため、“再配達”の問題を解消することが可能になる。

 3社は、このオープン型宅配ロッカーを使い、まずはヤマト運輸の会員であるクロネコメンバーズを対象としたサービスを提供する。自宅で荷物を受け取ることができなかった際に、荷物の再配達先として利用できるようになる。今後PackcityJapanでは、佐川急便や日本郵便といった他の宅配事業者の荷物の受け取りや、ECで商品を購入した際の初回配達時の受け取りも可能になる予定で進めている。

 そしてこのヤマト運輸のオープン型宅配ロッカーは、9月1日から西宮駅の近隣の駐輪場へ設置される。その後9月中には、芦屋駅、大石駅、西灘駅の駅構内へも設置する予定である。

受け取りサービス充実のニーズ

 株式会社ジャストシステムが発表した『ネットショッピング実態調査』によると、ECサイトで購入した商品をコンビニや配送会社の営業所などで「店頭受取」した経験がある人は32.9%であった。この結果から、自宅以外でも荷物を受け取ることができるサービスは、需要が高まってきていることが伺える。実際にヤマト運輸のオープン型宅配ロッカーも、JRの主要な駅や京阪電気電鉄の駅などへの設置が増えている。

 ヤマト運輸のオープン型ロッカー設置は、“再配達”の問題を解決へ導くだけでなく、阪急電車を利用する人々の利便性を上げていくことだろう。

ヤマト、オープン型宅配ロッカー提供の意図
JRの駅へ、宅配ロッカー設置
店頭受取と宅配ロッカーは利用されているのか


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